権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】いまの職場、ラスト3か月

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参考:いまの職場、ラスト3か月 「もう辞めてやる!」と思ったときに読む本/渋谷文武/著 本・コミック : オンライン書店e-hon

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、渋谷文武(しぶや ふみたけ)さん著書

いまの職場、ラスト3か月』です。

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引用元:渋谷文武オフィシャルブログ

 

株式会社インタメプロダクション代表取締役

企業・個人を問わず幅広い層へのコンサルティングをされており、多数の講演実績をお持ちでいらっしゃいます。



本書につけられたユニークな副題は、「もう辞めてやる!と思ったときに読む本」。

仕事がうまくいかず、いまの会社を辞めてしまいたい。

そう考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

著者の渋谷さんは、ご自身の経験から次のように感じているそうです。

 

「もう辞めたい!」「限界!」と思ったときが、じつは最大のチャンスであるということです。

限界を感じているあなたが、大きくジャンプアップできる鍵が「3か月」なのです。

 

 

会社を辞めること自体は恥ずかしいことではない。

ただ、辞める前の最後の3か月をどのように過ごすかで、今後のキャリアに大きく影響するといいます。

本書では渋谷さんの体験を交えて、大きなステップアップを遂げるための、ラスト3か月の働き方を紹介しています。



毎朝、スティーブ・ジョブズになる

 

もし、3か月後に会社を辞めてしまおう!と決めたら、どのような気持ちで仕事にのぞめばよいでしょうか。

 

渋谷さんは、かの有名なアップルの創業者、スティーブ・ジョブズに自分自身がなるという方法を挙げています。

つまり、『今日、人生が最後の日だとしたら、いまの職場で何をするだろうか?』と自問しながら仕事をするのだそうです。

 

いつでもできる、という気の緩みからくる甘えを排して、本当に最後の1日であるかのように仕事に集中します。

そうすると、あいさつや職場の人との関わりに心がこもり、ひとつひとつの仕事を全力でするような気がしませんか。

 

この心構えで3か月働き続けると、職場の人たちからは高い評価を得られるでしょう。

職場環境が劇的に良くなり、転職してもしなくても、仕事にやりがいと楽しさを見い出せる自分に変化できると渋谷さんはいいます。

お金を払ってでも、その仕事がやりたい!

 

また、社会人が仕事に対してどう向き合っているかを、次の6つに分類しています。

 

1.つらい、苦痛

2.退屈

3.普通

4.わりと好き

5.報酬が無料でもやりたい!

6.お金を払ってでもやりたい!

 

皆さんは、自分がどのタイプにあてはまると思いますか。

また、一緒に仕事したいと思える人は、どのタイプでしょうか。

 

渋谷さんは、自分がラスト3か月で6番のタイプになろう!といいます。

 

本当にお金を払うことはないと思いますが、6番のように思っている人の仕事ぶりは突出しています。

時間や手間を惜しまないどころか、その仕事が好きで楽しくてやっているので、苦痛や犠牲、努力しているなどと感じていない場合がほとんどだそうです。

したがって6番のタイプの人は、仕事で大きな結果をつくり、職場の人や顧客と良好な関係を最も築きやすいのだといいます。

 

本当につらいと感じる仕事なら辞めてしまってもいいのですが、辞める前に、仕事に情熱を傾ける自分をつくってみてはいかがでしょうか。

 

ラスト3か月は目の前の仕事で、お金を払ってでもやりたいと思える部分を探してみましょう。

そう思えるように、仕事に取り組んでみましょう。

 

どこでも通用する、"自分"というブランド

 

会社を続けても、転職しても、あるいは独立起業しても、「"あなた"だからこそお願いしたい」と思われるような自分というブランドを確立することが大切だそうです。

 

「自分ブランド」は、仕事の実績や自分の強みから測られる「仕事の魅力」と、人柄などその人自身の「人間的魅力」の2つからなるといいます。

特に「人間的魅力」は、職種を問わずどこでも通用する大きなポイントだと思います。

 

・笑顔

・明るい

・元気

・ポジティブな言葉を使う

 

これらの要素は、「自分ブランド」をつくる上でパワフルかつすぐに実践できる内容であるといいます。

ラスト3か月は、「あなたにお願いしたい」と多くの人が集まるような自分に近づくチャンスでもあるのですね。



私が本書から学び気づいた点は、渋谷さんが一貫して「他人や環境のせいにしないで、自分が変わることによって結果を変えてきた」ということです。

 

私もメンターから「目の前で起きている結果の原因は、すべて自分にある」と、何度も何度も教わってきました。

かつては私も、うまくいかないことや不都合なことに遭遇した時には、状況や周りの人のせいにしたくなる気持ちもありました。

 

それでも、欲しい結果のために自分自身を変化させつづけてきました。

今もなお、理想の成果に向けてまだまだ変化の最中だと思っています。

 

 

自分を変えるには長い時間がかかると感じています。

でも、変化した先には、これまでにはなかった新しい体験や人との出会いが待っている。

そのように想像すると、未来に期待できて、新しい1歩を踏み出せるのではないでしょうか。

 

次のステップへ大きく背中を押してくれる、素敵な1冊でした。

 


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【本】残業ゼロのノート術

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4866630647/

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、石川和男(いしかわ かずお)さん著書『残業ゼロのノート術』です。

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引用元:石川和男流人生逆転術「30代で人生を逆転させる1日30分勉強法」 | 石川和男「仕事が速いリーダーになるための習慣ブログ」

 

石川さんは建設会社の総務部長を務めながらも、講師、税理士、出版など、なんと現在は5つの仕事を掛け持ちされています。

驚きですね。

 

もともとは残業漬けの日々を送られていたそうです。

しかし20代後半のときに残業を一切やめて、働きながら税理士の資格を取得されます。

そこからさらに定時後の時間を有効に活用できるようになり、仕事の領域を広げられたそうです。

 

資格の勉強のため、そして現在も5つの仕事をしながらプライベートを充実させるため、石川さんの「残業ゼロ」の働き方を可能にした秘訣が、独自のノート術、通称「やることノート」だといいます。

 

いかに残業をゼロにして、自分の時間を生み出すか。

本書では、「やることノート」の作り方とその活用法を紹介しています。


残業をゼロにする「やることノート」

 石川さんが紹介する「やることノート」は、いたってシンプルなものです。

 

『やることをノートにすべて書き出し、終わった順に、赤ペンで丸をつける』

 

これだけ?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

細かいコツはぜひ本書をお読みいただきたいのですが、この"ノートに書き出す"という行為が大きなポイントです。

 

本書を読み、私がそのように感じた理由を挙げたいと思います。



  • 頭を「覚える」ために使わない。「考える」ために使う。

 

  やることをすべて書き出しているので、次に何をするかを覚えておく必要がありません。

  余計な脳の負担を減らして、目の前の仕事を終わらせるために"考える"ことに集中できます。



  • 達成感(やり終えた、という自己承認)

 

  タスクを終えるたびに赤ペンで丸をつけるので、仕事の進み具合がひと目でわかります。

  その日やることをすべてやり終えたときの達成感は、自信をもたらしてくれます。



  • やることの細分化(明確化)と期限設定により、確実にスピードが上がる

 

  「やることノート」には、必要に応じて仕事の内容を細分化して書くことがコツだそうです。

  やることが明確になり、また15分単位で区切った期限を設けることで、仕事のスピードに差が出ます。



そして何よりも、残業をゼロにする最も大きな価値が「自分の将来のために時間を使える」ことだと思います。

「やることノート」によって税理士になるという夢を叶えた石川さんは、本書でこのように綴っています。

 

これまで残業によって消費されていた時間を、自分の新たな仕事につながるようなことの習得につなげてほしいのです。

そこまで明確な目標がなく、資格試験にもとりあえず興味がないのなら、いろいろな本を読んでみることもお勧めします。

 

私自身、会社員で営業の仕事をしていたときは、毎日深夜2時まで残業をしていました。

ですが、起業の準備をはじめてからは一切の残業をやめて、自分の将来のために時間を使うようにしました。

 

もちろん、定時までに会社の仕事を終わらせるのは楽ではなく、苦労したりいろいろ工夫しました。

もしあの頃の私が「やることノート」を知っていたら、どんなに救われたことでしょう。

 

私も現在は複数の事業に取り組んでおり、日々の仕事量は多いです。

私はToDoリストをつくって、その日にやることをすべて終えてから寝るようにしています。

「今日もやるべきことを全部やった」と自分を認めることができるので、仕事がとても楽しいです。



1冊のノートが、自分の将来につながっていく。

本書からは、多くの学びと大きな可能性を得ることができました。

 

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【本】天才を殺す凡人

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4532322537

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、北野唯我(きたの ゆいが)氏著書『天才を殺す凡人』です。

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引用元:https://twitter.com/yuigak

 

大手広告会社、外資系企業勤務を経て、現在は株式会社ワンキャリアの最高戦略責任者を務められます。

ベストセラーとなった『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』の著者でもあります。

 

本書『天才を殺す凡人』は、北野氏の公式ブログの内容が書籍化されたものです。

事業開発を経験された北野氏は、「すべてのプロセスにいる、今挑戦しようとしている人」のためにこの本を書かれたそうです。

 

(北野氏の公式ブログはこちらです)

yuiga-k.hatenablog.com


働く人の3つの才能

本書では、働く人の才能を3つに分類しています。

 

天才(創造性)…独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人

秀才(再現性)…論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人

凡人(共感性)…感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける人

 

皆さんは、ご自身は3つのうちのどれに近いと思うでしょうか。

また、それぞれに当てはまるような人が身近に思い浮かぶかもしれませんね。

 

組織においてはどの才能も必要とされるのですが、判断の軸など価値基準の違いから、互いに阻害し合うことも多いといいます。

反対に、自分の才能を正しく理解したり、あるいは複数の才能を持つ存在によって、活かし合うこともできるのだそうです。

 

3つのタイプの特徴や、どのようにして自分の才能を活かせばよいかを、凡人の青年を主人公としたストーリー形式で紹介しています。

新しい視点や考え方を学べる内容ですので、興味を持たれた方はぜひ手に取っていただきたいと思います。



私が本書で特に感銘を受けたのは、主人公が自分の才能を理解し、凡人の最強の武器である「自らの言葉」を使う場面です。

 

事業存続の危機の中、主人公が自分の思いを会議でプレゼンします。

彼のありのままの言葉は、徐々にプレゼンを聞いている人たちの共感を呼び起こします。

物語のハイライトのひとつで、特に読んでいただきたい内容です。

 

人生で初めて、自分の言葉で人の心を動かせたのかもしれない。

そう思うと、グッときた。

 

 

私自身、凡人に属する人間だと思っています。

今でこそ会社を経営しておりますが、もともとは会社員で土台もなく、独創的なアイデアも持っていませんでした。

 

メンターに弟子入りしたばかりの頃は、まだ目に見える大きな結果はありませんでした。

起業を志した私が、その頃に唯一伝えることができたものは、

「これから絶対に結果をつくるから!」

「必ず約束を守るから!」

という自分の思いだけでした。

 

自分の思いを自分の言葉で伝える体験は、私が最も仲間と分かち合いたい感覚のひとつです。

私自身、思いが伝わって嬉しかった経験、伝わらなくて悔しかった経験をたくさん味わいました。

だからこそ、主人公の懸命な姿には心が奮えましたし、彼のようなチャレンジがメンタルを分厚くし、人としての魅力を高めるのだと確信しています。



凡人は、人の気持ちを理解することに長け、魂を揺さぶる「自らの言葉」を使える。

新しいチャレンジに向けて背中を押してくれる、素敵な1冊でした。

 

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【本】仕事が変わる!「アゲる」質問

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4866630531

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、板越正彦(いたごし まさひこ)氏著書『仕事が変わる!「アゲる」質問』です。

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引用元:https://www.businesscoach.co.jp/coach/

 

板越氏は、世界的企業インテルの元執行役員です。

在職中にコーチングの資格を取得されて独立、現在はベンチャー向けのコンサルティングや大学院で講師を務めるなど、幅広くご活躍されています。

 

インテルでは社内トップクラスの業績を上げられますが、部下が上司を評価するという独自の制度において、板越氏は最低評価を受けてしまいます。

そこからご自身の部下に対する関わりを変え、評価と業績を大きく回復されます。

そして、同社のトップ0.5%に属するリーダーに2度選出されたそうです。

 

部下から厳しい評価を受けた板越氏が変化されたきっかけが、本書のタイトルである「アゲる質問」だといいます。


「アゲる質問」と「サゲる質問」

下記は本書の冒頭の内容ですが、身近に感じられる方も多いのではないでしょうか。

  

「宿題はもう終わったの?」

誰しも、子どものころに一度は耳にしている質問です。

あなたも、このひと言を言われたとたん、どんなに上機嫌でも一気に気持ちは落ち込んだのではないでしょうか。

 

このように、質問に強制や批判の要素が含まれたり、聞き手が怒られていると感じるような質問を、板越氏は「サゲる質問」と呼んでいます。

 

「サゲる質問」は、仕事の生産性やモチベーションを下げます。

板越氏が低い評価を受けた原因は、部下に対して無意識のうちに『こんなこともわからないの?』といった「サゲる質問」ばかりをしていたからだそうです。

 

反対に、質問の仕方を少し変えるだけで、生産性やモチベーションを上げる「アゲる質問」になるといいます。

先の宿題の例では『今日はどんな宿題が出たの?』と尋ねれば、相手を追い詰めずに、関心を寄せていることが伝えられるのだそうです。

 

本書では、板越氏がコーチングによって培われた「アゲる質問」を、豊富な具体例を交えて紹介しています。


「アゲる質問」の特徴

私は本書を読み、「アゲる質問」には次のような特徴があると学びました。

 

・質問者が答えを示さずに、聞き手に答えを考えさせる

・全身が耳になったつもりで、相手の話を真剣に聞く

・否定的な言葉遣いは避けて、「どうやったらできるか?」という生産的な表現にする

・質問者が望む答えに誘導しない

・適度な距離感で、相手をサポートする

 

「アゲる質問」の表現を学ぶことも大切です。

ですがそれ以上に、本当に相手に関心を寄せているかどうかが言葉や態度に表れるので、相手に興味を持つことがとても重要だと感じました。


自らの改善点を質問する?

また、私が板越氏の講演を拝聴したときに、印象に残っている場面があります。

「組織をより良くして、成果を上げるためにはどうすればよいか」という、ある経営者の問いに対して、板越氏は次のように答えられました。

 

『組織のメンバーに、自分がどこを直したらよいかを、質問してみてはいかがでしょう。』

 

経営トップが改善すべきポイントを、組織の仲間に自ら尋ねるというのは、かなり勇気が要ることかもしれません。

しかしそれが必ずよい結果をもたらすのだと、板越氏はご自身の経験からお話をされたのです。

大きな結果をつくられてもなお謙虚な姿勢に、私は非常に感銘を受けました。

 

私自身、仲間たちとは対等な関係で仕事をしていますが、組織のリーダーとして矢面に立って、仲間たちを引っ張っていく場面も多いです。

本書からの学びを活かして、仲間と一緒にさらに大きな結果をつくります。

 

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【スピーチ】人を惹きつける話し方

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回は、スピーチの動画を紹介します。

まずはこちらをご覧ください。

 

ジュリアン・トレジャー「人を惹きつける話し方」

www.ted.com

ジュリアン氏はイギリス出身で、音楽や出版業界の仕事を経たのち、音に関するコンサルタント会社を設立されます。

ミュージシャンとしてのキャリアも長く、音のプロフェッショナルです。

 

この動画では『人間の声は、世界で最も力強い音だ』と語るジュリアン氏が、聞き手を惹きつける話し方について、実演を交えながらプレゼンしています。

10分という短いスピーチの中にも、興味深い内容がたくさん詰まっています。


このような話は聞きたくない!

まず、相手が聞きたくなくなるようなことは話さないよう、話者としての習慣を変えようと提案をされています。

 

・うわさ話をする

・批評する

・ネガティブな内容

・不平を言う

・言い訳をする

・誇張する、嘘をつく

・独善的になる(事実と意見を混同する)

 

不満や愚痴などを話してしまった経験は、誰もがあるのではないでしょうか。

話を聞く側からすれば、もっと聞きたいという気持ちにはなりませんよね。


聞く人が興味を持つ話し方とは

ジュリアン氏は、私たちの話に聞き手が興味を持ち、より伝わるようになる4つのポイントを紹介しています。

 

・正直であること

・素直さ

・誠実さ

・愛(他人の幸せを願う)

 

話している内容そのものよりも、話し手がどんな思いで言葉を発しているのか、聞き手は敏感に感じ取ります。

言葉(言語)に表れないニュアンスは、話しているときの音、つまり「声」に表れているのですね。

 

動画の中でジュリアン氏は、声の高さ、抑揚、話すスピードなどのポイントを挙げて実演されています。

話し方を少し変えるだけで、聞き手が受ける印象がガラッと変わるのが分かるかと思います。

 

最後には、よい声を出すためのエクササイズを観客と一緒におこなっています。

プレゼンで紹介された内容はすべて、トレーニングを積むことで誰でも改善できるのですね。



私が起業を志したきっかけのひとつは、メンターの情熱的なスピーチです。

 

「絶対に目標を達成して人生を変えていくんだ!」という強烈な決意に感銘を受け、私もメンターのような経営者になりたいと思ったことをはっきりと覚えています。

多くの人の心が動くようなプレゼンができるようになりたい一心で、メンターの留守番電話に向かってメッセージを吹き込んで、スピーチの練習を毎日していました。

 

もちろん話し方だけがすべてではありませんが、自分の思いが相手により伝わりやすくなるように、リズム、声のトーンなど、話し方を変える大切さにも気づきました。

 

今では私自身、多くの方の前で講演をさせていただく機会に恵まれました。

起業を通じて、話し方をトレーニングしてきたことは良かったです。

とはいえ、まだまだ道半ばですので、これからもプレゼン力を磨いていきたいと思います。



とても興味深い動画でした。

スピーチでも、普段の会話でも、話し方を少し意識するだけで、大きな変化があるかもしれないですね。

 

【本】神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り(後編)

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4046023759

 

こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続きまして、星渉(ほし わたる)氏著書『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』を紹介します。

 

※前回の記事はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

前回は、「自分はこんな人だ」という思い込み(自己評価)を、求める結果にふさわしいものに書き換えることが大切であるとお伝えしました。


自信が生まれる2つの段階

さて、本書の後半には「自信」のつけ方が紹介されています。

 

『上手くいくかわからないことにも、意欲的に取り組めますか?』

こちらは著者の星氏の問いかけですが、皆さんならどう答えますか?

 

「私は自信がある」と自分で思えているでしょうか。

あるいは「正直、自信はないなぁ」と感じている方もいるかもしれません。



星氏は、自信は後天的に作り出せることができて、2種類の段階があるといいます。

 

1つは、『自分でやると決めたことが"できた"という経験をしたとき』に、自信が生まれるのだそうです。

 

どんなに小さくても構わないので、やると決めたことを"できた"と認識する(自らを承認する)のがポイントだといいます。

脳科学の言葉で「自己効力感」といい、ものごとに対して「自分はできる」と実感することが、自信につながるのだそうです。

 

もう1つが、『できることが増えて、自分自身を好きになる』という段階です。

 

"できた"という体験を繰り返すうちに、自分のプラスマイナス両面を受け容れられるようになり、未来の自分に期待を持てるようになるといいます。

どんな自分も、自分で認めてあげられる。

このことを「自己肯定感」と呼ぶそうで、自己肯定感を養うためにはしっかりとした自己効力感の土台が必要であるといいます。

 

決めたことをやると、魅力が高まる

つまり、自信をつけるための第1歩は「自分で決めたことをやる」なのですね。

小さな"できた"の積み重ねが、どんなことにも果敢にチャレンジできる自分を作り上げていく。

星氏のメッセージを読み、ますます行動を起こしたくなってきました。



私も、事業で大きな目標を達成したときに、『やると約束したことをやったぞ!』と、大勢の前で分かち合いました。

 

メンターから、結果をつくるために教えていただいた中でも最も大切な要素の1つが「決めたことをやる」だと思います。

そして、周りを惹きつけるような魅力がある人に共通しているのは、目標を達成している、つまり「自分で決めたことをやっている」であると確信しています。

 

本書を読んで、がむしゃらに目標を追いかけていたころを思い出し、また現在の新しい目標に向かって、やるべきことに向かうエネルギーがぐんと高まりました。

 

勇敢で筋肉質なメンタルを手に入れたい方は、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。

 

【本】神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り(前編)

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4046023759

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、星渉(ほし わたる)氏著書『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』です。

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引用元:星 渉@神メンタル著者(7万部突破) (@WataruHoshi1) | Twitter

 

星氏は、大手企業に勤めていたときに、東日本大震災に遭われます。

以降、本当に自分がやりたいと思ったことだけに時間を注ぎこもうと決心し、独立されます。

 

心理学や脳科学に基づいた独自のノウハウで、起業家の育成や講演活動など多岐にわたってご活躍中です。

 

本書では、私たちの気持ちの変化や行動について科学的に説明しながら、人生を思い通りにするための「メンタル」のつくり方を紹介しています。


脳は、思い込みに基づいて情報を探す

努力をしているのになかなか結果が出ない、変わりたいと思っているけど勇気が出せない。

このような気持ちは誰もが抱いたことがあるのではないでしょうか。

 

星氏によると、人間の脳は、現状を維持しよう(変化したくない)とする機能をもともと持っているそうなのです。

個人の性格とは関係なく、誰にでも当てはまることなのですね。

 

さらに脳は、今の自己評価、つまり「私はこんな人だ」という思い込みにふさわしい情報だけを認識するようにできているといいます。

つまり、「自分にできるわけがない」思っていると、できない理由を脳が探しはじめて、無意識のうちにチャンスを見過ごしてしまうのだそうです。

 

メンタル = 自己評価

逆に言い換えれば、自己評価を効果的なものに書き換えることで、望む結果に向けて行動できるようになるといいます。

 

星氏によれば、この自己評価こそが「メンタル」なのだそうです。

 

メンタルを高めると、気合と根性で踏ん張るといった感覚ではなく、勝手に行動したくなるという気持ちになるのだそうです。

これは驚きですね。



私も、メンターから「行動の積み重ねが今の結果をつくるから、望む結果から逆算した選択と行動をすることが大切」と教えていただきました。

 

私は早く大きな結果が欲しかったので、起業の準備をはじめた日から、「自分が100人の組織のリーダーだと思って行動すること」と教わったことを徹底しました。

 

今この瞬間から、100人の組織のリーダーという「未来の自己評価」で振る舞うので、はじめのうちは違和感も感じました。

それでも、今の自分とのギャップを埋めて、理想の結果を手に入れようと懸命に努力しました。

そして現在も、新しい目標に向かってメンタルを磨き続ける毎日です。



本書はとても興味深い内容が多いため、続きは後日あらためて紹介したいと思います。