権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】革命のファンファーレ

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、西野亮廣(にしの あきひろ)氏著書「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」です。

 

西野さんは芸人としてだけでなく、絵本作家としても活躍の場を広げられていますよね。

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引用元:https://matome.naver.jp/odai/2149035006952741201

(お笑いコンビキングコング 右:相方の梶原雄太さん)

本書は、ご自身の作品「えんとつ町のプペル」がどのようにして制作・広告されたのかを通じて、西野さんが大切にされている考え方と、現代の働き方に対する提案がたくさん紹介されています。

冒頭では、働き方をひとつに絞らずに、複数の職業を掛け持つことの可能性をお話されています。

 

現代は、いろいろな仕事が生まれたり、あるいはなくなったりする変化の激しい時代です。

なので、それらをひとつに決めることなく、いろいろな職業を持つことが変化の時代を生きる上で大切だといいます。

芸人として収入を得ながら絵本作家として活動できたのは、過去の常識にとらわれなかったからだと語る、西野さんだからこそのメッセージですね。

 

また、「えんとつ町のプペル」の制作費用はクラウドファンディングにより集められました。

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引用元:https://books.rakuten.co.jp/rb/14455023/

これが当時のクラウドファンディングの最高記録を打ち立てたということは、ご存じの方もいるかもしれません。

ただ、テレビに出ている有名人だからお金が集まるといった発想はなく、ちゃんと資金を集められるように必要な努力をされたそうです。

それが「信用を勝ち取ること」であると西野さんはいいます。

 

テレビタレントが本当のことを言っているのか嘘を言っているのかが、SNSなどの普及により筒抜けになるような時代に変わりつつあるため、

タレントとして「認知」されていることと、本当に「人気」を集めていることとは全く別だと感じているそうです。

お金は信用の証であり、信用を得るためには「認知」ではなく「人気」が必要。

だから個人の魅力を高めて、人気を勝ち取ることが大切であるといいます。

私も、起業をする前は大手企業で営業として一生懸命に仕事をしました。

誰にも負けないくらいの結果を作ったという自負があり、誇りも感じていました。

しかしご縁があって起業をしてからは、こう感じています。

まず、いまの自分が知っていることだけが全てではなくて、もしかするとまだ自分が知らない選択肢に、本当の理想があるのかもしれないということ。

 

そして、会社の看板ではなく個人の魅力・信用で結果を作っていくことに、大きなやりがいと価値があるということ。

視野を広げることはやはり大切ですね。

そうして発見した自分の理想を実現するために、個人の魅力を高め、信用に値する人になろうと、あらためて気づかせてくれる一冊でした。