【本】君たちはどう生きるか
引用元:君たちはどう生きるか / 吉野 源三郎【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
こんにちは、権藤優希です。
今回紹介する本は、吉野源三郎(よしの げんざぶろう)氏著書「君たちはどう生きるか」です。
引用元:「君たちはどう生きるか」はなぜブームに? 著者長男に池上彰が迫る | 文春オンライン
本屋さんに足を運ぶ度に、平積みされている本書を見かけていました。
初版はなんと1937年に出版されています。戦後には表現をわかりやすくするなどして再出版されていましたが、2017年には羽賀翔一(はが しょういち)氏により漫画化され、表紙などリメイクされた小説版と同時発売となりました。
引用元:代官山 蔦屋書店 ヤフー店 - 【漫画】君たちはどう生きるか|Yahoo!ショッピング
こんなに古い本だとは知らなかったので、驚嘆しています。
何度も再出版されていることから、永く愛されている本ということがわかりますね。
中学二年生のコペル君が主人公で、学校や友人間で起きる日常風景が小説として描かれています。コペル君が気づいたことや感じたことを、コペル君の叔父さんが”おじさんNOTE”として解説してくれています。
読了後は、「もっと早く読んでおきたかった」と思いました。
小学校高学年~中学校二年生くらいの物語なのですが、大人になっていくに連れて抜けがちな考え方や大切なことがたくさん書かれていました。
特に「人間分子の関係、網目の法則(コペル君提唱)」に感銘を受けました。
学者たちの間では「生産関係」と呼ばれるもののようです。
どういうことか、本書の例に則りお伝えしますね。
”粉ミルク”がコペル君の口に届くまでに、「牛、牛を世話する人、乳を搾る人、工場に運ぶ人、工場で粉ミルクにする人、缶に詰める人、それを運ぶ人、倉庫に保管する人、売る人、広告する人、買う人」など数えきれない人が関わっているということです。
日々当たり前のようにある食べ物や目の前の物をどのように手にしているのか、知っているか知っていないかでは、大きく考え方が変わってくるのではないかと思いました。
私自身もこのことは知ってはいましたが、少しばかり日々を当たり前にしていましたのでハッとさせられました。
「小さなことに忠実な者は、大きなことをまかされる。小さなことに雑駁な者は、大きなつまづきを与えられる。」とメンターから教えていただきました。
今手にしている物や人間関係は当たり前は当たり前じゃないこと、多くの人によって生活できていることに感謝していこうとあらためて思いました。
冒頭でも書きましたが、本書は漫画版も出版されているようですので、イメージ沸くと思いますので漫画で読んでみてもよいかもしれませんね♪