【本】凡人を達人に変える77の心得
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、プロ野球の監督として知られる野村克也氏の著書「凡人を達人に変える77の心得」です。
著者は高校卒業後、当時の「南海ホークス」にテスト生としてプロ野球選手のキャリアをスタートさせました。その後「何が何でも一軍に上がりたい」という思いで努力し、入団3年目から1軍に昇格。プロ野球史上初、捕手での3冠を達成するなど華々しい成績を納めた後、選手を指導する「監督」になりました。楽天の監督として現ニューヨーク・ヤンキースで大活躍する田中将大選手も指導するなど、指導力が賞賛され、「野村野球再生工場」と言われています。
本書は選手、監督両方で活躍する著者が大切にしてきたことや経験、ノウハウを、ビジネスパーソン向けにアレンジしているものです。私も学生時代に野球をやっていた経験や、道半ばですが、経営者としてここまで結果を作ってきた経験から共感できることもあり、また新たな気づきも多くありました。
その中でも特に感銘を受けたことを3点記載します。
1.「仕事の本質は単純作業の繰り返し、その一つ一つを底上げするべき」
ビジネスパーソンではメールの確認、処理や営業など一見、毎日が同じ作業の繰り返しに感じることもあります。しかしその作業に楽しみを見つけること、精度や速度を上げるための工夫をすることが数年後大きな差になることを学びました。
2.「自分マイナス野球、イコールゼロではダメ、
ビジネスパーソンでは自分マイナス仕事、イコールゼロではダメ」
仕事に熱中するのは素晴らしいことだと私は考えます。しかし、それだけではなく家族や仲間を大切にすること旅行など趣味を大切にし、人として幅を広げることでより魅力的な人間に成長できることを感じました。
3.「結果を作るために大切なことはどの世界でも共通している」
経営を始めるときに私もメンターから「何をやるか」よりも「どんな自分が扱うか」が大事だと教わり、私自身を成長させることに注力してきました。6月にはサッカーのワールドカップが開催され、日本代表も出場します。サッカーと経営とはフィールドは異なりますが、その活躍に負けないよう、私も精進したいと思います。
スポーツが好きな人、スポーツをやっていた人なら誰もが読みやすく、今の仕事にも活かせるような一冊でした。