権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】置かれた場所で咲きなさい

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引用元:https://books.rakuten.co.jp/rb/14779134/

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は渡辺和子氏著書「置かれた場所で咲きなさい」です。

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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=0rYxf6SGDRk

 

著者は1927年に生まれ、9歳のときに父親が間近で殺されたところを目撃、18歳でキリスト教の洗礼を受けます。

そして50歳の頃にうつ病を患い、60代では、ノートルダム清心学園の理事長を勤めましたが、膠原病や圧迫骨折、過労により自殺を考えたこともあるなど、壮絶な人生を送り、89歳で人生の幕を閉じました。
2015年に「金スマ」にも出演し、著者の愛情や人柄が多くの人の勇気となり、話題を呼びました。

本書は2012年に出版されており、多くを経験した著者ならではの心に染みるメッセージが詰まっています。

 

本書には
「置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては私は環境の奴隷でしかない」と書かれています。

「状況、環境に文句をいうのではなく、

どんな状況でも自分自身を変化させることで幸せは掴める」ことを私自身体感しています。


例えば会社員時代、終電過ぎまで仕事をすることが当たり前だった私は「居酒屋タクシー」の愛用者でした。

仕事も充実しており、やりがいもありましたが、「このままでいいのか」という漠然とした不安が時々よぎります。

その時に「会社を変える」という選択でなく、「会社に取り組む自分の姿勢を見直し、空いた時間で努力し、経営を始める」という選択をしたことで今の幸せを手に入れることができました。

 

著者は「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方」と述べています。
「3年で3割の社会人が会社をやめる」と言われている今日、「自分にあった何か」を探すことにいのちを使うことももちろん、素敵なことなのかもしれません。


しかし私は、本書を通して今の環境で自分をさらに成長させ、周りの仲間や友人、仕事を大切にし、さらに大きな幸せを掴みもうと感じる素敵な一冊でした。