【本】心に従う勇者になれ
参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4534056818
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、ジョン・キムさん著書
『心に従う勇者になれ』です。
ジョン・キムさんは韓国出身の作家です。
19歳のときに日本に留学され、日本および海外のさまざまな大学で教職や研究員を務められます。
現在はヨーロッパ各地や東京を拠点に執筆活動をされており、『媚びない人生』『「絶望」に声を与えよう。』など、多くの著書を発表されています。
私は先日キムさんとお会いして、とても貴重なお話をうかがいました。
新しい試みに取り組んでいる私にとって、キムさんがお話してくださったご経験のひとつひとつは非常に奥が深く、目から鱗の連続でした。
自分の人生の指揮権を持つ
本書『心に従う勇者になれ』では、自分の人生の指揮権を自分が持ち、自由な人生を生きるための指針を、100個のメッセージに込めています。
世界各国を渡り歩いてきたキムさんが感じる、日本人特有の優しさ。
それゆえに、周りの期待や視線を優先しがちな日本人の傾向。
そんな私たちは、どのようにすれば"純度100パーセントの自分の人生"を手に入れられるのでしょうか。
思わず息をのむようなメッセージがたくさんありますが、私が特に感銘を受けた内容を厳選して紹介します。
頭で生きる臆病者になるか、心に従う勇者になるか
(※本書31項より)
私もよくメンターから「本当はどうなりたいの?」と問いかけられることが度々あります。
頭の中で言い訳を考えるか、自分の心の声に正直になれるか。
自由な人生を生きるには、心に従う勇者になれるかどうかが、大きなポイントのようです。
つまり頭は、「考える」「過去に目を向ける」「時に自己防衛の言い訳を考える」ことを得意とする。
心は、「感じる」「今この瞬間に集中する」「嘘をつかない」ことを得意とする。
車酔いはいつだって、他人にハンドルを委ねた時に起こる
(※本書3項より)
自分が車を運転しているときは平気でも、他人が運転すると車酔いをしてしまう方はいませんか。
キムさんは、人生も同じようなものだと例えています。
自分の意思、決断、行動、結果に対して責任を取れる、本当の意味での「自分の人生」を生きるには、人生の指揮権というハンドルを手放してはならないといいます。
もし不自由を感じているならば、それは人生のハンドルを他人に委ねているからかもしれません。
野良猫であれ
(※本書82項より)
他人の歩調に合わせたり、社会的な評価を気にしすぎたりすると、つまずきやすくなる。
(中略)それが自分の人生を歩む目的になってはならない。
果たして猫は、自分が血統書付きかどうかを気にしているだろうか。
私たちがコミュニティに属している以上、他者との関係を無視するわけにはいきません。
ですが、自分の意思を押し込めて、周りの人から気に入られることだけを考えていては、とても自分の人生とは言えないとキムさんは警鐘を鳴らします。
自分の意思に正直で、野性味あふれる気高い野良猫のようであれ。
心を打たれる一言です。
私は本書を通じて、キムさんの考え方の一貫性をたくさん勉強しました。
最も強く感じたのは、自分の行動を選択するうえで、判断基準がとても明確であるということです。
拙著『自分で決める』の中で紹介したことでもありますが、私は"自分が源"(すべての結果の原因は自分にある)という考え方を教わり、ずっと大切にしてきました。
結果の原因を自分の内側に置くようにトレーニングを繰り返して、事業で掲げた目標をクリアしてきました。
この考え方を、キムさんの言葉をお借りして言い換えるとすれば、まさに「心に従う勇者」でしょう。
本当の自分と向き合うきっかけになる、とても学びの多い一冊です。
繰り返し読んで、私自身の行動や事業活動に活かしてまいります。
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