【本】「いい人」をやめれば人生はうまくいく(後編)
こんにちは。権藤優希です。
前回に引き続き、午堂 登紀雄(ごどう ときお)さん著書、
“「いい人」をやめれば人生はうまくいく”
を紹介します。
※前編はこちら
前編では、他人に嫌われないことを優先して行動する「いい人」の特徴や、「いい人」が自分をどのように変えればストレスから解放されるか、ポイントをいくつか紹介しました。
著者は本書の中で、人間関係、お金、恋愛などさまざまな側面から、「いい人」をやめることで得られる生き方の変化について述べています。
後編では、第6章「再生産」の記述から、自分の内面との向き合い方について見ていきましょう。
幼少期の環境が人格に影響する
前編でも説明したように、嫌われたくないという欲求は誰にでもあって、決して悪いものではありません。
ただし著者は、「いい人」の傾向が強すぎる親のもとに生まれた子供も「いい人」になる可能性を指摘しています。
基本的な人格は子供のころの家庭環境が大きく影響するため、親が子供にどのように触れ合ってきたかがとても重要なのだそうです。
自分の本音に向き合う
かといって、「いい人」になった原因を、いまさら親のせいにしたり外に求めても仕方がないですよね。
著者は、自分の本音に向き合う時間をつくることで、無意識のうちに自分を縛っている思考パターンを修正できるといいます。
具体的な方法として、「感情日記をつける」という提案をされています。
日記に文字として吐き出すことで、自分の感情や意識を可視化して、冷静に考えやすくなります。というのも、文字として自分から離れた瞬間に、それを客観視できるようになるからです。
(中略)
自分の中にもやもやとした思いがある場合、それは自分と一体なので客観的に捉えることは難しい。それを自分からはがして紙に移すことで、幽体離脱して自分を上から眺めるがごとく、より冷静に客観的に自分の感情と向き合えるようになります。(本書p238より)
紙に書くと、自分の捉え方に気づく
紙に書き出す、という作業は私もよくやっています。
ひとつは、今日やるべき仕事をリスト化、タスク化して、確実に終わらせていくためです。
そしてもうひとつは、著者の説明にあったように、自分の気持ちと向き合うためです。
私も事業の立ち上げを通じて、多くの成功や失敗を経験してきました。
特に失敗が続いたときは、表向きには元気に振る舞いながらも、内心では悔しかったりモヤモヤした気分になったりもしました。
そこで「なぜ自分はこんな気持ちになっているんだろう?」と、いまの自分の感情とそう感じた原因を紙に書き出したことがあります。
すると、自分が出来事をどう見ているかに気づき、モヤモヤの正体がわかったことで、気持ちを切り替えられるようになりました。
自分の内面に向き合うことで、外界をどう見ているかが浮かび上がってくる。
「いい人」をやめるヒントは、普段のものの見方、出来事に対する捉え方に潜んでいるのかもしれませんね。
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