権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメントの代表を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】もしも一年後、この世にいないとしたら。(後編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、精神科医清水研(しみず けん)さん著書、

“もしも一年後、この世にいないとしたら。”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

前編では、

・著者の精神腫瘍医としての心構え

・がんに罹った患者が自らの力で悩みに立ち向かえるよう、対話によってサポートする

ということをお伝えしました。

 

後編では、著者が考える「限りある人生を充実させる生き方」に注目します。

 

前向きに生きる患者の姿

著者が一般の精神科から現在の国立がん研究センターに移られたとき、それまで精神科医として学んできたことがほとんど役に立たず、大きなショックを受けたと打ち明けています。

 

医師としての目標を見失いかけたある日、著者はある20代の男性患者の担当になります。

この男性は、余命わずかであることを知りながら、取り乱したり絶望することもなく、著者や看護師にいつも笑顔で明るく振る舞っていたそうです。

 

病気による不都合を多く抱えながらも、確固たるありようで前向きに生きる男性の姿に、著者は大きく心を動かされたといいます。

 

なければならない(must)でなはく、したい(want)で生きる

著者が多くの診療を通じて患者から学び取ったこと。

 

それは、限りある人生を自分らしく過ごすためには、〇〇でなければならない(must)ではなくて、〇〇したい(want)という自分の心の声に素直に従って生きることだそうです。

 

著者の経験上、多くの人が病気になってはじめて、社会生活における must ばかりを優先して、want に従わずに生きてきたことに気づくといいます。

 

先の男性患者は、残された時間を自らの want に従い、精一杯生きようとしたのかもしれません。

そして著者自身も、心の奥底にある want を探し求めることで、見失いかけていた目標を取り戻すようになったのです。

 

「死を見つめることは、どう生きるかを見つめることだと気づきました」というのは多くの患者さんがおっしゃる言葉ですが、有限を意識することは、「大切な今を無駄にしないで生きよう」という心構えにつながり、人生を豊かにします。(本書p167より)

 

今日を全力で生きる

私は本書を読み、医療という特別な分野で多くの人を支える著者の在り方に感銘を受け、また限りある人生を大切にしようとあらためて思いました。

 

拙著「心が強い人のシンプルな法則」でも申し上げましたが、私は大切な人を病気で亡くしています。

高校の同級生と、そして私の父親です。

 

大切な人を失って、何気ない一日を普通に過ごせることが決して当たり前ではないんだと痛切に感じ、以来私は毎朝「今日も全力で生きよう」と心に誓っています。

 

いま病気であるか否かにかかわらず、どんな人にとっても人生が有限であることを再認識する貴重な一冊でした。

私も、理想の現実をたぐり寄せるため、一日一日を全力で過ごしていきます。

 

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※ ”もしも一年後、この世にいないとしたら。” はこちら

www.amazon.co.jp

 

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