権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】「好き」の設計図(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、関野吉記(せきの よしき)さん著書、

“「好き」の設計図”

です。

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出典:会社概要|株式会社イマジナ

 

株式会社イマジナ代表取締役

 

山梨県の菓子問屋に生まれ、幼少期から商売の世界で過ごされます。

中学生のときに単身で海外に渡り、諸国での生活やビジネスを経験。

帰国後に日本企業におけるブランディングの能力向上のため、株式会社イマジナを設立されます。

 

本書には、ブランディングの基本的な考え方と原理原則が、2600社以上のブランディングを手掛けた著者のご経験に基づいてまとめられています。

 

相手がどのようなイメージを抱くか?

ブランディングの目的は、自社の製品やサービスを好きになってもらうこと

そのために、クライアントの企業と二人三脚で知恵を絞るのだそうです。

 

大事なのは、「自分たちが伝えたいこと」ではなく、「相手がどう感じ、どのようなイメージを抱くか」のほうなのである。(本書p56より)

 

ブランディングと聞くと、「自社の魅力をどうやって伝えるか」ということに意識が向きがち。

ですが著者は、相手に「この企業や製品にはこういう魅力(イメージ)がある」と思ってもらうこと、すなわち相手の視点が重要だと述べています。

 

正解はない。考える

著者は、こうすれば必ずうまくいくというブランディングの必勝法は存在しないと断言されています。

 

ブランディングの先にいるのは人。

人によって考え方や趣向は異なるので、画一的な方法で成功する保証はありません。

 

ブランディングに必勝法がないのは、

”誰がやっても必ずうまくいく、異性のハートを射止める秘策がないことと一緒だ”

と、著者は例えています。

 

よって、会社や業種などの個性に応じて、どうすればブランディングが成功するのかをオーダーメイドで考える必要があるのだそうです。

 

一人ひとりが自分の頭で必死に考えて、自分なりの正解を出すしかないのだ。

そして、人間を人間たらしめているのが、この「考える」という能力だと私は思っている。(中略)

ブランディングの答えは、考えることでしか発見できないからだ。(本書p41~42より)

 

正解はないが、原理原則はある

私は本書を読み、考えることの価値を再認識しました。

 

近い将来、仕事の半数近くがAIやロボットに置き換わると予測されています。

ただ、人の感情を察知するのはコンピューターには難しいとも言われています。

 

ゆえに、考えるという人間ならではの能力を活用することが大切。

初めから答えが与えられていたり、正解を探そうとするのではなく、正解がないところから考え抜いて、自らの選択を正解にする力が大きな価値になるのではないでしょうか。

 

ちなみに、「ライフアクセラレーター」という私の肩書も、仲間と一緒に、さらにプロのお力も借りて、数カ月以上考えてようやく出来上がったものです。

この名前にふさわしい結果をつくるべく、毎日を全力で走り抜けます。



少し話が逸れました。

では、ブランディングではどのように考えればよいのでしょうか。

 

私たちは、ブランディングにはどの企業にも当てはまる公式はないという前提に立っている。(中略)

必ず答えが出る便利なツールは持っていないが、そこには共通の原理原則があり、どうやって考えたらいいかは知っている。(本書p9より)

 

後編では、著者が紹介するブランディングの原理原則について学びます。

 

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※ ”「好き」の設計図” はこちら

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