権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】″なりたい自分″になる技術(前編)

f:id:gony:20210412164918j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、プロダンサー・FISHBOYさん著書、

″なりたい自分″になる技術

です。

f:id:gony:20210412164948j:plain

※出典:FISHBOY|ワタナベエンターテインメント


ストリートダンスの世界大会「Juste Debout」で優勝。

日本人ダンサーとして初めて大手企業とのスポンサー契約を結ばれます。

 

実兄・オリエンタルラジオ中田敦彦さん達とともに、ダンス&ボーカルグループ「RADIO FISH」を結成。

さらに、2021年1月に発足した世界初のダンスプロリーグ「Dリーグ」においても参画チームの監督に就任されます。

 

日本の全国民にダンスの魅力を伝えるため、活動の場を広げていらっしゃいます。



本書の副題は、「好きなこと × 理想の姿を両立できる人の考え方」。

著者の体験を通じて、自分のなりたい姿(ビジョン)を見つけて、それを実現するために必要なことを学べる一冊です。

 

私自身はいま、心からやりたいことができていて「なりたい自分」になれている実感があります。

そう思えるのは、「日本人を全員、踊らせる」というビジョンを明確に持ち、そこに向かって動けていると、胸を張って言えるからです。

ただもちろん、最初からそうだったわけではありません。自分の人生で起こる出来事に向き合っていくなかで、徐々に自分がつくりたい世界観が見えてきました。(本書p29より)

 

前編では、本書前半より、著者のビジョンが定まるまでの過程に注目します。

世界一になったのに、注目されない

中学生のときにダンスを始めた著者は、数々の大会で優勝を重ねます。

 

しかし著者が高校1年生のとき、あるダンスコンテストで日本一になったにもかかわらず、学校内で全く表彰されなかったそうです。

このときはとても悔しかったと語っています。

 

また、2009年に前述の「Juste Debout」にダンサーのKITEさんとペアで出場。

質・量ともに凄まじい練習をこなした結果、見事に優勝され世界一のダンサーになりました。

 

ところが、世界一になっても著者を取り上げるメディアはほとんどなく、当時の日本におけるダンスへの注目度の低さに直面したといいます。

 

いまのままでは「世界一」という称号がものすごく小さく見えると、私は身をもって体験したのです。いまの「ダンス世界一」は、日常でさらっと流れていってしまう程度のものであると――。

それでは私自分も虚しいですし、若いダンサーもこれからダンスの道で生きていこうとしている子どもたちも、みんな夢が持てないと思いました。(本書p103より)

 

人の心を動かすビジョンは、ストーリーから

この経験から、著者は未来のダンサー達が夢を持って活動できるよう、日本中にダンスを広める活動を始められました。

 

日本人を全員、踊らせる」というビジョンは、著者の体験から生まれたもの。

 

タフな練習を積み重ねて優勝した嬉しさや、結果を出したのに注目されない悔しさなど、その人の体験(ストーリー)がビジョンをさらに強固なものにし、周囲の人の心に届きやすくなるようです。

 

人は、経験したことによって人生のストーリーが彩られていき、それがその人の個性になり、強みになります。どんは重厚なストーリーを持っているかが、その人の魅力になるのです。(本書p57より)

本当に価値があり、人々の心を打つのは、称号ではなくストーリーのほうであると私は思います。(本書p86より)

 

ビジョンに人が集まる

私は、ビジョンに大小や優劣はなく、自分が素直にそうなりたいと思えるものなら何でもいいと思います。



私の場合は、会社員時代にトップの営業成績をつくったのに、リーマンショックで自分の給料が下がったことが、将来を見直すきっかけでした。

 

頑張ったら頑張ったぶんだけ稼げる可能性があり、かつ仲間とともに豊かになれるという点から、起業を志しました。

 

称号も、努力した結果を示すものとしては確かに大事です。

ただ、まだ結果が出ていないときは、『私は絶対に結果をつくるから、一緒にチャレンジして、お互いに稼いで豊かになろう』という、私のビジョンや決意しか仲間に見せられるものがありませんでした。

 

いま私と一緒に経営を学ぶ仲間は、私の結果というよりも、私のビジョンに共感してついてきてくれていると感じています。

そして、仲間のビジョンを実現するためにも、私はハードワークの日々を過ごしています。



著者のメッセージから、明確なビジョンがその人の原動力になり、周りの人の心をも動かすということを改めて学びました。

 

後編では、本書後半の内容から、自分のビジョンを明確にして、理想を実現するための方法に着目します。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

″なりたい自分″になる技術 はこちら

www.amazon.co.jp

 

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント