権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、JAXA宇宙飛行士・古川聡(ふるかわ さとし)さん著書、

“宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方”

です。

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※出典:

古川聡:JAXAの宇宙飛行士 - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA



東大病院に医師として約10年勤められたのち、1999年に宇宙飛行士選抜試験に合格。

2011年6月にはロシアのソユーズ宇宙船に搭乗。

約5カ月半にわたり国際宇宙ステーションISS)に滞在し、様々な実験やミッションを遂行されました。

 

現在、2023年(予定)のISS長期滞在搭乗員に決定され(※1)、訓練および宇宙医学の研究を継続されています。

(※1)出典:

JAXA | JAXA若田光一宇宙飛行士及び古川聡宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在の決定について



本書では、

・宇宙という極限の状態で、ストレスをどのようにコントロールするのか

・想定外の事態が起きても冷静に対処するために、どのような考え方をするのか

などを、著者の経験から学べます。

 

宇宙飛行士がリスクやストレスに打ち勝つため、そして「想定外の事態」に対応するために、どう「受け止め」「考え」「対処して」いるのかを、私の経験を元に紹介しています。いわば、この本は「宇宙飛行士の心の鍛え方」をまとめたものです。

宇宙飛行士という職業は特殊なものかもしれませんが、そこで学んだのは「様々なストレスにどう対処するか」「目的の達成に向けて何をすべきか」「良い人間関係を作るためにどうすればいいのか」「想定外の事態にどう対応すべきか」など、人生に共通の課題です。ぜひ、あなたの身の回りのことに置き換えながら、読んでみてください。(本書p8~p9より)

 

非常に学びの多い1冊でしたので、今回は前編・中編・後編の3回に分けて感想をお伝えします。

 

死の危険にも動じない心が必要

宇宙飛行士は、ISSでの長期滞在中は様々なリスクやストレスにさらされるといいます。

閉鎖空間での集団生活や難しいミッションの遂行、さらには秒速数キロの速さで接近してくる宇宙ゴミへの対処など、つねに死と隣り合わせと言っても過言ではありません。

 

著者は、宇宙飛行士には死の危険にも動じない心が必要であると語っています。

 

命に関わる危険というストレスの中でも、最善を選択しあきらめず取り組める心こそが、宇宙飛行士が必要とするものです。また同様にこれは生きるうえでも必要なことなのかもしれません。(本書p26~p27より)

 

想定外の事態に対応できる自信をつける

ただ、宇宙飛行士がそのような心を最初から備えているわけではありません。

相当のストレスがかかった状態でも想定外の事態に対処できるよう、様々な訓練が用意されています。

 

・水深15メートルの海中施設における閉鎖環境訓練

・標高4000メートル級の登山を通じたリーダーシップ訓練

・非常事態への対応訓練中に、意図的に想定外のトラブルを組み込んだ訓練

 

非常にストレスのかかる過酷な訓練を通じて、ストレスへの対処法を学ぶのと同時に、想定外の事態が起きても大丈夫という自信を身につけていくのだそうです。

 

想定外の事態に対処できるようになるには、「想定外」は必ず起きるということを理解し、物事を仕組みから論理的に考えられる自信をつけることが重要です。

(中略)

失敗を繰り返し、考える訓練を繰り返すことで「論理的に考えていけば、正解にたどりつける」という「自信」を、訓練を通して身につけていけます。

(中略)

「失敗」も、こうした「想定外に対応する力」をつけていると意識すれば決して無駄なものにはならないし、必要以上に落ち込むこともないと感じられるのではないでしょうか。(本書p178、p180、p183より)

 

困難に直面する経験が、心を鍛える

私たちが宇宙飛行士が受けるような訓練と同等のストレスを味わうことは、ほとんどないかもしれません。

ただそれでも、一定のストレスがかかった状態で、想定外の出来事が起きても冷静に対応できるかは、私たちの仕事や人生にも通ずるものがあると思います。

 

以前、私はお世話になっているメンターのもとで、大規模な会議の責任者を1年間務めたことがあります。

生産性を最大限まで高めるため、会議のプログラムは、進行中に何度も変更されていきました。

 

その場では臨機応変な対応が求められましたが、私は事業の立ち上げを通じてたくさんの失敗や想定外の出来事に立ち向かう経験をしてきたので、その経験をもとに瞬時に対処してきた自負があります。



ストレスにうまく対応できるようになるためには、ストレスを避けるのでなく、そのストレスを経験し、困難に直面する経験を味わう必要があるのではないでしょうか。

 

著者が仰るように、もしそのストレスの中で失敗したとしても、それは想定外に対応する力が少し身についたと思えばよいのですから。



次回、中編に続きます。

中編では、人間関係からくるストレスへの対処法について学びます。

 

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