権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】〈旭山動物園〉革命 夢を実現した復活プロジェクト(後編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、小菅正夫(こすげ まさお)さん著書、

“〈旭山動物園〉革命 夢を実現した復活プロジェクト”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

後編では、本書第4章「改革に必要な組織とは何か」から、著者が考える組織のあり方についてお伝えします。

 

組織にスターはいらない

学生時代に、柔道の団体戦で一定の結果を残されたという著者。

柔道の経験から、各々が個性を発揮できるような環境があれば、人はいきいきできると確信されたそうです。

 

そして、「組織にとび抜けたスターはいらない」という考えに至り、この考え方が旭山動物園の組織づくりにも役立っていると仰います。

 

とびきりのスター飼育係はいらない。全員の飼育係が、それぞれの持ち味を発揮できるような組織が理想的だ。下手に管理をするよりは、先に書いた動物園の目標や存在意義をわかってさえいれば、あとは思う存分、自分のやりたいことをやればいい。(本書p104より)

 

どんな人であっても、必ずその人の個性が生かされる場所があるはず。

著者は園長として、スタッフたちが個性を発揮できるような環境を整えることを大切にされたそうです。

 

考えたなら、行動に移す

もう一つ私が大事にしているのは、失敗を恐れずチャレンジする気持ちである。私は、アイデアを考えたのに、実行に移さない人には怒ることがある。(本書p107より)

 

前編では「考える」ことの意義を、私の解釈も含めてお伝えしました。

 

ただ何より大切なことは、アイデアを思いついたなら、具体的な行動に移すこと。

実行に移さなければ、意味がありません。

 

著者も、やってみなければわからないし、失敗しながら前に進んでいくしかないと断言されています。

誰もが失敗を恐れずに前向きにチャレンジするような組織は、とてもパワフルであることが容易に想像できますよね。

 

個性を発揮できる場を整える

私は本書を読んで、旭山動物園の復活を支えたのは、著者やスタッフの方々の動物園に対する強い気持ちと、失敗を恐れずにチャレンジする行動力であったと解釈しました。

 

著者の「組織にスターはいらない」というメッセージは、

・突出する才能がなくても、後天的な努力で成果をつくることができる

・組織のひとりひとりが個性を最大限発揮できるような場を整えることでチャレンジを促し、組織全体の成果を高められる

ということを示唆しているのではないでしょうか。

 

私の事業活動にも、本書から得た学びを生かしていきます。

 

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※ ”旭山動物園〉革命 夢を実現した復活プロジェクト” はこちら

www.amazon.co.jp

 

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