権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】心配事の9割は起こらない(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、枡野俊明(ますの しゅんみょう)さん著書、

“心配事の9割は起こらない”

です。

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出典:枡野俊明−略歴

 

曹洞宗徳雄山建功寺住職。

庭園デザイナー(日本造園設計代表)。

 

芸術選奨文部大臣新人賞を受賞され、またドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を授与されるなど、禅の思想に基づいた美術・芸術の分野で、国内外を問わず多数の受賞歴をお持ちです。

 

本書は、心配事に振り回されずにシンプルに生きるために必要なことを、禅の教えから学べる1冊です。

 

余計な不安や悩みを抱えないように、

他人の価値観に振り回されないように、

無駄なものをそぎ落として、

限りなくシンプルに生きる。

それが、この本で私がいいたいことです。(本書p3より)

 

本書で挙げられている48の項目のうち、特に印象に残った内容と感想をお伝えします。

 

どうにもならないことは、受け入れる

世の中には自分ではどうにもならないことがあり、それをどうにかしようとすると、かえって苦しみを生むことがあります。

生き方をシンプルにする指針の1つとして、著者は「あるがまま」でいることが大切だと述べています。

 

たとえば、心臓の鼓動を自分で止められますか?心臓は勝手に動いてくれていて、自分ではどうすることもできないのです。つまり、命そのものさえ自分の手が及ばないもの、どうにもならないもので成り立っているのです。(本書p33より)

 

自分に降りかかるできごとのうち、自分ではどうにもならないことは「あるがまま」あっさりと受け入れる

そうすることで心が軽くなり、やがて自然に「どうにかなる」ことに目が向くようになると仰います。

 

自分ではどうにもならないことを受け入れたら、その状況と「共存」できるようになります。あるがまま、そのままの自分がいまできることに向き合えるようになる。どうにもならないことに、とらわれることがなくなって、「どうにかなる」ことに前向きの心で取り組めるのです。(本書p35より)

 

自分のものさし(価値観)を、実践によって確立する

他にも、生き方を苦しくしてしまう要因として、「他人の価値観に振り回される」、「世間の常識にとらわれる」ことを著者は挙げています。

 

常識から自由になって、でも道を誤らないで生きるには、自分の「ものさし」を持つことが必要です。(本書p70より)

 

人としての常識はきちんと守りながらも、自分の「ものさし」、すなわち自分の価値観に沿って生きることが、先に述べた苦しみから解放される手段だと仰います。

 

そして、自分の「ものさし」を持つためには、禅で最も重んじられる「実践」を繰り返すほかにないのだそうです。

 

実践する中で経験を積み重ねて、体でわかる、つまり、「体感」することで、自分にとって正しい判断ができて、もちろん、行動もついてくるのです。知識だけでは「ものさし」を持つことはできないのです。(本書p71より)

 

自分の管理下にあることに集中する

前述の内容を私がピックアップした理由は、私が事業の立ち上げに取り組む過程で、メンターから教わってきたことと共通していたからです。

 

【管理下にあることに集中する】

…自分ではどうにもならない「過去」や「他人」を変えることはできません。

「未来」や「自分」など、変えることができる、つまり自分の管理下にあることに集中して、成果をつくり続けてきました。

 

【わかるからやるのではなくて、やるからわかる】

…まずは行動してみる。

行動するからその意味や価値がわかり、ひいては自分の価値観の形成にもつながっていくと思います。



シンプルな生き方は、不安や悩みから解放されたパワフルな生き方。

それを可能にしてくれる「ものさし」を手に入れるための第1歩は、自分の管理下にありますよね。

 

続きは、後編にてお伝えします。

 

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