【本】強運 ピンチをチャンスに変える実践法(後編)
こんにちは。権藤優希です。
前回に引き続き、元谷芙美子(もとや ふみこ)さん著書、
”強運 ピンチをチャンスに変える実践法”
を紹介します。
※前編はこちら
後編では本書第3章の内容を中心に、著者が考える「信頼の育て方」に注目します。
その場ですぐ、タイムリーに伝える
著者は、周りの人との信頼を紡ぐため、“思ったそのとき、その場で飾らず、素直に伝える”ことを大切にされているそうです。
感謝の言葉を率直に伝えるのはもちろんのこと、すぐにお礼状を作って送ることができるように、いつもハガキと筆ペンを持ち歩いていると仰います。
感謝や好意は、伝えたいと思ったその日が吉日。何事もタイムリーに時を逃さずに動くのが、私なりの人付き合いの流儀です。(本書p87より)
また、部下に対して言いにくいことほど、気になったそのときにすぐに伝えるようにしているとも述べています。
その際は、相手に恥をかかせない配慮や、フォローの言葉を必ず添えるといいます。
“いつもあなたを思っている。あなたを信頼しているよ”という愛情が根っこにあれば、たとえ言いづらいことでも、相手にその気持ちは伝わります。(本書p82~p83より)
リーダーは背中で見せる
もともと営業の仕事が大好きで、かつてトップクラスの営業成績を上げてきたという著者。
なかなか契約が取れずに悩んでいる部下に対しては、ポジティブな言葉で励ましつつも、なんと自ら営業の現場に帯同して、現場で戦う姿を部下に示すこともあるそうです。
「あなたの努力が足りないんじゃない?」などと口で言うだけならだれにでもできるし、だれの心も動かすことはできません。
そうではなく、上司が自ら実際に部下の前で契約を取る姿を見せないといけない。自分がジャンヌ・ダルクのようになって、火の中をバーンと旗を掲げながら飛び越えていく気概を見せれば、部下の闘志にもきっと火がつきます。
(中略)
戦うのは自分、手柄は部下に。リーダーなら、そんなハンサムな心意気が不可欠だと思うのです。(本書p96~p97より)
自らの背中で明かすことで信頼を深めていく著者の姿勢には、ただただ敬服するばかりです。
行動のスピードそのものが、人を大切にするというメッセージ
私が、前述の内容が大切だと思った理由を申し上げます。
まずひとつは、人は言っていることではなく、やっていることで判断されるからです。
話している内容を、実際に行動しているのとそうでないのとでは、大きな差があります。
かつ、行動した結果が具体的な成果になっていると、他者からの信頼のみならず、自己信頼も強固なものになると思います。
私も、言っていること・やっていること・結果を一致させるような努力をしてきて、今があります。
そしてもう一つは、反応のスピードが仕事の成果に直結するからです。
反応の早さは、仕事に限ったことではなく、対象への興味関心の高さ・深さを表していると私は考えています。
すぐに連絡を返したり、あるいは著者のようにその場で気持ちを伝えるなど、早く反応することそれ自体が、私はあなたのことを大切に思っていますというメッセージになるのではないでしょうか。
アパホテルを育てられた著者の経営哲学の根源には、人を大切にするという温かい心がありました。
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