権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】白い巨塔(一)

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引用元:https://item.mercari.com/jp/m53575288897/

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、山崎豊子(やまさき とよこ)氏著書『白い巨塔(一)』です。
山崎氏は、1924年大正13年)生まれ、1957年に小説家としてデビューしました。
以来、2013年に89歳で亡くなるまで『約束の海』を書き続け、『華麗なる一族』『不毛地帯』など数多くの作品を残しました。

 

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引用元:https://dot.asahi.com/aera/2013100800003.html

 

また、ドラマ化されている作品も多数あります。
記憶の新しいところでは、『白い巨塔(2003)』『不毛地帯(2009)』では、唐沢寿明さん、『華麗なる一族(2007)』では木村拓哉さんが主演で放送され、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

昭和を代表する作家の一人と言っても過言ではありません。

 

さて、本書『白い巨塔(一)』の紹介をしますね。
実は、文庫本では五巻まである長編小説ですので、一巻ずつ感想を書いていこうという、新たな試みです。

主人公の財前五郎(ざいぜんごろう)は、食道手術を得意とする国立大学の第一外科助教授で、第一外科の東(あずま)教授の定年に伴い、次期教授の椅子を狙っています。
婿養子として財前家に迎えられ、義父が大学教授になれなかった経緯や自身が苦学生を経験したことから、なんとしても教授選にて勝ち、地位と名誉を手に入れる必要があります。

 

一方で、東教授は、財前の野心家で我が強い性格や医者としてのセンス、知名度に嫉妬心をいだき、定年が近づくに連れて、本当に次期教授が主人公でよいのか、疑問を持つようになります。

そして、東は他大学からの教授移入を画策し、第一外科の教授候補者として菊川教授を選びます。

一巻では、財前助教授が教授選に向けて、局員や近親者に働きかけ味方につけていく姿と、東教授の葛藤から決断する瞬間までが描かれています。
また、第三の刺客も候補に挙がってきそうな気配も感じています。

二巻では候補者が出そろい、教授選に向けて各陣営の戦略が描かれることになると推測しています。

 

なにかを達成しようとするときやチャレンジするときには、障害や壁がつきものですね。本心では、来てほしくないのですが(笑)
財前助教授の場合は人間関係が壁になったように、解決すべき課題は人によって違いますが、必ず自身を成長させるものだと思っています。
本書を通して、私自身も乗り越えていく度に成長し、変わってきたことを思い出しましたし、今も目標に向けて日々楽しんでチャレンジしています。

 

二巻はどのような展開になっていくのでしょうか(^^)
楽しみです♪