【本】心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール(後編)
こんにちは。権藤優希です。
前回に引き続き、テニスコーチ・サーシャ・バイン氏著書(高見浩 訳)
“心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール”
を紹介します。
※前編はこちら
後編でも、結果をつくるために必要な心のあり方について、印象に残った内容をお伝えします。
目的や目標に効果のあることを優先する
何か重要なことをなしとげるには、それ相応の犠牲を払うことが不可欠だ。その見返りがすぐ得られることはまずないが、自分を信じて目標に向かって進めば、最後には必ず努力が報われる。(本書p190より)
著者はプロのコーチとして、指導をしていた選手と年間300日は行動を共にしていたといいます。
ゆえに、友人の結婚式や家族行事に出席できたことはほとんどないそうです。
だが、テニスのコーチの仕事に一生を賭けると決めた以上、犠牲を払うのは当然なのである。(中略)
幸運だったと思うのは、周囲の人間がみな、私の目的、そのために払っている犠牲の大きさを、理解してくれたことだ。
犠牲を払うことの重要さを知っている点では、なおみも同じだった。(本書p191より)
著者のコーチングを受けていた大坂なおみ選手も、テニスで結果をつくるために必要なことだけに集中していたようです。
「犠牲」という言葉は極端かもしれませんが、確かに何かを達成したいと思うのであれば、そのために必要なことを最優先にして、それ以外のことをいったん横に置く必要があると私も思います。
私も、会社の仕事が忙しいなかから独立を志し、立ち上げました。
立ち上げに必要な時間を確保するため「いや、ちょっと」と言って、会社の残業を断らざるを得ませんでした。
私はこの経験から、八方美人は結果をつくりにくいということも体感したのです。
結果をつくるまでの一定期間、いま握りしめているものを横において、目的や目標に効果のあることを優先できるかは、大きなポイントだと思います。
付き合う人を変える
どのプレイヤーと練習するときでも、私はコートやジムに現れるとき、暗い表情や態度を決して見せないように心がけた。その日何か個人的事情で気分がふさいでいるときでも、それが表情や態度に決して現れないように努めた。(本書p233より)
人間である以上、感情の起伏があるのは悪いことではありません。
ただ、マイナスな感情があったとしても、すぐに感情を切り替えて(選びなおして)、仕事に持ち込まないようにするのがプロの精神です。
もしポジティブなメンタルを手に入れたかったら、陽気で前向きな人たちと付き合うに限る。私自身の人生経験から言えるのだが、陰気で万事後ろ向きな人たちと付き合っていると、こちらまで消極的になってしまって、望ましくない方向に引きずられてしまう。(本書p234より)
「充実した人生を送りたければ、陽気で明るい人々と付き合うに限る」と断言する著者ですが、私もそう思います。
人の考え方や価値観は、その人が属してきた環境に大きな影響を受けます。
仮に自分が消極的だったとしても、前向きで明るい人が多い環境に身を置くことで、その影響を受けて、徐々にポジティブな考え方に変わります。
メンタルを強くしたければ、メンタルの強い人と一緒にいるように、付き合う人を変えればよいのです。
何をやっても結果をつくる自分になれる
本書で述べられているような考え方、心のあり方に変わるには、相応の時間がかかります。
なぜなら、考え方の「くせ」は過去の選択の繰り返しによって染みついたものだからです。
ただし、「くせ」は後天的な努力で変えることができます。
目的から逆算して効果のある選択を繰り返し、自分の「くせ」を直していくことは確かにタフでしょう。
でも、そうやって強いメンタルを手にした先には、自信を持って決断でき、何に取り組んでも結果をつくることができる自分になれると私は思います。
本書を通じて、私も自分の「くせ」と向き合い、自分を見つめ直す機会となりました。
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