【本】移動力(前編)
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、長倉顕太(ながくら けんた)さん著書、
“移動力”
です。
出典:KENTA NAGAKURA | 長倉顕太オフィシャルウェブサイト
大学をご卒業後、いくつかの職を転々とされたのち、28歳で出版社に入社。
編集者として多くのベストセラーを世に送り出されます。
38歳で独立。
サンフランシスコ在住でありながら、日本国内・海外に拠点を持ち、プロデューサー、作家、編集者として多数の企画に尽力されています。
本書は、自身の仕事やライフスタイルを劇的に変えられた著者のご経験から、「人生を変えるポイントは移動力(環境を切り替える力)である」という著者の考えを紹介しています。
私たちの行動は、
環境→感情→行動
というのが正常なプロセスだ。(中略)成功者たちは、すでに行動できる環境にいただけの話。だから、私は環境を変えることにフォーカスして本書を書いた。(本書p6より)
特に印象に残った内容をお伝えします。
環境を変えたから、能力が開花した
38歳のときに勤めていた出版社から退き、独立を選択した著者。
ですがその当時、貯金はほとんどなかったといいます。
独立後は、毎週の国内出張や月2回の海外往復など、各地を飛び回ります。
出版社にいたときと全く違う環境に身を置いたことで、自分で稼ぐ力が養われ、いろいろな能力が身についたと仰います。
つまり「移動距離」が尋常じゃないくらい変わったわけだ。その結果、自分の才能というか能力がどんどん覚醒していったと言ってもいい。とにかく、会社員時代の「定住」「安定」という環境から飛び出してみたら、まったく違う世界が目の前にあったことに気づいたわけだ。(本書p36~p37より)
著者が出張を例に取って示した「物理的な移動距離」も、自分の身を置く環境を変えるという点で、著者が本書で唱える「移動力」に含まれるようです。
理想とする生き方をしている人に会いに行く
著者が現在のような多地域居住(いくつもの住居を拠点として持ち、行き来する生活をすること)を志すきっかけになった人物のひとりが、歯科医師でありベストセラー作家でもある井上裕之さんなのだそうです。
※当ブログでも、井上裕之さんの著書を紹介しています。
著書は、出版社で編集者として働いていたときに、井上さんのデビュー作を担当されたといいます。
北海道で歯科医院を営みながら、週末は東京で作家、講演家として活動するという生活を10年以上も続けられている井上さんに、著書は大きな影響を受けたそうです。
もし、本書を読んでいて多地域居住したいなと思ったら、そういう生き方をしている人に会いに行くのを勧める。結局、人はリアリティを感じたものになれるので、自分が理想とする生き方をしている人に会いに行き、近くにいるのが一番の近道になる。(本書p86より)
自分を育む環境を設定する
私たちの行動をコントロールするのは意思ではなく環境だ。環境が行動を決める。(中略)人生を変えたければ環境を変えればいい。(本書p11より)
著者が仰るように、自分を育むための環境設定はとても大切であると私も共感します。
人間である以上、感情の変化は誰にでもあることなので、意思の力だけで何かを始めたり続けたりするのには限界があるかもしれません。
確実に行動を継続するためには、そうせざるを得ないような環境に自分の身を置くことが大切なのではないでしょうか。
もともと安定志向で大手企業に勤めていた私が独立起業できたのは、土台のないところから独立を志す仲間がたくさんいて、起業に必要なことを学び実践できる場所に身を置いたからです。
また、理想とする結果を手に入れるためには、長い距離の移動も厭わないメンタルが重要だと思います。
普段は東京で活動している私も、仕事のため月に何回かは関西に行きます。
また、関西で仕事をしている私の弟も、自己研鑽のためたびたび東京を訪れます。
移動力とは、理想とする結果を得るために、自分の身を置く環境を切り替える力。
そして、必要なときには時間やお金をかけてでも、長い距離を移動する力なのだと解釈しました。
続きは、後編にてお伝えします。
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