権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】この道を生きる、心臓外科ひとすじ(前編)

f:id:gony:20211023220411j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、心臓外科医・天野篤(あまの あつし)さん著書、

“この道を生きる、心臓外科ひとすじ”

です。

f:id:gony:20211023220432j:plain

出典:スタッフ紹介|心臓血管外科|順天堂医院

 

 

順天堂大学医学部教授。

心臓外科医として携わった手術件数は6000件、成功率98%を誇り、2012年には上皇(当時の天皇陛下)の冠動脈バイパス手術の執刀医を務められます。

 

本書には著者のご経験が余すことなく記されており、そこからは医師としての著者のポリシーや、医師を志す若者へのメッセージなどが浮かび上がってきます。

 

「人」を癒す医師

いつも頭の中で考えているのは、圧倒的に患者さんの術後のことです。心臓に起こっている異変を治すのは、患者さんと執刀医との関係の入り口に過ぎません。患者さんの病気の苦しみを取り除き、健康を回復して日常を取り戻してもらい、社会復帰を果たし、さらに自信を深めて、いままで以上に充実した生活を送ってもらうこと。そして、患者さんを支えてきたご家族が心労から解放され、平穏な日々を過ごせるようになること。それが、心臓手術の目的であり、心臓外科医が目指す患者さんとの関係でもあるのです。(本書p20~p21より)

 

著者は、心臓手術にはひとつとして同じ症例はなく、すべてが一期一会であると仰います。

 

そして、著者が大切にされていることは、「病」ではなく「人」を癒すこと。

つまり、病気を治すこと自体が目的ではなく、病気を治すことで患者や家族の健康的な生活に寄与し、安心してもらうことが目的。

 

圧倒的な経験に裏打ちされた確かな技術に加え、相手に寄り添う心が、患者の不安を取り除くことにつながるようです。

 

自分がやるべきことは、手術の腕を磨いて、患者さんの病気を治すだけではない。患者さんとのコミュニケーションを積極的に図り、病気に対する不安を取り除くことも大切な仕事である。(本書p77より)

 

自分は「老春」プロデューサーである

著者は、ある高齢の女性の患者から、こんな言葉をかけられたことがあるそうです。

 

「私はいま、老春を楽しんでいます」

(中略)患者さんが口にした ”老春” という言葉が、強烈に印象に残ったのです。

高齢の患者さんに対する自分の仕事は、”老春プロデューサー” だと考えるようになりました。(本書p157~p158より)

 

年々増加しているという高齢者の心臓手術。

手術を成功に導くことは、高齢者の青春ならぬ「老春」をプロデュースし、人生を謳歌する手助けをするという、大きな意味があることに気づいたと著者は述べています。

 

心臓をしっかり治すことで、高齢の患者さんは活き活きとした永寿をまっとうできるようになる。そういう人生をサポートすることも、心臓外科医の役割の一つだと思えてきたのです。(本書p156~p157より)

 

どうやったらその人の人生がよくなるか

特別な職業でなくても、相手の気持ちに寄り添うことは、誰にでもできる素敵なことなのではないかと私は思います。

 

どうやったら相手の人生がよくなるかと心の底から思っていれば、たとえ小さくても、相手の人生にポジティブな影響を与えることができます。

 

私は、出会う人の人生を加速させるライフアクセラレーターとして活動しています。

少々おこがましいかもしれませんが、患者の気持ちに寄り添い、病気を治すことで患者の人生に貢献される著者の姿に、深い共感と感動を覚えました。

 

相手の人生に最大限の貢献をする。

それを、心臓手術という失敗が許されない極限の状態で挑まれる著者の信念を感じ、私も背筋が伸びる思いです。



続きは、後編でお伝えします。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ ”この道を生きる、心臓外科ひとすじ” はこちら

www.amazon.co.jp

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント

 

【本】即動力(後編)

f:id:gony:20211016201037j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、タレント・田村淳(たむら あつし)さん著書、

“即動力”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

後編では、「即動力」に関する田村さんの考察から、印象に残った内容をお伝えします。

 

即動力と見切り発車の違い

何か行動を起こしたいと思っても、家族のことや体力のことなど、年齢を重ねるにつれて精神的なブレーキになる要素が増えていくと田村さんはいいます。

 

即動するためには、いかにしてブレーキを振り払い、アクセルを踏み続けるか。

迷ったときには、自分のアイデアや思いを文字に書き起こすのがよいそうです。

そして、ポジティブな未来を描けているならば、それは即動に値するといいます。

 

「すぐに動き出せない」ということは、即動に値しないことかもしれません。(中略)

ネガティブな未来を抱えたまま走り出しても、それは見切り発車です。即動力ではありません。みなさんも、アイデアを思いついたら、文字に起こしてみるといい。それが即動に値するなら、後ろ向きな表現は躍っていないはずですから。(本書p127より)

 

二兎を追う者、もっと得る

固定観念や思考停止は、即動力を妨げる最も危険な要素。

例えば、ことわざの「二兎を追う者は一兎をも得ず」には、二兎を追うことは不誠実であるという日本人の固定観念が潜んでいる、と田村さんは指摘します。

 

即動力のある人からすれば、「二兎を追う者、もっと得る」。

 

タレント、経営者、投資家などいくつもの草鞋を履いて、もはや何兎を追っているのかも自分でわからないという田村さん。

たくさんのことにチャレンジしていると、やがてそれぞれがつながりはじめて成果になることもある。

だから何でもやってみるべきだ、と強調して本書を締めくくります。

 

野球選手を目指しながら、株のトレーダーを目指したっていい。大工の腕を磨きながらパティシエを目指したっていい。人間、どんな才能が開花するかわからない。だから何兎でも追うべきなんです。(本書p223より)

 

自分の人生を最大限欲張る

「二兎を追う者、もっと得る」という解釈は、私も素晴らしいなと思いました。



先日、私は妻と一緒に、お世話になっている経営者の方から沖縄旅行に招待していただきました。

その方はよく「自分の人生を欲張らなくて、何を欲張るの?」と熱くお話されます。

 

私が尊敬するその方は、何人もの経営者を輩出され、また自身も複数の事業で大きな結果を作られています。

圧倒的な努力によって成果を作られ、人生は望んだぶんだけ手に入るということを教えていただきましたし、それは私の目指すところでもあります。



ポジティブな未来を思い描いて、実現のために素早く行動を起こす。

人生を最大限に欲張るためのジェットエンジンが、即動力なのかもしれません。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ ”即動力” はこちら

www.amazon.co.jp

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント

 

【本】即動力(前編)

f:id:gony:20211016201037j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、タレント・田村淳(たむら あつし)さん著書、

“即動力”

です。



1993年に、相方の田村亮(たむら りょう)さんとお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」を結成。

数々のテレビ番組に出演されたことから、ご存じの方も多いかと思います。

 

現在はYouTuberや会社経営者など多岐にわたって活動されており、また著書も複数発表されています。



“1秒で「動く人」がうまくいく”という見出しが強いインパクトを与える本書「即動力(そくどうりょく)」。

何事もまず動き出すことの大切さを、田村さん自身のエピソードを交えながら語りかけています。

 

行動力を超えた、行動力2.0。それが ”即動力” なのです。

感じたら ”今すぐ” 動く。思い立ったら、”今すぐ” 動く。圧倒的なスピードをともなった行動力が ”即動力” なのです。(本書p5より)

 

すぐに動いたからこそ、見えてきたこと

田村さんが43歳のときに、大学受験に挑戦されたときのエピソードがあります。

 

とあるきっかけで法学を学びたいという、明確で強烈な願望が生まれた田村さん。

周囲の驚きや批判を一切気にすることなく、青山学院大学を受験することを宣言して、すぐに勉強を始めたそうです。

 

半年間の猛勉強も振るわず、結果は残念ながら不合格。

しかし田村さんは、なんとその6時間後に慶應義塾大学の通信課程を受験する決断をされ、結果として合格をつかみ取ります。

 

ところが、通信課程で学べる内容が自分の学びたかった分野とは異なることに気づいた田村さんは、SFC慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)で学ぶためにAO入試を受けることにしたといいます。

 

1)青学に全部、落ちた

2)しかし次に慶應の通信を見つけた。そこに、受かった

3)しかし通信だと卒業が難しい。しかもやりたい勉強とは違った

4)じゃあ今度はAOだ!

 

僕にとってここまでたどり着くには、動いてみないと見えない問題ばかりでした。

(中略)すべては、動いたから(しかも「すぐに」)見えてきたことです。(本書p46~p47より)

 

もし最初から大学受験を躊躇していたら、SFCで学びたい!とはならなかったと仰る田村さん。

ご自身の半生を「動いてよかった」の連続だ、ととらえています。

 

僕の場合、「青学に全部、落ちた」と失敗に終わっても、「じゃあ、通信があるじゃないか」と、次に即動する。失敗を失敗ととらえない。つまり、「ここはダメだったか。よし次!」と即動しているかぎり、失敗なんてありえない。これは、究極のポジティブシンキングであると同時に、”次の一歩を踏み出す” 究極の勇気にもなりえる。(本書p48より)

 

失敗が気づきをもたらす

持ち前の即動力によって、田村さんは2017年にベンチャー支援を主な目的とする会社を立ち上げます。

その後も様々なビジネスを画策され、2020年にはクラウド遺言サービス「ITAKOTO」の提供を開始されます。

 

参考:株式会社itakoto

itakoto.co.jp

 

実は、本書の発売時点(2018年)では、「ITAKOTO」プロジェクトは資金面や技術面の問題によって頓挫することになったと語られています。

 

田村さんは、実際には失敗もたくさん経験しているけれど、即動しているがゆえに失敗だと思っていなかったそうです。

むしろ、失敗を通じて気がつくことがたくさんあったと仰います。

 

「そこまで動いたから、次の道が見えたんでしょ?」

僕はむしろ、失敗した人に賛辞を送りたいし、その失敗はあなたに何をもたらしたか?を聞いてみたい。(本書p83より)

 

感情は後からついてくる

行動するからこそ、わかることがある。

そして、即動しているうちは、失敗は失敗ではなくて成功の過程である。

田村さんが表現される即動力は、人が持つポジティブな要素を具現化したひとつの形なのかもしれませんね。



私も、まずはやってみるという価値観を教わってきて、ずっと行動の指針にしています。

 

何かを始めるのに、状況が完璧に整うことはないと思います。

まずは動き出してみる。

失敗も含めて、やってみるからこそわかることがあると思います。

 

さらに、「気分が乗らないから、行動できない」のではなく、「先に行動を起こすから、後から感情がついてくる」という順番であることも、私が事業の立ち上げに取り組む過程で体得しました。

 

即動力はその人を確実に新しいステージへ運ぶものだと、私も強く共感します。



続きは、後編でお伝えします。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ ”即動力” はこちら

www.amazon.co.jp

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント

 

【本】待つ心、瞬間の力(後編)

f:id:gony:20211009122031j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、元プロ野球選手・桧山進次郎(ひやま しんじろう)さん著書、

“待つ心、瞬間の力”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

 

後編も、本書の内容および私が桧山さんから直接伺ったお話から、特に印象に残った内容をお伝えします。

 

阪神ファンによって心が鍛えられた

桧山さんの勝負強さが鍛えられた要因のひとつとして、熱狂的な阪神タイガースファンの存在を挙げています。

チームがいい試合をすればファンから大歓声が上がる一方で、不甲斐ない試合をしたときは容赦ない罵声を浴びせられたと打ち明けています。

 

書くのさえ憚られる数々の野次が、あの時代の甲子園ではひっきりなしに聞こえてきた。

とくに、阪神ファンが陣取るライトスタンドはすさまじかった。

私のポジションはライト。阪神が守備に回ると応援団の統率された大声援が止まるので、スタンドから飛ばされる1人ひとりの大声が丸聞こえだった。(本書p82より)

 

ファンからの野次や厳しい批判は、阪神タイガースを心から応援しているゆえの裏返し。

桧山さんは、阪神ファンが集まる甲子園という環境が自分のメンタルを強くしてくれたと語ります。

そして、当時のことをこう仰いました。

 

批判を声援に変えるには、結果を作るしかないのです。

ただ、結果が出たときに阪神ファンから送られる声援は、本当に格別ですね。

 

ファンからの期待、圧倒的な重圧、それらに打ち勝つことで「代打の神様」に相応しい強靭なメンタルが培われたようです。

 

調子が悪いときに寄り添ってくれる人

桧山さんがルーキーとして結果を作りはじめたとき、多くの知人から「すごい」と注目を集めます。

そんな中、ある会社の社長を務めているという友人は「お前は今が大事なんやから、野球に集中しろよ」と桧山さんに忠告します。

 

いっぽう、桧山さんがスランプに陥ると、それまで親しくしていた知人からは連絡がなくなることもあったそうです。

そんなときでも、例の友人は桧山さんを支え続けたといいます。

 

「人生、いいときも悪いときもある。今が華やかだと思っても永遠には続かない。活躍したときほど、謙虚になる心が大切なんだ」

こう言ってくれる知人は友人となり、どんな苦境のときでも変わらずアドバイスをくれたり、支えてくれたりするようになる。そういうときは、人の温かさを本当に感じる。(本書p157より)

 

繁栄は友を作り、逆境は友を試す」という有名な言葉がありますが、桧山さんのエピソードはまさにこのことを指しています。

 

調子が悪いときに寄り添ってくれる人が、真の人間関係を築ける人だと思います。

 

こう仰る桧山さんは、球界の内外を問わず多くの人との交流を大切にされ、ご自身の成果に変えられたそうです。

 

自分を成長させ続ける

私が桧山さんから伺ったお話の中で特に印象的だったのが、50歳を超えてもなお新しいことにチャレンジされる向上心です。

スノーボードYouTubeなど、ジャンルを問わずに新しいことに取り組まれる桧山さんは、こう仰いました。

 

今でもいろいろなチャレンジをするのは、新しい自分の発見に期待しているからです。

「なんだ、俺ってこんなことができるんだ!」

と、何がきっかけで自分がポジティブになれるか、チャレンジしてみないとわからないですから。

 

まだまだ壁が出てくるなぁと思っていますが、でもそれは自分が成長するという前提にいるからです。

 

プロ野球選手として偉大なキャリアを築かれた方が、さらに自分を成長させようとしてチャレンジを続けています。

飽くなき探求心をお持ちの桧山さんとお話できたことは、私にとって非常に光栄でしたし、たいへん大きな励みになりました。



新たなチャレンジが、自分を飛躍させるきっかけになるかもしれない。

自らの成長に期待を込める桧山さんのメッセージを心に留めて、私も最大限のチャレンジをしてまいります。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ ”待つ心、瞬間の力” はこちら

www.amazon.co.jp

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント

 

【本】待つ心、瞬間の力(前編)

f:id:gony:20211009122031j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、元プロ野球選手・桧山進次郎(ひやま しんじろう)さん著書、

“待つ心、瞬間の力”

です。

f:id:gony:20211009122121j:plain

出典:プロフィール | 桧山進次郎オフィシャルサイト 桧舞台

 

1991年ドラフト4位で阪神タイガースに入団。

22年間のキャリアを阪神タイガース一筋で歩まれ、特に代打として歴代2位の記録をつくり「代打の神様」と称されるなど、長きにわたってご活躍されました。

 

現在は野球解説者、スポーツコメンテーターを務め、またYouTubeチャンネル「桧山進次郎の何しよ?」を開設されるなど、新しいことにも積極的にチャレンジされています。

www.youtube.com

 

 

本書は、桧山さんのプロ入り前から22年間の現役生活におけるさまざまなエピソードを通じて、プロとして結果を出すためのメンタルコントロールや職業観を学べる一冊です。

 

また先日、私は仕事の関係で桧山さんにお目にかかり、直接いろいろなお話を伺うことができました。

たいへん貴重な機会をいただけたことを嬉しく思い、同時に私の仕事に活かせる学びをたくさん得られました。

 

本書の内容と併せて、桧山さんから伺ったお話もお伝えします。

 

先入観を捨てる

本書で、桧山さんが東洋大学に在籍されていたときのエピソードが紹介されています。

 

大学1年生のとき、桧山さんはご自身の体格から、コツコツとヒットを積み重ねるのが自分のスタイルだと思い込んでいたといいます。

ところが、あるプロ野球のテレビ中継を見て、もっと豪快なフルスイングに変えようと決心され、ひたすらバットを振り続けたそうです。

 

「自分はきゃしゃだから、ホームランは打てない」という「先入観」を捨て去ったことで、私の「野球観」が大きく変わった。(本書p70より)

 

フォーム改造が功を奏し、桧山さんは大学2年生のときに首位打者を獲得されます。

このことについて、桧山さんは次のように仰いました。

 

自分の固定観念を度外視して、やってやろう!と思って猛練習してから、結果がではじめました。

何事もチャレンジすることが大事ですね。

 

“自分はこうだから”という固定観念や先入観を取り払って、将来なりたい理想像から来る選択をする。

トッププロとして活躍された桧山さんの言葉には、野球にかける熱い思いが込められています。

 

8人の監督との巡りあわせ

桧山さんが阪神タイガースに所属された22年の間では次々に監督が変わり、8人もの監督の下でプレーをされたそうです。

 

プロ野球選手として、私ほど監督の巡りあわせに恵まれた選手は珍しいとも思っている。多くの監督と接したことで、野球観が広がり、そのときどきの私の立場に沿った人間的成長の手助けをしていただいた。(本書p121より)

 

4番打者、選手会長、代打稼業など、キャリアの中で多様な役割を経験された桧山さん。

タイプの異なる8人の監督からは、ちょうどそのときの自分にとって必要なことを学べたと仰います。

 

監督が次々と変わりましたが、たまたまその順序が良かったので、私はプロとして成長できたと思っています。

監督が変わるたびに、野球の深さに気づかされました。

 

8人の監督との出会いを宝物のような経験だと仰る桧山さんからは、どんな人からでも素直に学ばれる謙虚な姿勢や、いろいろなことに興味を持ち、いろいろな人と話すのが好きという温かい人柄を、私は感じました。

 

自力と他力のかけ算

桧山さんの大きな結果には、幼少期から続く日々の猛練習に象徴されるように、圧倒的な努力(自力)が根底にあるのは言うまでもありません。

 

その上で、多彩な監督から多くのことを学び吸収された(他力)、すなわち自力と他力のかけ算によって結果を作られたのだと私は思いました。

 

監督が次々に変わるという選手にとっては混乱しかねない状況の中で、監督の教えからご自身を成長させ続けた桧山さん。

そのお話を伺って、私は大きな感銘を受けるとともに、温かく背中を押してくださったような気持ちになりました。

 

 

続きは、後編でお伝えします。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ ”待つ心、瞬間の力” はこちら

www.amazon.co.jp

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント

 

【本】PRIDELESS 受け入れるが正解(後編)

f:id:gony:20211002115916j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、オリエンタルラジオ藤森慎吾(ふじもり しんご)さん著書、

”PRIDELESS 受け入れるが正解”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 



後編では、プライドレスな生き方を貫く藤森さんが、仕事や人間関係で大切にされていることをいくつかピックアップします。

 

努力したうえで人に頼る

ぼくはちっぽけな自分のプライドなんて捨てて、ひとに頼って生きてきた。

それはそうなんだけど、ひとに頼るときには、前提としてしなくちゃいけないことがある。

「自分でできることは、できるかぎりしてみてから」

というのが大事になる。(本書p100より)

 

相当な”メモ魔”だと自称する藤森さんは、自分でできることを最大限やりきってから、周囲の力を借りることが大切だと訴えます。

 

周りの人の力を借りる重要性は、私も拙著「損をしない人の考え方」で申し上げました。

自分の努力と周囲の力を掛け合わせてはじめて、大きな結果が得られると私も思います。

 

ポジティブを選択する

メモにはプラスのことしか書かないと決めている。(中略)

肯定的なことばかり集めたメモを取る習慣が定着してくると、ぼくはいつしか生活全体においても、プラスのことばかり覚えておくようになった。(本書p102~p103より)

短所や失敗を懸命にカバーし埋めていくよりも、よかったところだけをフィードバックして、

「次はさらにもっと出せるようにしよう!」

と前向きに進むほうが正解になる。(中略)

これまでやったことのないタイプの仕事が舞い込んできても、「プラス体験」をよく整理して長所を自分で把握できていれば、個性を発揮できそうと判断した時点で、躊躇なく手を挙げられる。(本書p104~p105より)

 

ドラマ、ミュージカル、YouTube、オンラインサロンなど、次々と新しい仕事にチャレンジされる藤森さん。

これだけ活動の幅が広がったのは、プライドを捨てて、ポジティブな思考に徹してきたからだと仰います。

 

謙虚に、素直に学ぶ

「お芝居はズブの素人ですので、学ばせていただきます」

というスタンスを、いつだって忘れてはいけないのだ。ゼロ地点から柔軟に吸収しよう。言われることはなんでも聞こう。いつも、そういう気持ちでいるようにしている。(本書p161より)

 

藤森さんが新しい仕事に取り組むときには、その道のプロから謙虚に学び、素直に吸収しようという姿勢を欠かさないそうです。

素直さは、周囲の信頼を得るための要素であると同時に、どんなことにおいても成功を収めるうえで大切なポイントだと私も思います。

 

「プライドレス」というプライド

私は本書を読んで、藤森さんのご活躍の背景には愚直な努力と謙虚に学ぶ姿勢があったと知り、深い共感を覚えました。

 

多様性に満ちたこれからの時代、生き方の正解はひとつとは限りません。

確固たる自分の軸がなくても、いまより良くなりたい、向上したいと願って必死にもがく藤森さんの姿からは、私も多くの学びを得ました。

 

周囲の力を借りて、謙虚に学び、柔軟に自分を変化させる。

プライドを持たないという一貫性の先には、自分の想像を越えた素敵な未来が待っているのかもしれないですね。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

※ ”PRIDELESS 受け入れるが正解” はこちら

www.amazon.co.jp

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント

 

【本】PRIDELESS 受け入れるが正解(前編)

f:id:gony:20211002115916j:plain

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、オリエンタルラジオ藤森慎吾(ふじもり しんご)さん著書、

”PRIDELESS 受け入れるが正解”

です。

f:id:gony:20211002115943j:plain

出典:藤森慎吾のYouTubeチャンネル

 

中田敦彦(なかた あつひこ)さんとお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」を、中田さんの実弟であるプロダンサー・FISHBOYさんらとダンス&ボーカルグループ「RADIO FISH」を結成。

多数のメディアに出演され、現在ではミュージカル、YouTube、オンラインサロンなど活動の幅を広げていらっしゃいます。



中田敦彦さん著書「労働2.0」の紹介はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

※FISHBOYさん著書「″なりたい自分″になる技術」の紹介はこちら

gonbook.hatenablog.com



本書「PRIDELESS 受け入れるが正解」では、オリエンタルラジオ結成から現在に至るまでのエピソードが数多く紹介されています。

その中で、確固たる自分やプライドをあえて持たない「プライドレス」な生き方について、藤森さんの率直な思いが綴られています。

 

芯がなくってすぐふらふらしてしまう自分に悩んで、そのせいでちょっと縮こまっているようなひと、ほかにもきっといるんじゃないか。

いやいやだいじょうぶだよ、心配ないから。そう言いながら、同類のぼくが、背中をポンと押せないだろうか?そうしたら、すこしラクになってくれないだろうか?

「プライドレス」な生き方しかできないひとの代表として、ぼくがまず自分のことをさらしてしまおう。(本書p4より)

 

このひとになら、ついていける

学生時代に中田さんと出会った藤森さんは、一緒にお笑いを目指すことになります。

すぐに漫才の自主練習が始まり、妥協を許さない中田さんの本気の指導に、藤森さんははじめは戸惑ったそうです。

 

音を上げたくなるような練習の日々が続くなか、それでも藤森さんは、道を切り拓こうとする中田さんにくらいついていこうと決心されます。

 

このひとの言うことなら、聞ける。つらくていろいろ文句を言ってしまうこともあるかもしれないけれど、きっといい方向に進んでいくはず。心からそう思えた。

信じられるひとを自分でしっかり選んだのなら、あとは相手の姿を見失わないようにしっかりついていく。

そんな生き方があったっていいじゃないか。

(中略)一緒に歩くひとをこの目で選び、道を照らしてもらいながら、ともに楽しく歩いていく。

そっちのほうがぼくにはずっと大切だし、そういう生き方のほうが性に合っていたのだ。(本書p36より)

 

自分をさらけ出す

圧倒的な練習量が功を奏し、オリエンタルラジオはデビューして間もなく「武勇伝」ネタで大ブレイク。

多くの番組に出演されます。

 

しかし、多くのお笑い芸人がしのぎを削る特別番組で、藤森さんはまったく笑いを取ることができず、実力不足を痛感したと語っています。

 

精神的に追い詰められた藤森さんに手を差し伸べたのは、タモリさんと、お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さん。

もともと藤森さんのなかにある ”お調子者” 的な要素を、もっと押し出したほうがよいとアドバイスされたそうです。

 

「もっとおまえ、芸風としてそれを出しなさいよ。タレントっていうのは、自分の特徴をどんどん出していく、そういうものなんだから」(本書p81より)

 

「出せ出せ出せ、そんなもん。芸人だったら、さらけ出してなんぼだ」(本書p84より)

 

こうして、藤森さんは『きみ、カワウィ~ねぇ~!』などのフレーズを多用する「チャラ男」キャラで再び人気を集めます。

 

藤森さんは、自分の実力不足を潔く認めたことで辿りついたチャラ男ネタは、武勇伝ネタの『あっちゃん、カッコいい~!』と同じく相手を褒めて持ち上げる内容であり、それが本来の自分らしさと重なったからうまくいったと述べています。

 

いちおうはお笑いのツッコミ担当のぼくだけど、ひとを貶めるようなことは元来苦手なのだ。自分がそれをやられるとすごくいやだし、自分がいやなことはひとにもできない。できればひとのいいところを探したいと思うのは、ごく自然なこと。

(本書p87より)

ひとの弱点を突っついていくよりも、相手が評価されたがっている部分をちゃんとピックアップして、褒めたりおもしろがったりすればいい。ネガティブな話題のほうがインパクトが強いのはわかっているけど、そこで勝負しないようにしよう。ポジティブなことだって、ちゃんと笑いにしていく方法はあるはずだ。(本書p87より)

 

柔軟に受け入れる

確固たる自分がない、自分の軸がない。

そのことをマイナスにとらえてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

かく言う私も、九州男児で長男、さらには過去のいろいろな体験から、もともとは周囲の顔色をうかがって過ごしていました。

そして経営をはじめから志していたわけではなく、安定志向で大企業に就職しました。

 

いま私が経営の道を進んでいるのは、ついていこう、一緒に歩んでいこうと心から思えるメンターや仲間の存在があるからです。

 

また、多くの方との出会いを経て自分のビジョンや目標を明確にしてきました。

さらには、自分の考えを話したり表現したりすることで、自分の内側にある真の思いに気づき、自分の軸が定まってきたように感じます。

最初から軸が定まっていたわけではありません。



「確固たる自分というものがない」と仰る藤森さんが、チャラ男というひとつのキャラクターを確立されたのは、周囲の提案を柔軟に受け入れる姿勢によって素早く変化された結果なのではないでしょうか。

 

プライドレスな生き方は、状況がどんなふうに変化しても自分らしさを見つけることができる、という可能性を秘めているのかもしれませんね。



続きは、後編でお伝えします。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

※ ”PRIDELESS 受け入れるが正解” はこちら

www.amazon.co.jp

 

◆新作「損をしない人の考え方」◆

損をしない人の考え方 ※きずな出版HPリンク

YouTubeチャンネル◆
権藤優希のYouTubeチャンネル

◆ごん×櫻井のモテモテ塾 KIZUNA Online Salon◆

ごん×櫻井のモテモテ塾 │ KIZUNA Online Salon

◆株式会社シーマネジメント HP◆

株式会社シーマネジメント