【本】フランス人は10着しか服を持たない
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、ジェニファー・L・スコット氏著書「フランス人は10着しか服を持たない」です。
著者はアメリカ出身で、大学在学中にフランスのパリに留学をします。
留学期間中、パリでも名高い貴族の家庭にホームステイをするのですが、
そこでお世話になったフランス人一家の母親…マダム・シック…のライフスタイルに大きな影響を受けます。
引用元:https://ja-jp.facebook.com/JenniferLScottAuthor/
マダム・シックのような洗練された上質な暮らしをするための提案が、
著者の体験をもとに、女性ならではの視点で紹介されています。
本書は主に女性を対象に書かれた内容が多いですが、
著者がパリで体験した暮らしの根底にある考え方は、性別問わず共通するものがあると感じました。
例えば本のタイトルにあるように、パリの家庭ではみな必要最小限の服しか持たないそうです。
数が少ないからといって、無駄に高価な服を持つわけではなく、かといって質素な服というわけでもなく、自分にとって本当に必要なものを見極めることが大切だといいます。
世の中にものがあふれるようになり、日本でも「断捨離」という言葉が流行りましたね。
私も学生の頃は服が大好きで、かつての愛読書はメンズエッグでした(笑)。
今でも服は好きですが、買うものは必要最小限にとどめています。
ものが少ないということは、思考がシンプルであることの表れだと教わりました。
私はメンターから、かばんの中は頭の中と同じだと教わり、かばんの中を常に整理するようにしています。
今では、ハワイに2週間滞在するための荷物も、一番小さなキャリーケースひとつで済みます。
さらに、身だしなみについても興味深い内容が紹介されていました。
著者がゴミ捨てのために少し家の外に出たところ、近所に住む素敵な男性とばったり出会ったという話があり、そのときの服装は部屋着のまま髪もぼさぼさ、とても恥ずかしい思いをしたそうです。
もしマダム・シックだったら、メイクもしてきれいな格好をしていただろうと著者は後悔します。
『いつもきちんとした服装を心がけていれば、いつ誰に出会っても、へんな格好で相手の印象に残ってしまう心配はない。
わたしたちはいつどこで、誰に出会うかわからないから、自分をきれいに見せる努力を怠らずにいれば、最高の第一印象を与えられる。』
私も、仕事をする上でたくさんの方とお会いするため、第一印象や身だしなみは特に大切にしています。
私も起業したばかりの頃は値段の高いものは着られませんでしたが、清潔感を常に心がけていましたね。
この本を読み、豊かであることと、贅沢であることとは少し違うのだなと感じました。
著者は、自分の手に取れる価格帯で上質なものを見つける力、本当に必要なものだけを見極める力が大切だといいます。
それが、日常のあらゆるできごとから喜びを見い出すことにつながり、豊かな気持ちで過ごすことができる、という考え方はとても学びになりました。
今日もかばんと思考をシンプルに整理して、仕事にのぞみます。