【本】風に舞いあがるビニールシート
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4163249206
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、森絵都(もり えと)氏著書『風に舞いあがるビニールシート』です。
引用元:https://www.sinkan.jp/pages/interview/interview87/index.html
1990年、『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビューし、著者の『カラフル』と『DIVE!!』は映画化とアニメ化もされています。
また、本書では2006年第135回直木賞を受賞しており大人気の小説家です。
長編小説と思って購入したのですが、実は短編小説でした。(笑)
本の帯には"大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語"と表現されています。
少しだけ物語の主人公たちを載せますね。
・犬の里親募集のボランティアをしながらスナックで働く専業主婦
・商品のクレーム処理のため謝罪に行くサラリーマン
・国連難民高等弁務事務所(UNHCR)へ転職したOL
(ちなみに、UNHCRって初めて知りました。)
など、私の知らないどこかでは起こり得そうな内容が物語として描かれています。
本の帯にも記載ありましたが、共通しているものは、「大切な何か」のために懸命に生きている姿でした。もちろん、主人公たちが大切にしているものはそれぞれ違いますし、その数も違います。
その日々の中での決意や葛藤、決断などしている姿にとても親近感を覚えました。
私自身も「大切なもの」はたくさんあります。優先順位をつけ難く葛藤した時もありました。ただ、その時にした決断や覚悟があるから今があるなと思っています。
それは、私だけでなく、日々過ごしている中で多くの方が体験していることではないでしょうか。
本書を通して、これからも大切なものを大切にしながら、一度きりの人生を懸命にいきようと思いました。
とても読みやすいので活字が苦手な方も読みやすいと思いますので、おすすめです♪