権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】直撃 本田圭佑

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引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B01M35834T

 

こんにちは。権藤優希です。

 

私には一緒に事業に取り組む仲間のひとりに、高校時代からの親友がいます。

私は野球部出身で野球が大好きなのですが、親友はサッカー部出身でサッカーがとても上手です。

 

ワールドカップも近いということで、今日はサッカーに関する本を読みました。
今回紹介する本は、木崎伸也(きざき しんや)氏著書「直撃 本田圭佑」です。

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引用元:https://number.bunshun.jp/articles/-/826801

 

スポーツライターである著者が2010年から約6年にわたり、サッカー日本代表本田圭佑選手にたびたび突撃取材を敢行。

海外に何度も足を運び、リアルな対談を通じて日本サッカー界のエースの本音を引き出していきます。

 

誰よりもストイックに練習に取り組む様子や、サインを求めるファンに丁寧に応じる姿、

また自身が手がけるサッカービジネスについて熱く語る姿なども紹介されており、その人柄が浮かび上がってきます。


かつてビッグマウスともいわれた本田選手へのインタビューは、1回1回が真剣勝負だったといいます。

話しかけるタイミングや質問の内容によっては、取材を断られることもあったようです。

 

『メディアもプロとして、オレが答えたくなるような質問をしてくれということですよ。』

 

いかにも本田選手らしい振る舞いですね!


私が印象に残ったのは、「安定」という言葉についてどう思うか?という著者の問いかけに答える、本田選手の考え方でした。

 

『僕の辞書にない言葉です。

人生は上がるか、落ちるかのどちらかでしょ。安定っていうのは僕からしたら下に落ちているわけで。』

 

『ただ、勘違いしちゃいけないのは、下に落ちるっていうことが、進化していないということではないんですよ。

下に落ちるのも、次に上がるための変化かもしれない。

大事なのは、その辛い時期を残念と思うのか、自分にしかできないチャンスだと思うのか。』



ものごとや現状をどうとらえて、いかに自分を奮い立たせていくか。

とらえ方の大切さをあらためて感じました。




またある時、日本のスポーツメディアの問題点について、著者は自身の想いを語ります。

それを聞いた本田選手は、すかさずこう問いかけたそうです。

 

『ならば、自分でその問題を解決すればいい。いつまでライターをやるつもりですか。

経営者になって、新しいメディアを立ち上げて、今感じているその限界を壊してみませんか。』

 

しびれますね!

この言葉に背中を押された著者は、のちに自分で新メディアを立ち上げます。

目標に向かってチャレンジしている人のメッセージには、周りの人を突き動かすエネルギーがあるんですね。

私もそうでありたいと思いました。
目指すものがある方は、トッププレイヤーのメンタリティに触れてみてはいかがでしょうか。