【本】決断力
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、羽生善治(はぶ よしはる)氏著書
『決断力』です。
引用元:https://president.jp/articles/-/14033
将棋を指すうえで一番の決め手になるものは何か?
この問いに対する羽生氏の答えが、決断力なのだそうです。
以前、当ブログで羽生氏の著書『直感力』を紹介しました。
ここでは、「直感はたくさんの経験の積み重ねによって磨かれる」というメッセージをお伝えしました。
決断を支える、経験の積み重ね
そして本書『決断力』でも、決断には多くの経験が関係するといいます。
経験を積み重ねていくと、さまざまな角度から判断できる材料が増え、幅広い視点から適切な決断を下せるようになります。
ですが、判断材料が増えれば増えるほど正しい決断ができるかというと、必ずしもそうとは限りません。
経験が増えていくことで、逆に、不安・心配・恐れといった気持ちが湧き、迷ってしまうこともあります。
決断には人の本質が表れる
だからこそ、決断する力が将棋でとても重要だといいます。
そして羽生氏は、将棋に限ったことではなく、決断にはその人の本質が表れると述べています。
物事を進めようとするときに、「まだその時期じゃない」「状況が整っていない」などとリスクに目を向けてしまっては、新しい挑戦に踏み出しにくくなります。
しかしここで、リスクの大きさはその物事に挑戦することの価値を表している、と考えることで、前に進む気持ちが起きてくるのではないか、と羽生氏は言います。
『決断とリスクはワンセットである。
決断を下さないほうが減点がないからといってリスクを避けていては、いい結果は生まれない。
怖くても前へ進んでいく、そういう気持ちや姿勢が非常に大事だと思っている。』
厳しい対局の中で、取るか取られるか紙一重の決断を繰り返してきた羽生氏のメッセージには、身を正されるような思いになりました。
不安になるということは、自分に期待しているということ
私も、新しい挑戦をするときには、不安ではなくて期待に目を向けるように心がけてきました。
不安になるということは、それと同時に、自分に対して期待していることの表れだと教わってきました。
もちろん一歩を踏み出すときはドキドキしますが、そうした決断をたくさんすることで、心の筋肉が鍛えられると思っています。
そしてその先に、今までの自分を超える成長と結果が待っていると信じています。
本書は私にとって大変励みになり、事業で理想の結果を追い求めようとあらためて思いました。
決断について大切なことを学べる、貴重な一冊でした。
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