権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。

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引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4478021821

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、株式会社ユーグレナ代表取締役社長、出雲充(いずも みつる)氏著書

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』です。

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引用元:http://www.realtech.fund/archives/member/22

 

出雲氏は「国連に入って世界から飢餓をなくしたい」と考えていましたが、東大在学中の海外インターンシップで想像と異なる現実を目の当たりにします。

 

そこから、「ビジネスを通じて飢えに苦しむ人に十分な栄養を提供したい」という思いに変わります。

 

ミドリムシとの出会い

あるきっかけを機に、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の食料資源化の可能性を知ります。

当時、ミドリムシの培養は技術的に非常に難しく、成功した例が世界にもありませんでした。

 

「培養さえできれば、ビジネスになるし、飢えに苦しむ人を助けられるかもしれない!」

 

バイオベンチャーユーグレナ」の立ち上げ

出雲氏は就職した大手銀行を1年で辞め、東大の後輩である鈴木健吾(すずき けんご)氏とともに、2005年にバイオベンチャー企業ユーグレナ」を立ち上げます。

 

創業の時点ではミドリムシの培養技術が確立する見込みは立っていなかったそうです。

 

それでも創業に踏み切ったのは、当時堀江貴文氏が社長を務めていたライブドアが、ユーグレナのスタートアップを支援することになったからだといいます。

 

出雲氏は、ミドリムシの話をちょっと聞いただけですぐに本質を理解して、ビジネスの可能性を見い出した堀江氏の頭の回転の速さに圧倒されたとも語っています。

 

ライブドア不祥事による打撃

研究の末、ついに世界発のミドリムシの培養に成功し、事業化の道筋が見えてきます。

 

ところが、2006年に起きたライブドアの不祥事によって、ユーグレナの事業計画はストップしてしまいます。

 

ユーグレナの顧客やパートナーになる予定だった企業からも「ライブドアと取引がある会社は…」というイメージだけですべて断られてしまったそうです。

 

地道な活動が花開く

ユーグレナのメンバーに加わった福本拓元(ふくもと たくゆき)氏を中心に、開発したサプリメントの営業活動を必死におこないますが、初めは全く売れませんでした。

 

資金がギリギリの苦しい状態が3年近く続きますが、努力の末やがて大手商社のバックアップを受けられることが決まります。

 

さらに、話題となった映画『不都合な真実』によって地球環境問題への関心が高まり、ユーグレナの取り組みが一気に注目を集めます。

 

そして多くのパートナー企業と手を組み、2012年に経済産業大臣賞などを受賞されます。


くだらないものなんて、ない

本書で出雲氏が最も伝えたいメッセージが冒頭に載っています。

 

くだらないものなんて、ない。

 

ミドリムシという微生物の秘められた力から、どんな生き物、どんな人、どんな仕事にも必ず意味や可能性があるのだと学んだそうです。

 

そしてユーグレナの立ち上げを通じて、自分たちが本当に正しいことをやっていれば、どこかに必ずそれに共感してくれる人がいるのだと体感したといいます。


本気の思いを伝える

本書を読んで、出雲氏や創業をともにされた方々のひたむきな情熱、苦しい時もあきらめない姿から、一緒に仕事を通じて豊かになっていこうと伝え続けてきた私自身の経験とも重なりあい、とても共感したのと同時に胸が熱くなりました。

 

とにかくたくさんの人に会って、本気で自分の思いを伝える。

そうすると、自分の話を聞いてくれる人にどこかで必ず出会える。

 

私が今まで努力してきたことに対する確信も深まり、また新しい領域に踏み出す力も湧いてきました。

 

 

私は健康にも気をつかっていて、ユーグレナのドリンクを飲んでとても美味しいと感じましたし、ミドリムシについて興味を持つきっかけにもなりましたね。

 

私も、どんな人、どんなことにも可能性があるということを、事業を伸ばしていくことで表明していきます。

 

チャレンジする気持ちを後押ししてくれる素晴らしい一冊でした。

 

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