【本】采配
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、落合博満(おちあいひろみつ)監督の著書「采配」です。
出典:
https://www.amazon.co.jp/dp/B00DYKPPGM/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
「オレ流」という言葉を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。落合監督が中日ドラゴンズの監督に就任したのは2004年。就任から退任までの8年間、「オレ流」の采配により2年に1回はリーグ優勝ないしは日本一、8年間連続Aクラス入りを果たしました。
ちなみに中日ドラゴンズは落合監督の退任後の成績は、2012年に一度Aクラス入りを果たしたのを最後に、2019年シーズンまで全てBクラスです。
また、現役時代には3年連続の首位打者、史上最年少の三冠王などの輝かしい成績を収めました。少年野球時代、私が憧れた選手の一人です。
本書を通して監督、選手として圧倒的な成績を収めた落合監督の価値観・考え方に触れることができました。
中でも、特に印象に残ったことについて、私のビジネスマンとしての体験も踏まえながら紹介したいと思います。
「達成不可能に思える目標」こそ、数字に勝つ唯一の方法
「打率3割に到達できる選手とそうでない違いは目標設定の違い。到達できない選手は3割を目標にしている。到達できる選手は3割3分あたりを目指している」
と述べられています。3割を目標にすると、数字がノルマに感じ、プレッシャーに負けてしまうそうです。
同じような言葉で「星を掴もうとすれば泥を掴むことはない」という言葉があります。ビジネスマンとして、一人の経営者として大きな目標やビジョンを持つことの大切さに気づかせていただきました。
2点目 ミスは叱らない。だが手抜きは叱る。
成長のプロセスにおいて、
①できないことをできるようになるまで努力し
②できるようになったら、その確率を高める工夫をし
③高い確率でできることは、その質をさらに高めていく
ことが重要。そのため、手抜きは叱りますが、「ミス」を責めることはしないそうです。
会社員時代、「ミス」を恐れてチャレンジができなくなってしまった経験があります。しかし、それでは成長はありません。多くの人は失敗からしか学ばないからです。
「ミス」を許容し、責任を取る姿勢や文化こそが社員の成長を促すのではないでしょうか。
誰をリーダーにするか。尊重すべきは愛情
リーダーを選ぶ時に重視すべきは
「自分でよければ、ひと肌脱いで見ようかという野球に対する愛情、情熱」
だと述べられています。
会社組織においても人を動かすときに最も重要なのは情熱と愛情。落合監督の表情からも愛情を持って選手に関わっている姿が目に浮かぶようです。
出典:
今後、コロナの影響で世の中は大きく変化します。その時こそ、落合さんのように、野球界やチームのために尽くし、新たな道を切り開くリーダーが必要です。
私もそのような存在になれるよう、学んだエッセンスを活かし、今後も努力していきたいと感じる素敵な一冊でした。
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「采配」はこちら
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