【本】仕事は人間関係が9割
参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4844374850/
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、宮本実果(みやもと みか)さん著書
「仕事は人間関係が9割」です。
引用元:https://www.mica-cocoro.jp/
会社員として多くの職業に就きながら、2006年に産業カウンセラーの資格を取得されます。
2007年に「MICA COCORO」を開業され、これまでに個人や企業に対して8,000件以上のカウンセリングや研修をおこなわれています。
本書は、宮本さんが産業カウンセラーとして相談を受けてきたなかから、特に「仕事上の人間関係」を円滑にするために大切なことを、さまざまな事例を踏まえて説明しています。
一般的なコミュニケーションと、仕事上のコミュニケーションの違い
「上司・部下との関係がうまくいかない」、「顧客や取引先と話すときに緊張してしまう」など、カウンセリングの9割は人間関係に関する相談なのだそうです。
著者の宮本さんは、仕事上の人間関係に悩む人の多くが、職場で求められるコミュニケーションとプライベート(友人同士など)のコミュニケーションを混同していることを指摘しています。
友人関係では、仲間同士の良好な関係づくりが目的ですが、仕事では「成果を出す」ことが目的です。
しかし、これを混同してしまうと、仕事での人間関係のトラブルにつながってしまうのです。
ビジネスシーンで求められる「成果を出す」ことに特化したコミュニケーションは、一般的なコミュニケーションとは次の点で異なるといいます。
・端的で、わかりやすい説明が求められる
・取り組み方(プロセス)よりも、結果を出すことが重要視される
・能力が高くても、仕事として評価されなくては意味がない
まずはこの違いを認識し、正しいビジネスコミュニケーションを身につけることがポイントのようです。
本書では「傾聴」、「身だしなみや声のトーンなど、"非言語"で伝わる要素」などの手法が詳しく紹介されています。
本音で伝える
また、良好な人間関係を築くために重要なのが「本音で伝える」ことだといいます。
あるモデルケースとして、『同僚との人間関係に傷がつくことを恐れて、本音を言えない』という女性の例を挙げています。
宮本さんは、この女性が本音を言えない背景に「嫌われたくない」という気持ちがあることを理解しながらも、本音を言うことの重要性をこう強調します。
・個人のキャリア形成につながる
・組織において信頼を勝ち取る
・組織全体が本音を言い合えるようになり、パフォーマンスが向上する
本音を言うことは、わがままを言うことでもなければ、あるいは嫌われることでもありません。
信頼を構築するための本音とは、
・成果を出すために
・相手を思いやっている
・本気で、本当にそう思っている
という前提に基づいた言動や行動なのだそうです。
あの人の言っていることはたしかに信頼できる。なぜならいつも「仕事の成果をだすために」本気でいいと思っている事を言っているからだ。
このように、いつも本音で話すからこそ、周りからの信頼を集めるのではないでしょうか。
本音でコミュニケーションを取り合う人間関係が、個人や組織の成果に大きな飛躍をもたらすようです。
原因を正確に把握する
私が読んでいて重要だと感じたのは、カウンセリングを通じて、相談者が自らの問題の原因に気づくという点です。
私が起業したとき、メンターから「いい結果にも悪い結果にも、そうなった原因が必ずある」と教わりました。
結果を変えるためには、原因を正しく把握して、行動を改善する必要があります。
ただ、原因は自分ひとりでは気づけない場合が多いです。
そのため、フィードバック(他者に対して、自分自身や第三者からどう見えているかを伝えること)を通じて原因を知ることが、解決への大きな一歩です。
私も定期的に研修に参加して、自らが改善すべきポイントが何なのかを明確にして、仕事に生かすようにしています。
仕事上の人間関係を向上させるヒントが詰まった、学びの多い1冊でした。
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