【本】アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉(後編)
こんにちは。権藤優希です。
前回に引き続き、和田秀樹(わだ ひでき)さん著書、
”アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉”
を紹介します。
※前編はこちら
後編では、本書第6章の内容から、子どもが失敗したときの親の声かけについてピックアップします。
「次は頑張ろう」と前向きな言葉をかける
テストの点数が悪かったなど、たとえ子どもが一生懸命に取り組んでいたとしても、失敗することもあるでしょう。
著者は、失敗した子どもが、次はよい結果が出せるようにサポートすることを親に求めています。
子どもが十分に落ち込んでいるとき、反省の色を見せているときには、あえて叱るべきではありません。
「くよくよしていても仕方ないから、次は頑張りなさい」
「次のテストでは見返してやりなさい」
などと前向きに導いてあげるようにしましょう。(本書p172より)
ただし、結果が悪かったのに勉強をしないなど反省が見られない場合に、”行動を叱る” 必要があるのは、前編でもお伝えした通りです。
失敗は、問題解決能力を鍛えるチャンス
さらに、親は子どもの失敗そのものを責めるのではなく、失敗したことについて「次はどうすればいいと思う?」と声をかけて、一緒に考えてあげることが大切なのだそうです。
人は失敗から多くの学びを得ます。
親の過保護によって子どもが失敗する機会を奪うことは、子どもの成長を妨げることになると著者は指摘します。
本当に危ないときは当然止めるべきですが、ちょっと転んでケガをする程度であれば、あえて痛い目を見させて、痛かったという経験を持たせるほうが子どものためになります。子どもはケガをすることによって、何が危険な行為であるかを経験的に理解するようになります。(本書p180より)
失敗を回避するのではなく、失敗を経験し、「次はどうすればいいか?」と考えてその失敗を乗り越えることで、子どもの問題解決能力を磨くことができると著者は述べています。
失敗したという経験は一種の知識です。知識を増やすと同時に重要なのは、問題を解決するために発想する力を磨いていく努力です。
(中略)
知識をもとに、さまざまな可能性を発想する。そのときポイントとなるのが、複数の可能性のなかから最適な選択肢を選び取る力です。この最適な選択肢を選ぶ能力は、社会に出てからさまざまな問題に直面したときに確実に役立てることができます。(本書p181より)
困難に立ち向かう
失敗そのものは悪いことではありません。
ただ、1回の失敗で足を止めたり、あるいは失敗を避けようとする行動を取ったりしても、自分のなかの根本的な考え方が変わっていなければ、また別の形で同じ困難に直面することになる、と私は教わりました。
人生は選択の連続です。
失敗や困難を避ける選択をするのか。
失敗や困難に立ち向かう選択をするのか。
困難を乗り越えれば、どんなことがあっても「自分なら大丈夫」と思えるような、分厚いメンタルが手に入ると私は確信しています。
負けん気の強さを持つ子どもに育てよう。
そう思うなら、子どもを導く親の言葉や姿勢がとても大切なのですね。
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