【本】私、失敗ばかりなので へこたれない仕事術(前編)
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、テレビ朝日ドラマプロデューサー・内山聖子(うちやま さとこ)さん著書、
“私、失敗ばかりなので へこたれない仕事術”
です。
※参考サイト:Woman type
『ガラスの仮面』、『黒革の手帖』、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』などの人気作品を数多く手掛けられ、現在はエグゼクティブプロデューサーを務められます。
著者は、入社されてから数えきれないほどたくさんの失敗をされたと打ち明けています。
本書では、そんな著者のエピソードが赤裸々に語られており、そこから失敗をバネにして、前向きに仕事に取り組むための方法や考え方を学ぶことができます。
本書のタイトルが、ドラマ『ドクターX』において女優の米倉涼子さんが演じる主人公・大門未知子の決め台詞「私、失敗しないので」を捩っているのも面白いですよね。
特に印象に残った内容をいくつかお伝えします。
見習いの間は、失敗がマイナスにならない
入社後最初の5年は秘書を務め、その後に番組制作の現場に異動された著者。
右も左もわからない状態で、失態をおかすこともしばしばあったそうです。
しかし著者は、下積み時代に失敗を経験して身についた仕事の感覚が、後で大きく役立ったと振り返っています。
当時は何が正しいか間違っているかもわからないから、何をするにも恥ずかしいという感覚がなかった。自分が良かれと思ってやったことで失敗しても、周りは「仕方ないなぁ」と笑って許してくれた。見習いの間は、失敗が全くマイナスにならない、一番お得な時期なのだ。(本書p51より)
コンプレックスを武器にする
失敗が続いても、ドラマをつくりたいという強い気持ちをぶらさずに、仕事に挑み続けた著者。
くじけずにいられた理由を、自身のコンプレックスを武器に変えたからだと仰います。
テレビ局を第一志望に入ってきたわけでもなければ、大学時代に映画研究会にいたわけでもない。ドラマや映画を人よりたくさん勉強したわけでもないから、知識もない。
(中略)
つまり、「人よりも、私は知らない。できない」というコンプレックスが強かったのだ。
その誰よりも強いコンプレックスがあったから逆に、何か失敗するたび、「そりゃ、失敗もするさ」と、どこか開き直るような気持ちになれた。そして、「できるようになろう。頑張ろう」と努力するようになった。(本書p58より)
チャレンジする人は、仲間が増える
本書の前半部分で、特に私の心に深く残ったのは次の一節です。
「失敗上等!」のつもりで何でもチャレンジしている人は、自然と仲間が増えていく。
だって世の中、ダメな自分を変えたくて必死にもがいている人の方が圧倒的に多いから。そういう人間は、自分と同等かそれ以下の人に対する共感や思いやりがある分だけ、親しみやすい。長く付き合える同志のような仲間も、その気になればたくさんできるだろう。(本書p58~p59より)
世の中には、他人の失敗をあざ笑う人もいるかもしれません。
でも、あきらめずに必死にチャレンジする姿は、必ず誰かの心を動かし、周囲の人を惹きつけると私は信じています。
失敗した瞬間の、恥ずかしい、悔しいといった気持ち。
その痛みがわかるからこそ、同じような失敗をした人に寄り添うことができ、心を通わせることができるのではないでしょうか。
著者のメッセージから、失敗が生み出す強烈なエネルギーとポジティブな可能性をひしひしと感じました。
後編では、本書後半の内容からピックアップしてお伝えします。
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