フェルマーの最終定理とは?なぜこんなに人を引き付けるのか
こんにちは。権藤優希です。
普段は自己啓発や経済系、仕事に役立ちそうな本などビジネス書を読むことが位多いのですが、今日は少し目線を変えて、とある数学の証明に関する本の感想を書きたいと思います。
本屋さんで「数学嫌いな人こそ読むべき一冊!」と紹介されていたので目につきました。
本のタイトルは「フェルマーの最終定理」
サイモン・シン氏著者のノンフィクションで、このフェルマーの最終定理が証明されるまでの軌跡を描いた本なのですが、
文系で数学が得意ではない僕にとっても興味深い内容でした。
引用元:http://sci-tech.jugem.jp/?eid=33
この定理が発見されてから、350年という長い年月をかけて多くの数学者がこの証明に挑戦します。
中でも、アンドリュー・ワイルズは、自宅にこもりきり、7年間たったの1人で証明します。
しかし、その7年間かけた証明も欠陥がみつかり、そこからさらに頭を悩ませることになります。
多くの数学者がそうしたように、彼も証明をあきらめようとしますが、そこからさらに1年間の努力で、ついに証明にいたります。
偶然にも、その日はワイルズの妻の誕生日の前日でした。
読み終わった時には多くの人を惹きつけたこの定理が証明される、その瞬間に本当に立ち会えたかのような感動を覚えました。
たった一つの証明をする、そのことだけに全てを捧げた人たちの人生は、とても刺激になりました。
私も目標に向かい続ける人生にしようと思いました。
この本は本屋さんで紹介されていた通り、数学嫌いな人にもおすすめです。
この定理自体は、三平方の定理に似ているので、それを知っていればなんとなくわかりますが、この定理が証明されるまでに繰り広げられる人間ドラマ、数学を軸とした歴史がこの本の醍醐味だと思います。
そして何より、
「定理の説明を求めるには、このページの余白は狭すぎる。」
ぜひ読んでみて下さい。