【本】テトラポッドに花束を すべては絶望から始まる
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、和佐 大輔(わさ だいすけ)氏著書『テトラポッドに花束を すべては絶望から始まる』です。
引用元:
和佐大輔×原田翔太BTBセミナー公開。 | GM-STEPLY-ISM グローバルマーケッターMOTOのビジネス論
【僕は死んだ方が社会にとって有益な人間です】
という衝撃的な1文で本書は始まります。著者は12歳のときに海で遊んでいたとき、海面に出ているテトラポッドに頭から激突し、首の骨を圧迫骨折、頚椎損傷という障害を負いました。まさに絶望の中で親や友人など周囲に八つ当たりする自暴自棄な時期も経験しながらも、ネットビジネスとの出会いが転機となり、17歳で1億円稼ぐほどの結果を作ったそうです。
本書を書いた当時でも体の70%が麻痺している状態だと書かれています。
例えば私が12歳で体の大部分が麻痺している状態になったとしたら、絶望し、ビジネスで成功したり、本を出版するような未来を描くことなど不可能だと思います。しかし、著者はその状態から「70億分の1の生き方」と称して自分だけの役割や自分だけのストーリーを生きていくことを選択しました。本書を読むと絶望から始まり、今では自分の人生を生きる著者の人生観の一端に触れることができます。
本書には、
「演じれば演じるほど、他人からは「そういう人間だ」と思われるようになり、段々とそれが当たり前になって行きます。「自分にはできない、自分には価値は生めない」と思っている限りは永遠に何もできません」
「ビジネスで失敗する人はセルフイメージを変えようとせず、外部の要因に頼ろうとします」
と書かれています。
私自身、経営の世界は未経験でしたが、自分の描いた理想を実現するために、そして自分の可能性を信じてチャレンジしてきました。そして私自身を信じるために「自分との約束を守ることが大事」だと教わり、自分の理想に近づくために、一つ一つ自分が決めたことや、宣言したことをやり続けています。
「人を信じなさい、しかし、その百倍、自らを信じなさい」
という言葉があります。著者の自分を信じ、自分の人生を生きる姿勢に多くの刺激を受け、より一層自分の人生を生きたいと思える一冊でした。