【本】田中将大に学ぶ 挑戦し続ける自分の創り方(後編)
こんにちは。権藤優希です。
前回に引き続き、児玉光雄(こだま みつお)さん著書、
“田中将大に学ぶ 挑戦し続ける自分の創り方”
を紹介します。
※前編はこちら
前編に続いて、田中選手の発言と著者によるスポーツ心理学の解説から、結果を出すための考え方や価値観を探っていきます。
完璧主義より、最善主義
田中選手は、マウンドに上がる時に大切にしていることを次のように語っています。
ぼくはピッチャーですから、
スコアボードにできるだけ
ゼロを並べていくことが自分の仕事だと考えて、
いつもマウンドに上がっています。
(本書p106より)
著者は田中選手の発言に触れて、ポジティブな考え方には完璧主義と最善主義の2通りがあると述べています。
「スコアボードを
すべて ゼロで埋め尽くす」というのが完璧主義者なら、「スコアボードにできるだけ ゼロを並べる」という田中流が最善主義者ということになる。(本書p107より)
著者によれば、完璧主義には、自分に起こった良くないことを認めようとせず、感情の起伏が生じるという恐れがあるそうです。
一方で、最善主義は、結果に関わらず自分のベストを尽くす。
良くないことが起こっても、すぐに気持ちを切り替えられる心の余裕があるといいます。
田中選手の勝負強さは、最善主義がもたらす平常心に支えられているようです。
感謝の気持ちが結果を呼ぶ
また、田中選手はあるインタビューで、普段からグランドのゴミ拾いをしていると語ったそうです。
普段の行ないが野球に出るので
グランドのゴミをそっと拾ったりします。
(本書p192より)
著者は、現在メジャーリーグで活躍されている大谷翔平選手も「他人がポイッと捨てた運を拾っている」という感覚で、進んでゴミ拾いをしていることを明かしています。
運をどのようにとらえるかは人それぞれかもしれません。
ただ、ゴミ拾いをするという行動の根底には、間違いなく感謝の気持ちがあるのではないでしょうか。
感謝の心を持ちながら地道な善行をやり続けることが、運と善果を引き寄せる大きな力となる。(本書p193より)
心の在り方と感謝の気持ちが結果に結びつくことを、一流選手たちは理解し実践されているのですね。
人生は加点方式
完璧主義と最善主義という考え方について、私の解釈をお伝えします。
完璧主義は減点方式。
100点が当たり前で、できなかったことに目を向けるため、思考がネガティブになりがちです。
一方で、最善主義は加点方式。
0点からスタートして、自分ができたことに目を向けて、プラスを積み上げていきます。
私は、自信をつけるためには加点方式の考え方がよいと思っています。
「これもやった、これもできた」と小さな成功体験を積み重ねることで、自尊心が高まり、挑戦することにどんどん前向きになっていくことでしょう。
そして、チャレンジした結果に一喜一憂せず、いつもベストを尽くすという心の在り方が、自分のステージを一段高いところへ引き上げてくれると私は信じています。
人生は加点方式である。
私も最大限のプラスを積み重ねて、チャレンジし続ける人生にします。
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