【本】できる人は必ず持っている 一流の気くばり力(前編)
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、安田 正(やすだ ただし)氏著書
「できる人は必ず持っている 一流の気くばり力」です。
安田氏の著書で、以前「かわいがられる力」を紹介しました。
すべての仕事は気くばりに始まり、気くばりに終わる、と言っても過言ではない。
このフレーズから始まる本書では、著者が独立されてからさまざまな人との仕事を通じて体感された気くばりの大切さと、具体的なビジネスシーンにおける実践の方法を紹介しています。
気くばりとは何か
気くばりと言っても特別に難しいことではありません。
一歩先を読んだり、相手の気持ちに寄り添ったりする姿勢がベースにあるのだそうです。
著者の昔の体験として、顧客と食事をした例が紹介されています。
先方に食事をご馳走になったにも関わらず、お礼の連絡をすることを忘れてしまい、3日後に慌てて電話をかけたそうです(以降、その顧客との取引はなくなってしまったそうです)。
スピーディーで丁寧なお礼がいかに大切かを痛感したことで、お礼の返事を「すぐに」送るようになったといいます。
喜ばれる秘訣は「すぐに」動くこと
このことは私自身も日頃から特に意識しています。
以前、メンターに食事をご馳走になりました。
私はすぐにお礼のメールを送ろうとしたのですが、送信ボタンを押そうとした瞬間に、メンターの方から先に「一緒に食事をする時間を作ってくれてありがとう」とメールが届いたときはとても驚きました。
お金を出していただいているのに、このスピードでお礼を送るというメンターの振る舞いを見て、こういう人だからこそ一緒にいたい、一緒に仕事がしたいと思われるのだと学び、私もそう心がけてきました。
思っていることは、行動で示す
また、本書で著者が挙げているポイントの中で、特に印象に残った一節があります。
『いくらあなたがやさしい心を持っていても、行動でそれを示さなければ、相手にはわかりません。
目に見える行動を伴わなければ、その気くばりは「ない」のと同じことです。』
私もメンターから「思っていることは行動に移してはじめて伝わる」とずっと教わってきました。
例えば、電車でお年寄りの方に席を譲ろうと思っていても、周りの目が気になるなどでもし声をかけられなかったとしたら、譲る気がなかったとみなされても仕方がないのですね。
思っているのであれば、きちんと行動で示す。
わずかな違いではありますが、大きな結果の差を生む要素として、大切にしようとあらためて感じました。
後半の内容と感想は、後日述べたいと思います。
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