権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】どうすれば、売れるのか?

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引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y5Y36DY

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、木暮太一(こぐれ たいち)さん著書

どうすれば、売れるのか?世界一かんたんな「売れるコンセプト」の見つけ方』です。

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引用元:木暮 太一 (@koguretaichi) | Twitter

 

木暮さんは富士フイルムサイバーエージェントリクルートなどの大手企業を経て、独立されました。

 

学生時代に経済学の解説を書いた経験が基となって、出版の事業において大きな結果をつくられます。

これまでも多くの著書を発表され、コメンテーター、講演活動など幅広くご活躍されています。



本書はタイトルのとおり、商品やサービスがどうしたら売れるようになるのか、というテーマで書かれています。

 

売れる商品やサービスには共通するポイントがあり、とてもわかりやすく紹介されています。

 

懸命に作っているのに売れないのはなぜ?

まず、売れない商品に多く見られる傾向を、いくつか挙げています。

 

・質の高さや、スペック、性能の良さを押し出している

・商品説明の主語が、自分(売り手)になっている

 

商品の質は確かに大事なのですが、質が購入の決め手にはならないと木暮さんはいいます。

 

『"タウリン1000mg配合"だから買う』という考え方のお客様はあまりいないでしょう。

 

 

また、『うちの商品は最先端の技術を使って作られています』などと、つい売り手の目線で商品の特徴を語ってしまうことが多いのだそうです。

 

これは、『私の趣味は○○で、週末は○○をしていて、好きなものは…』と、延々と自分の話が続く自己紹介のようなものだといいます。

 

私も思わず、なるほど!と感じました!

 

お客様が欲しいものは "変化"

お客様(買い手)が気になるのは、

『その商品が自分にどういう「いいこと」をくれるのか?

『そのサービスを使った結果、私がどうなるのか?

であるといいます。

 

言い換えると、その商品(コンテンツ)によって

『あなたが望んでいた○○ができるようになります』

というように、買い手にもたらす "変化" を欲しているのです。

 

ライザップのCMを例に挙げて、『あなたが望む理想の体型を手に入れられる』という明確なメッセージが打ち出されていることを説明しています。

これもわかりやすいですね。



他にも、売れるコンテンツの特徴とその設計方法が詳しく紹介されています。

 

読了後に身の回りの商品を見てみると、新しい発見がたくさんあって面白いですね。

 

相手が欲しがっている "変化" を伝える力 

そして先日、木暮さんの講演を拝聴したときに、本書の内容に付随して次のようなお話をうかがいました。

 

これからの時代は、

【編集力】自分が持っている素材を、相手が欲しい形に変える力

言語化】コンテンツの価値・魅力を、言葉でわかりやすく相手に伝える力

が求められるのだそうです。

 

お客様が求めているもの(変化)を、買い手の目線できちんと把握すること。

商品やサービスがもたらす価値を、言葉でわかりやすく伝えること。

 

木暮さんはご自身の経験を、

『たくさん失敗してきたし、考えるよりも半歩先に行動してきたから、力がついた。』

『コンテンツの価値を伝えられるように、一貫性を大事にしながら、実績をつくってきた。』

とお話されました。

 

私も複数の事業に取り組んでおり、それぞれのコンセプトを磨きなおす貴重な機会となりました。



専門的な内容がとてもわかりやすく説明されていて、非常に学びの多い1冊でした。

木暮さんの著書は、経済やコミュニケーションについて学びたい方に特におすすめです。

 

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