【本】星の王子さま
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こんにちは、権藤優希です。
今回紹介する本は、サン・テグジュペリの『星の王子さま』です。
とても有名な小説なので、読んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
引用元:サン=テグジュペリ | 著者プロフィール | 新潮社
サン・テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンで生まれました。
25歳で飛行機操縦の資格を取り、空を駆け巡ることとなります。
小説家としてだけでなく飛行士としての情熱にも溢れた人物だったようです。
しかし、第二次世界大戦中の1944年7月、パイロットとして従軍していた彼は偵察飛行に向かってそのまま戻ることはありませんでした。
『星の王子さま』は亡くなる直前の1943年に発表した作品です。
大切なことを教えてくれる登場人物たち
この物語の主人公は、自分の星に薔薇の花と2人で暮らす王子さまです。
薔薇とケンカをして星を去るところから物語がスタートします。
6つの星を旅して最後に地球にたどり着きますが、その旅の途中で王子さまはいろいろなことを学びます。
私は繰り返しこの本を読むのですが、読了後はいつも穏やか気持ちになります。
なぜなら、本作品は児童文学と位置づけられていますが、むしろ大人にこそ本当に大切なことは何なのかに気づかせてくれると感じているからです。
私が特に大好きな場面は、王子さまが地球でキツネと待ち合わせの時間を決めるところです。
時間を守ると幸福になる?
この場面では、キツネは4時に木の下で待ち合わせようと言います。
ただ、王子さまは今まで時間を決めて待ち合わせるということをしたことがないため、決めた時間を守る理由がわかりません。
その疑問に対して、キツネが王子さまに伝えた言葉がとても美しいのです。
ちなみに皆さんは「時間を守る理由とは?」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。
もし私が本書を読んでいなかったら、「社会人として最低限のマナーだから」とか「守らないと信頼を失うから」など、"時間は守らなければならないもの"という義務的なニュアンスで答えていたと思います。
対して、キツネは時間を守る理由を王子さまにこう伝えます。
たとえば、きみが夕方の4時に来るなら、ぼくは3時からうれしくなってくる。
そこから時間が進めば進むほど、どんどんうれしくなってくる。
そうしてとうとう4時になると、もう、そわそわしたり、どきどきしたり。
こうして、幸福の味を知るんだよ!
でも、きみがくるのが行き当たりばったりだと、何時に心の準備を始めればいいのか、ちっともわからない
時間を守ることが幸福の味を知るとは、私にはなかった発想でした。
この一言に触れてから、私の中で時間を守ることは「すべき」ことから「したいこと」に変わりました。
原動力は、「~したい」
私はメンターから「意志は弱い。願望は強い。」と教わっています。
意志(~する)よりも、願望(~したい)という気持ちから行動するほうが継続しやすいという意味です。
キツネのメッセージは、時間を守ることを「守るべき」から「守りたい」と思うきっかけになりました。
そのように心がけていると、不思議なもので、ただ単に"時間に遅れないようにしよう"と考えていたときよりもずっとスムーズに、予定どおりに人と出会えたり、素敵な機会に恵まれるようになったと体感しています。
『星の王子さま』は人生で大切なことをたくさん教えてくれます。
今回紹介した場面以外にも学びがたくさん詰まっていますので、ぜひお読みになってはいかがでしょうか。
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