【本】賢者の書
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、喜多川泰さんの『賢者の書』です。
引用元:https://honto.jp/netstore/pd-book_02531017.html
過去に当ブログでも紹介しましたが、もう一度読み直しました。
喜多川さんといえば、『上京物語』などでご存じの方も多いと思います。
現在は塾の経営をされながら、自己啓発の研究、執筆活動もされています。
引用元:https://tegamiya.jp/profile
この『賢者の書』は、
そんな喜多川さんのデビュー作となる本です。
賢者になる旅をする少年
本作、『賢者の書』はアレックスという主人公がサイードという少年に出会うところから物語がスタートします。
アレックスは人生に少し疲れていました。
家庭でも心休まる場所がなく、
職場でも上司が変わり居心地が悪くなっている。
そんなときに「一人の時間が欲しい」と、
昔の記憶をたどり、一人になれる公園に行きます。
ただその公園には良い思い出はありません。
ですが、アレックスにとって「一人になれる場所」で思いつくところがそこしかなかったのです。
その公園で、少年サイードと出会います。
少年サイードは「賢者になる旅をしている」という不思議な少年で、
これまでサイードがしてきた旅の内容が書かれた「賢者の書」という本をアレックスに見せてくれます。
その「賢者の書」をアレックスが読んで色々なことに気付いていくというのが本作の内容になります。
『ビジョン』と『夢』・・・
みなさんは『ビジョン』と『夢』の違いをご存じでしょうか?
この本に出てくる賢者は言います。
『ビジョン』とは、お前の描くべき大いなる絵だ。夢とはちょっと違う。
夢はまだ、こうなればいいなあとか、こういう絵が描けるかもしれないといった弱い段階なのだ。
一方ビジョンとは、必ず到達することが約束された場所であり、
そのためにお前の人生があるという確固とした信念をもとに描かれる絵だ。
完成図がわからないままピースを集め、それを組み合わせているときに頭の中に浮かぶ、
漠然とした未来予想図、それが夢。それに対してビジョンとは、もっとはっきりしたもの。
完成図そのものなのだ。それを見てピースを集めて、それを組み合わせていく、それがビジョンを持つものの人生といえる。
私はこの本で『ビジョン』と『夢』の違いを教えてもらいました。
私が人生で出会った人の中で『夢』を持っている人はたくさんいます。
ただ明確に『ビジョン』を答えられる人はあまりいません。
かく言う私も、昔から明確に『ビジョン』を答えられた訳ではありません。
ただ、この本に出てくる賢者のように、私にも師匠という存在がいて、日々師匠に色々なことを教わるうちに『ビジョン』が明確になってきたと思います。
あなたが憂鬱を感じたとき、
将来に不安を感じたとき、
1人になりたいと思ったとき、
自分の価値に気付けないとき、
ぜひ『賢者の書』を読んでみてください。
賢者があなたの人生を変えるきっかけを教えてくれるかもしれません。
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