権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメントの代表を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】火の玉ストレート プロフェッショナルの覚悟(後編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、元プロ野球選手・藤川球児(ふじかわ きゅうじ)さん著書、

“火の玉ストレート プロフェッショナルの覚悟”

をお伝えします。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

前編に続いて、本書の内容および講演で藤川さんから伺ったお話をシェアします。

 

またみんなで野球やろうや

2015年、メジャーリーグでの挑戦を終えて日本に帰国された藤川さん。

複数のプロ球団からオファーがあったものの、純粋に野球を楽しみたいという思いが強かったため、四国アイランドリーグ独立リーグ)に進みます。

 

それでもなおオファーが届いたことから、もう一度プロ球団でプレーするか悩んでいたそうです。

 

迷っていた藤川さんの心を動かしたのは、かつてのチームメイトである2人の言葉。

ひとりは、翌年から阪神の新監督に就任が決まっていた金本知憲さん

 

「あかん、一緒にやるぞ。球児、おまえは阪神に来なあかん」(本書p150より)

 

もうひとりは、藤川さんが現役時代に最も多くバッテリーを組んだ矢野燿大さん(当時バッテリーコーチ兼作戦コーチ)。

 

「一緒に戻ろうや」

最後まで僕の話に耳を傾けてくれた矢野さんは、そう僕を誘ってくれた。

「じつは、おれもちょうど球団に返事してきたところやねん。金本も戻る。おれも戻る。球児も戻って、またみんなで野球やろうや」(本書p151より)

 

藤川さんに阪神への復帰を決心させたのは、強い絆と信頼で結ばれた仲間の「一緒に野球をやろう」という思いだったのです。

 

ずっと右肩上がりでいたいから

2020年11月10日、藤川さんにとって現役最後となる試合。

最速149キロを投げて、ファンの多くはまだまだ活躍できると思ったことでしょう。

 

実はこのとき、藤川さんの肘はすでに修復不能なけがを負っていたそうです。

 

マウンドに立つとき、僕は本心から「いつつぶれてもいい」という気持ちで投げてきた。(本書p170より)

 

そして、次の言葉で本書を締めくくっています。

 

夢を成し遂げた人生もいいが、僕は未完の人生に魅力を感じる。人生が終わる瞬間まで、夢を見続けることができるからである。(本書p184より)

 

メジャー挑戦の道のりや阪神復帰後の歩みは、もしかしたら藤川さんが思い描かれた理想通りではなかったのかもしれません。

現役引退までを振り返り、藤川さんはキャリアに対する考え方を講演で次のように仰いました。

 

ずっと右肩上がりでいたいので、最高潮のときにいまの成功を捨てるようにしています。

ものすごい成果が出ているときに、現在の状態を手放すのはとても勇気が要ることですが、それは必ずセカンドキャリアにつながります。

 

プロスポーツ選手なら誰もが考えるセカンドキャリア。

最高潮のときに引退するという選択は、つねに向上し続けるという藤川さんの精神の表れなのですね。

まだまだ答えは出ていない

その気持ちを象徴するように、藤川さんは次の言葉で講演を締めくくられました。

 

いつも学び続ける姿勢があれば、へこたれることはありません。

自分はこうあるべきだと答えを決めつけると、その時点で成長が止まってしまいます。

まだまだ答えは出てないぞ、という気持ちでこれからもチャレンジします。

 

プロの世界で長く活躍された方が「まだ答えは出ていない」と仰る姿に、私は大きな感動を覚えました。

そして、いまでも謙虚に学ぼうとされる藤川さんの姿勢が、トッププロであり続ける秘訣だと学び、深く心に刻まれました。

 

今回の学びを励みに、私も必ず目標を達成して、仲間とともに右肩上がりの人生をつくり出します。

 

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※ ”火の玉ストレート プロフェッショナルの覚悟” はこちら

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