【本】「好きなことだけやって生きていく」という提案(前編)
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、角田陽一郎(かくた よういちろう)さん著書、
“「好きなことだけやって生きていく」という提案”
です。
出典:PROFILE | 角田陽一郎 Kakuta Yoichiro Official Site
TBS『さんまのスーパーからくりTV』など、多くの人気番組を手がけられたバラエティプロデューサーであり、東京大学大学院にて文化資源学を学ばれる研究者でもいらっしゃいます。
テレビやラジオのさまざまな番組のプロデュースだけでなく、映画監督、多数の著書の出版など、幅広い分野でご活躍中です。
私は角田さんの講演を直接またはオンラインでたびたび拝聴して、プロの考え方を学んでいます。
本書はタイトルの通り、人生の多くを占める仕事において、好きなことだけをやって生きていくためのポイントが、著者の角田さんの体験とともに書かれています。
まずは好きなことを"増やす"
さて、「好きなことだけやる」と聞いて、皆さんはどう思われるでしょうか。
『楽しそう、面白そう』と感じた方もいれば、『現実的に難しいのでは…』と思った方もいらっしゃるかもしれません。
角田さんは、好きなことを仕事にするための第一歩として、好きなことを増やすように提案されています。
例として、タレントの明石家さんまさんや西野亮廣さんのことを、好きなことを創造する天才と称して取り上げています。
夢の実現が難しかったり、今、叶えたい夢がなかったりするなら、ほかの「好きなこと」をこれからつくればいい。(中略)
さんまさんは、どんなテレビの企画でもおもしろがって、「好きなこと」にします。(中略)
西野さんも、お笑い芸人からスタートし、絵本作家、最近は街づくりまで始めて、どんどん自分の「好きなこと」をつくり出しています。
いろいろなことをおもしろがることができて、好きなことを創造できると、必然的に「好きなことだけやって生きていける」確率は高まっていきます。(本書p8、p10より)
いま自分が好きなことの中から選ぶのではなく、好きなことを創造することがポイントなのですね。
あらゆることを自分ごととしてとらえる
本書第1章で、好きなことを増やすための心がけが数多く紹介されています。
・いろいろなことに興味を持つ
・知らないことはすぐに調べる(知ろうとする)
・つまらなそう、という先入観を捨てる
・あらゆるものごとに対して当事者意識を持つ
特に、4つ目に挙げた当事者意識(いろいろなものごとを自分にとって興味・関心のあるものとしてとらえること)は、好きなことの創造に大きな効果があると角田さんは仰います。
普段からあらゆることを「自分に関係がある」と考え、「自分ごと化」するよう心がけましょう。
「すべてのことが自分に関わっている」と意識しながら日々を過ごすだけで、得られるものはたくさんあります。(本書p59より)
とらえ方を鍛える
加えて、当事者意識は仕事の成果にも直結する重要な要素であるといいます。
「当事者意識」を持っている人は、何でも「自分ごと」としてとらえ、常に責任を持って仕事をします。(中略)
一方で「お客さん意識」を持っている人は、「仕事はあって当然、給料はもらえて当然」と考えがちで、与えられた以外の仕事には取り組もうとしません。(本書p53~p54より)
好きなことを創造できる人の根幹にあるのは、何でも自分ごとにする考え方。
「まずは好きなことを増やしましょう」という角田さんの提案を、すぐに自分ごととしてとらえた方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
本書を読む時点から、当事者意識が問われているのです。
「とらえ方が大事」ということは、私も当ブログで繰り返し申しております。
ですが、その延長線上に自分の好きなことが増え、好きなことを仕事にできる可能性が広がるという視点はとても新鮮でした。
昔の自分からすれば、私が作家として本を出版したり、あるいはYouTubeやオンラインサロンを開いたりすることになるとは想像もできませんでした。
ただ、こうしてさまざまな仕事に取り組めるようになったのは、事業の立ち上げを通じて「自分ごと化」するとらえ方を鍛えてきたからだと思います。
本書後半の内容については、後編でお伝えします。
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