権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】心配事の9割は起こらない(後編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

前回に引き続き、枡野俊明(ますの しゅんみょう)さん著書、

“心配事の9割は起こらない”

を紹介します。

 

※前編はこちら

gonbook.hatenablog.com

 

後編では、本書で述べられているシンプルに生きるための考え方のうち、人間関係についてピックアップしてお伝えします。

 

人との出会いを大切にする

良い人間関係を築くには、まずご縁を大切にすること。

当たり前のことかと思いますが、なぜ大切にしたほうがよいといえるのでしょうか。

 

人と人との出会いは、奇跡や偶然だととらえる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし著者は、人との出会いは「縁」と「原因」があって成り立っている(特定の人とだけ結ばれるのは、そうなる「縁」と「原因」がそろっているから)という仏教の考え方を述べています。

 

つまり、出会いというものは、その人にもたらされた必然の結果。

だからこそ、与えられたご縁や出会いに感謝の気持ちを持つことが大切なのだそうです。

 

「我逢人(我、人と逢うなり)」という禅語があります。

すべてのものごとは「出会う(出逢う)」ことから始まる。だから人と会うことや、人と会う場、人と出会う姿を大切にしなさい、といった意味です。

(中略)

こんな姿勢でいたら、どんな出会いも大切にすることになり、相手に対する感謝の思いも自然に湧き上がってくると思います。(本書p154~p155より)

 

相手に完璧を求めない

また、本書では恋愛についても触れていて、非常に興味深いです。

 

著者が述べているのは、ズバリ「恋愛は腹八分目がちょうどいい」

これは、自分のことを100パーセントわかってほしい、相手のことを100パーセント理解したいと思わずに、80パーセント理解できればOKとする考え方です。

 

違っていてあたりまえ。その感覚を忘れてはいけないと思うのです。お互いの理解度八〇パーセント、つまり、腹八分目で「よし」とするのが恋愛をうまく進める、よいさじ加減といえるのではないでしょうか。

(中略)

相手の中に”不可思議な領域”が二〇パーセントある。であるからこそ、相手への興味(愛情)が尽きないということにもなるのです。(本書p204より)

 

完全な相互理解を望まずに、価値観の違いがあって当たり前ととらえる。

80パーセントでOK、相手に完璧を求めないことがコツのようです。

 

自分も含めて、完璧な人間なんていないわけですから。

 

自分で価値をつける

前述の内容から私が感じたことは、価値づけの大切さです。

 

人との出会いにどんな価値をつけるか。

出会った相手との価値観や考え方の違いを、どうとらえるか。

 

できごとに意味や価値を与えているのは自分です。

だから、自分ができごとにどのような価値をつけるかで、後の行動や結果が大きく変わってくると私は思います。

 

きょう出会う人が、自分の人生を激変させる出会いになるかもしれません。

相手と自分とで考え方に違いがあれば、それを受け入れようとすることで、自分の器が広がるかもしれません。

 

私は数え切れないほどの人との出会いを通じて、人間関係の肝の部分を肌で感じ取り、学んできました。

同時に、さまざまなできごとに対して自分で価値をつける力を鍛えてきました。



価値づけ上手になることで、迷いなく、シンプルな思考で過ごしてみませんか?

そんなメッセージを感じる貴重な1冊でした。

 

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※ ”心配事の9割は起こらない” はこちら

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