【本】セッター思考 人と人をつなぐ技術を磨く(後編)
こんにちは。権藤優希です。
前回に引き続き、女子バレーボール元全日本代表・竹下佳江(たけした よしえ)さん著書、
“セッター思考 人と人をつなぐ技術を磨く”
を紹介します。
※前編はこちら
後編では、本書後半の内容から、セッター思考の鍛え方についてお伝えします。
相手の強みを見つけてほめる
前編で、周囲の人を輝かせるセッター思考においては、周りの人をよく観察することが大切だと述べました。
著者は、チームメイトの強みを見つけて、「まずはそれで一番になろう」とアドバイスをしていたといいます。
「元気よく挨拶をする」でも、「机の上が整理されている」でも、「歌がうまい」でもいいでしょう。その人の強みになりそうな部分をみたときにほめて、そこを伸ばす手助けをする。そんな些細なことでも、相手は自信を持つはずです。自信は人を成長させ、やる気にさせますから、仕事にもきっといい影響を与えてくれるでしょう。(本書p189より)
相手のいいところを見つけてほめること。
日ごろのちょっとした習慣から、セッター思考は養われていきます。
一緒にいるから、相手の強みがわかる
また、チームメイトひとりひとりの得手不得手を見極めることも、セッターとして大切なことだと著者はいいます。
いかにアタッカーが気持ちよくスパイクを打てるようにトスを上げるか。
そのためには、自分の技術を磨くことはもちろん、普段の生活や練習のなかでチームメイトの個性や性格、考え方を意識的に知ろうとすることが大切なのだそうです。
たとえば合宿で一緒に食事をしながら相手のことを見たり、部屋の荷物をどんなふうに片づけているかを目にしたりすると、人となりの一端がわかることがあります。休憩中のたわいない会話から、「こんなことを考えているんだ」と気づくこともありますし、全然関係のない会話から突然、バレーボールの話になっていくこともあります。こういった日常のちょっとしたことを意識的に拾っていき、相手を理解するように心がけていけばいいのです。(本書p147より)
長い時間一緒にいるからこそ、相手の考え方や強みが把握できるようになる。
相手のことを知って精神的な距離を縮めるためには、まずは物理的に近い距離で、一緒にいることからはじまるようです。
誰と一緒にいるか
周りの人を活かすセッター思考では、周りの人の個性を見極めることが大切であると繰り返しお伝えしました。
もし物理的に一緒にいなければ、相手のいいところや強み、あるいは考え方や大切にしている価値観などを、真に把握するのは難しいかもしれません。
いつも最高のトスを提供しようとしているセッター型のリーダーは、自分から周囲の人につながりに行きます。
そして、見つけた相手の強みを最大限に伸ばすような手助けをして、チームの一体感を生み出していくのです。
チーム力を最大まで高めるために、自分は誰と一緒にいるべきなのか。
セッター思考に限らず、誰と一緒にいるかは、結果に大きな影響を与える要因なのではないでしょうか。
バレーボールで世界の舞台に立たれた著者の言葉だからこそ伝わる、セッター思考の価値。
私も、仲間とともに成長し変化し続ける、セッター型の人間であろうと思いました。
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