【本】増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は松村嘉浩氏著書「増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?ー日本人が知らない本当の世界経済の授業」です。
引用元:https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/34967/report
IT社会がより高度化し、グローバル化が加速している現在、世界的にさまざまな事象が起きています。2008年に起きたリーマン・ショックも記憶に新しいですね(この出来事が私が起業を決意したきっかけの一つでもあります。当時、サラリーマン・ショックの略だと思っていたことは内緒です(笑))。
これからの世界、そして日本はどうなってしまうのでしょうか。漠然とした不安を感じる方が多いのも事実でしょう。
本書では、身近な題材から、世界経済の仕組みについてひも解いており、不安の正体について明らかにします。普段経済について馴染みがない方でも大変読みやすいです。
経済学部に通う女子大生の絵玲奈、不人気No.1の数理経済学ゼミを担当するオタクな内村教授による小説形式で、話が展開されていきますので、楽しく一気に読み進められます。
これからの時代は、セカイノオワリの始まりなのでしょうか。
“賢者の石”を使い果たした世界は、民主主義の限界を迎えつつも、さらに成長しようと”パンとサーカス”を提供して、だましだましでやってきました。しかし、そのひずみで起きたのが、9.11、リーマンショック、イスラム国の台頭などです。
これから先、未来はどうなっていくのでしょうか。漠然と不安に思うだけではなく、しっかりと現実を直視し、未来を切り開いていくチカラが求められているのでないでしょうか。
私たちは、既に「新しい時代」にいるのです。これまでの常識にとらわれず、まずはどこでも通用する自分を築いていきたいですね。
私も本書を読んで、改めて自分がどこを見据えて事業に取り組んでいるのか振り返るきっかけとなりました。
興味を持った方は、ご一読を是非おススメします。