【本】第六大陸
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4150307350
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、小川一水(おがわ いっすい)氏著書
「第六大陸」です。
毛色を変えて、今回は小説です。
引用元:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1129/robo.htm
お金や人の動きを定める世の中の仕組みを読み解くのは経済、仕組みを扱うのはビジネスであり経営ですが、想像と創造で世界の仕組みを作り上げ、その可能性に挑戦するのがSFです。
都市伝説的な話をネタに友人と飲むこともあり、最近はSF小説、中でも全くの空想ではなく、現実に起こり得るのではないかと思えるような設定で舞台を描く、ハードSFにも興味を持つようになりました。
本書はその中の一冊です。
リアルな未来のSF小説
近未来の月開発をテーマにした、小川氏の得意とする技術系SFとなっており、タイトルは、月を5大陸に続く(南極大陸に代わる)第6の大陸と位置づけたものだそうです。
おそらく多大な事前研究を経て描かれた舞台設定なのでしょう。
本当に実現するのではないかと思えるほどリアルなプロジェクトストーリーとなっています。
ある施設を月面に建設するという計画を立てた少女を中心に、主人公を含め様々な職業に従事する者たちが、計画の実現に向けて奮起し、数々の困難に対処してゆく。
予算は1500億円――果たして月世界に最初のその施設は建設されるのか?
本書を通して思ったことは、ただ空想で書くのではなく、実際に足を方々へ運んで、インタビュー等を重ねて出来上がっているからこそ、現実味を帯びてくるということです。
これは私たちのビジョンであってもそうです。
ただ思い描くだけでなく、今できることを一歩ずつ取り組んでいくからこそ現実味を帯びて、結果的には遠くまで行けるのだと思います。
純粋に宇宙ロマンが好きな方にもおすすめの本となってます。
ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?
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