権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】点と線

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引用元:楽天ブックス: 点と線 - 松本清張 - 9784167697143 : 本

こんにちは。権藤優希です。


今回紹介する本は、松本清張(まつもとせいちょう)氏の著者『点と線』です。
著者は、1909年(明治42年)生まれの小説家で、一度は聞いたことある名前ではないでしょうか。『ゼロの焦点』『砂の器』など著者の作品の多くがドラマ化・映画化されています。

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引用元:http://www.amazon.co.jp/dp/B0012DUDX8

その中で、本書は1958年に出版された清張氏により最初の推理小説で、なんと今から60年前の作品なのです。
多くの方に愛されている作品ということがわかりますね。

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引用元:特別番組「松本清張 黒い画集-草-」 あらすじや結末、感想について |

では、内容について少し紹介します。

九州の外れ香椎海岸(かしいかいがん)にて情死事件が発生しました。誰もが心中と思う中、主人公は容疑者と思われる人のアリバイを破るために証拠を集めていくストーリーとなっています。
特に、電車の時刻表を使用したトリック(本書では”空白の4分間”と表現されている)が興味深いです。

 

数々の点と点のアリバイが、終盤に連れて線になっていく様に「なるほど!」と思わされます。だから、タイトルにもなっているのでしょうか♪

微かな糸を手繰って主人公が真相に近づいていくのですが、小さな糸口を集め続ける行動力が印象に残りました。もちろん、すべての物事が順風満帆に解決に向かっていくわけではない様子が描かれています。

 

本書を読みながら、課題に面したときにこそ、解決の糸口があると信じ行動し続けることが大切だと思いました。
私自身もこれから壁にぶつかることもあると思いますが、主人公のように信念をもって行動して、乗り越えていこうと思います(^^)