権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】和菓子のアン

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引用元:https://honto.jp/netstore/pd-book_03254065.html

 

こんにちは。権藤優希です。

今回紹介する本は、坂木司(さかき つかさ)氏著書『和菓子のアン』です。

 

2002年、『青空の卵』で覆面作家としてデビューし、『ひきこもり探偵シリーズ』が人気を博しました。

沢木耕太郎(さわき こうたろう)氏の『深夜特急』に感化されてデビューに至ったようです。

ちなみに、沢木氏のこの作品は、読了後、多くの方が一人旅に出るなど影響を与えた作品のようですね。

私はまだ読んだことがないなので、今後読んでみたい作品の一つです。

 

本書ですが、デパートの地下の和菓子売り場が舞台の作品です。

小説は多数読んできたと自負していますが、和菓子がテーマの作品は初めて読みました。

”梅本杏子”という高校を卒業したばかりの女の子が主人公で和菓子屋「みつ屋」でバイトを始めます。

ちなみにタイトルにもなっている「アン」はここから来ているのです。

 

和菓子を求めてくるお客様や職場の同僚を通して、デパートの地下を舞台にさまざまなことが起きますが、一つ一つ解決していく物語です。

物語を通して、アンちゃんが成長していく姿も見られます。

 

本書では、なにより季節や気候、冠婚葬祭によって和菓子の意味が変わる事や和菓子用語を知ることができてとても勉強になりました。

例えば、「牡丹餅」と「御萩」ですが、春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」と言うそうです。

ご存じだった方もいると思いますが、私は初めて知りました(^^)

また、本書に出てくる和菓子をイメージしながら読みましたが、魅力的なので現実で手に取って食べたくなります(笑)

 

「読書量と年収は比例する」「世の成功者は読書をしている」とも言われますが、本書を読んで、あらためて読書はためになるなと思いました。

最初は活字に苦手意識がありましたが、読んでいくうちに面白くなりました。

なので、ビジネス書はもちろん、小説でも見識や知識が広がったりしますので、読んでみることをおすすめします。

 

どれを読んだらいいかわからない方は、私のブログにて興味を持った本を手に取ってみてくださいね♪