【本】読書という荒野
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4344033051
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、見城徹(けんじょう とおる)氏著書
『読書という荒野』です。
みなさんは、"幻冬舎"という名前を聞いたことはありますでしょうか。
見城氏が1993年、角川書店を退社後、部下5人と設立した会社です。
なお、角川書店では41歳という若さで取締役編集部長になられたようです。
見城氏は、「五木寛之氏・石原慎太郎氏・林真理子氏・村上龍氏・宮本輝氏」など、誰もが聞いたことあるそうそうたる作家の出版を手掛けており、ベストセラーを生み出し続けている編集者であり、事業家でもあります。
自身も『編集者という病い』『たった一人の熱狂』といった本を書いています。
今回紹介する本書は、著者の経歴、読書における考え方や仕事の仕方など盛りだくさんの内容になっています。
また、本の帯には、秋元康(あきもと やすし)氏からの下記のコメントが記載してあります。
『見城徹の読書は血の匂いがする。
ただ、文字を追って「読了」と悦に入っている輩など、足下にも及ばない。
書を貪り喰ったものだけが知る恍惚の表情を浮かべている。
著者の内臓を喰らい、口から真っ赤な血を滴らせている』
どんな読み方でしょうか!(笑)
ただ、そのくらい著者の考えを理解し、深く読んでいるのですね。
秋元氏も作詞家ということもあって、普段使わない言葉が羅列されています。
ちなみに、恍惚(こうこつ)とは"物事に心を奪われてうっとりするさま"のようです。
本書の中で、見城氏が五木寛之氏と仕事をするために取った行動が凄まじく、とても印象に残っています。
仕事において、見城氏は上司や同僚ができないことをやるとルールを決めたようです。
つまり、角川書店とは仕事をしない作家たちの原稿を取ってくるために尽力します。
特に学生時代から五木氏の作品を愛読してきたため、どうしても仕事をしたかったようですが、当時の角川書店では一緒に仕事をする機会がありませんでした。
そのため、五木氏の作品をすべて読み、感想の手紙を送るということをしたようです。
書き下ろしの長編小説・短編・週刊誌の対談・エッセイが出てもすべて読み、5日以内に感想を書いて出したようです。
5日以内に届けるには速達で出しても2,3日で作品を読んで1日で感想を書く必要があったと書いてあります。
感想を送り続けた結果、17通目で返信があり、25通目で会えることになったようです。
そして、五木氏の「燃える秋」の連載が始まりました。
紹介したのは一例だと思いますが、華々しい経歴の裏には、圧倒的な努力があるのです。
読了後、見城氏の仕事に対する信念や情熱を感じ感化されました。
私自身もあらためて事業に没頭していこうと思いました。
そして、読書の大事さをあらためて感じ、より多くの作品を読もうと思いました。
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