権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】「いい人」をやめれば人生はうまくいく(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

先日、私は「いつも損してしまう、いい人のために」というテーマで講演会を開催しました。

こちらは現在私が執筆中の4作目の本のテーマでもあります。

 

そこで今回は、共通の話題で深い学びを得られた本を紹介します。

 

午堂 登紀雄(ごどう ときお)さん著書、

“「いい人」をやめれば人生はうまくいく”

です。

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出典:プロフィール|午堂登紀雄オフィシャルサイト「Drivin' Your Life」

 

中央大学をご卒業後、会計事務所や国内大手企業を経て、世界的な外資系企業で経営コンサルタントを務められました。

現在は不動産コンサルティングや教育関連事業などを中心に、お金やビジネスに関する講演や著作も多数手がけていらっしゃいます。

 

本書 “「いい人」をやめれば人生はうまくいく” は、

「いい人」と呼ばれる人にありがちな、人間関係におけるストレスや葛藤を解消し、精神的な自由を得るための指針を示す一冊となっています。

 

まさに私の次回作と共通する内容で、共感できる箇所がありましたので、一部を紹介したいと思います。

 

嫌われたくないという気持ちが人生を窮屈にする

本書でいう「いい人」とは、他人に嫌われないよう、万人に好かれるように行動する人を指すのだそうです。

 

皆さんの周りにも「あの人、いい人なんだけど…」と呼ばれるような人がいるのではないでしょうか。

あるいは、自分のことかも、と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

私自身、長男として生まれました。

ゆえに子供のころから「しっかりしなきゃいけない」と、他人の顔色をうかがって過ごしてきたように思います。

また、会社で営業職として働いていたときも、私は連日深夜まで残業をしていました。

もちろん成果を上げたいという気持ちは強かったですが、一方で上司や先輩からの評価が気になるというプレッシャーもありました。

 

振り返ってみると、24歳までの私は無意識のうちに周りの人の目を気にして、波風を立てないように「いい人」らしく振る舞っていたのかもしれません。

 

著者も、嫌われたくないという欲求が普遍的であることを踏まえつつ、他人の目を気にしすぎることのリスクを次のように述べています。

 

強すぎるいい人欲求は「他人に嫌われないようにしなければいけない」という強迫観念となって、逆にあなたの人生を息苦しく、そして窮屈にしてしまうのです。(本書 はじめに より)

 

「あなた」という色に価値がある

著者は、人それぞれに異なる考え方や価値観があることを、色鉛筆に例えています。

 

色鉛筆セットを見たときに、これは青みがきついからヘンだとか、これは赤みが弱いから価値が低い、なんてことは感じないでしょう。

(中略)

これは人間も同じです。あの人やこの人とは違う「あなた」という色を持っているからこそ価値があるのです。(本書p18より)

 

さらに、嫌われることを恐れて、周りと同調して自分の色を消してしまうのはもったいないとも述べています。

 

「いい人」はもともと気配りの達人なのですから、ちょっとくらい自分を出しても、むやみに他人を攻撃さえしなければ、嫌われることはめったにありません。むしろ自分の価値観に合う人が集まってくるはずです。(本書p18より)

 

もっと自分を表現してよいという点は、私も強く共感します。

私が「いい人」の殻を破ることができたのは、事業の立ち上げを通じて、自分のビジョンを多くの人に伝え続けてきたからです。

 

少し辛口な言い方になりますが、「いい人なんだけど…」と言われるような人は、周囲に合わせすぎて自分の色を出せていない、何か物足りない人。

だからこそ、「私はこれが好き」、「私はこういう目標がある」、「私はあなたと手を組みたい」など、自分の思いや考えを表明して、自分の色を出し切ることが大きな変化をもたらすと私も思います。

 

約束を守り、自分で自分を満たす

自分を出し切るためには、他人からどう思われるかを気にするのをやめる必要があるでしょう。

 

著者は一例として、人から嫌われることに対する捉え方を変えるという提案をされています。

 

人から嫌われるのが怖いという人には、「人から嫌われるのは人間として欠陥があるからだ」という思い込みがあるのだと思います。(本書p26より)

一方で、そんなことを気にすることなく、自分のことを嫌う人がいても、幸せに生きている人はたくさんいます。

そこから考えると、人から嫌われることそのものが問題なのではなく、「嫌われるという状態」を本人がどう捉えるかという問題のようです。(本書p22より)

 

色鉛筆の話にもあったように、嫌われることは欠陥ではなく、自分の色を出せている証拠。

確かに、捉え方を変えると少し気が楽になるのではないでしょうか。

 

ちなみに、私が大切にしていて、かつ講演でもお伝えしているのが、自分で自分を満たすということです。

 

毎日毎日、自分との約束を守ること。

その積み重ねが自信につながり、自分で自分のことを満たせるようになります。

自分で自分を満たせていれば、人からどう思われるかを気にすることなく自分を出せるようになる。

私自身が体感したことを、今後も伝え続けていく所存です。

 

人間関係のストレスを減らして、自分の望みに正直な行動を選択する。

そのためのヒントが満載の本書について、続きは次回お伝えします。

 

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