権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】結果を出すのに必要なまわりを巻き込む技術(前編)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、小林正典(こばやし まさのり)さん著書、

“結果を出すのに必要なまわりを巻き込む技術”

です。

 

 

江崎グリコ株式会社 チョコレート・ビスケットマーケティング部カテゴリーマネージャー。

同社を代表する商品『ポッキー』の売上を5年で50億円伸ばすなど、数々のヒット商品を生み出されます。

 

2015年には、NHKプロフェッショナル 仕事の流儀」にご出演。

妥協を許さない仕事に対するこだわりが大きく取り上げられました。

 

※参考:小林正典(2015年6月22日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀



競争の激しい菓子業界では、ヒット商品は社内の各部署(チーム)の連携・協力なくしては生まれないのだそうです。

本書では、チームの人を巻き込んで結果を出す方法を、著者の実体験をもとに紹介しています。

 

ヒット商品を生み出す秘訣を一つ挙げるとすれば、チームの力を最大限に引き出し、まわりを巻き込んでいくこと。これに尽きるのではないかと考えています。(本書p9より)

 

ブランディングマーケティングについても学べる1冊ですが、今回はタイトルの通り、結果を出すチームをつくるために必要なことに注目します。

仕事を楽しむ

同社が商品開発において大事にしている言葉が「創る、楽しむ、わくわくさせる」。

創意に満ちたチャレンジや面白いアイデアは、仕事を楽しむからこそ生まれると仰います。

 

商品開発を楽しまなければ、ヒットにつながる商品は生まれないと思っています。(中略)

そういうときこそ、チームリーダーは「楽しむ」という商品開発の原点に立ち返る必要があります。(中略)

マーケティング担当者が「楽しんで創る」ことから、お客様のわくわくは生まれるのですから。(本書p34より)

 

まずは、リーダー自身が仕事を楽しんでいること。

自分が仕事に対してわくわくしていると、その気持ちは周りの人にも伝わります。

 

明快ですぐれたビジョンが人を動かす

商品開発をめぐり、ときには部署間での対立を乗り越えなければなりません。

「このような商品をつくりたい」と企画部が提案しても、「技術的に難しい」と製造部が突き返すこともしばしば。

 

そこで必要になるのが、ビジョンを明確にすること。

著者は、ある商品の市場シェアトップを取り戻すために、関係者全員の共感を呼び起こすようなビジョンを明確に示すことで、対立を乗り越えたそうです。

 

「『アーモンドチョコといえばグリコ』を取り戻そう」

 

(中略)このビジョンを掲げることによって、製造に限らず、研究所、技術、営業、広告、経営陣など関係するすべての部署が、力を終結させることができたと思っています。

(中略)明快ですぐれたビジョンは関係者を動かし、困難を乗り越える力を与えてくれるのです。(本書p81より)

 

ビジョンに人が集まる

ここまでの内容から、

 

・自分自身が楽しんでいること、わくわくしていること

・ビジョンが明確であること

 

が、周囲の人を巻き込み、協力を得ていくために必要な要素だと学びました。

(他にも多くの学びがありますが、詳しくは本書をお読みいただきたく思います)



私も、会社員から起業の道を選択したとき、一緒に立ち上げる仲間を探すことから始めました。

 

多くの人に私のビジョンを伝え続けてきて、

・私自身が楽しんでいるとき、わくわくしているときは、うまく相手に伝わった

・伝えれば伝えるほど、ビジョンが明確になっていった

という体感があります。

 

まわりを巻き込むといっても、相手に動いてもらうことだけを求めてはうまくいかないでしょう。

 

まずは、自分がいつもエネルギー高く振る舞い、ビジョンを磨きあげる。

人を集めるのではなく、ビジョンに人が集まるような自分になることが大切だと思い、私もビジョンを磨き続けています。



本書後半の内容は、後編にてお伝えします。

 

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※ ”結果を出すのに必要なまわりを巻き込む技術” はこちら

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