権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】赤めだか

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、落語家の立川談春(だんしゅん)さん著書「赤めだか」です。

落語界の天才とも呼ばれた立川談志(だんし)さんとの師弟関係が描かれたエッセイで、ドラマ化もされました。

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 引用元:https://geisposoul.com/tachikawadansyun/

 

談春さんは、高校生になるときにはじめて談志さんの落語を聴いて衝撃を受けます。

談志さんのもとで落語家になることを決意し、談春さんは17歳で弟子入りを認められます。

厳しい前座修行、個性の豊かな兄弟弟子たちとのドタバタ劇、二ツ目昇進を懸けた試験など、談春さんのさまざまな体験を通じて、師としての談志さんの厳しさや愛情が描かれています。

 

談志さんといえばその芸風から破天荒なキャラクターを想像しますが、

確かにそのイメージ通り、型破りなエピソードがたくさん語られています。

私は読み進めるなかで何度も笑ってしまいました!

 

一方で、その姿からは想像がつかない意外な一面もあることを知りました。

例えば、談春さんがはじめて談志さんから稽古をつけてもらったときの話があります。

お辞儀の仕方や扇子の置き方、話すときの声の大きさや目線にいたるまで、談志さんの教え方はとても親切であったそうです。

 

談志さんは、当時17歳の談春さんにこう教えます。

 

『よく芸は盗むものだと云うがあれは嘘だ。盗む方にもキャリアが必要なんだ。

最初は俺が教えた通り覚えればいい。教えるほうに論理がないからそういういいかげんなことを云うんだ。』

『俺がしゃべった通りに、そっくりそのまま覚えてこい。物真似でかまわん。それができる奴をとりあえず芸の質が良いと云うんだ。』

 

私も、起業をするうえでメンターの存在はとても大切であると感じています。何もわからないところから、進むべき道を指し示し、背中で明かすメンターのもとで学び続けてきました。

徹底的に学び、教わった通りに行動することで結果を作り、信頼を築いてきました。

 

談春さんの師への思い、また談志さんの弟子への思いも、

私自身の経験と重なりあうところがあって、とても興味深かったです。

私も、弟子を成功に導く良き師でありたいと同時に、これからも学び続け、師から期待される良き弟子でありたいと思います。

 

本のタイトルである赤めだかは、談志さんが飼っていた金魚のことを指しています。

このエピソードもとても面白いので、興味を持たれた方は読んでみてはいかがでしょうか。