【本】人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む勝利への哲学
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、原晋(はら すすむ)氏著書「人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む勝利への哲学」です。
著者は2018年の箱根駅伝で見事4連覇を達成した青山学院大学の監督で、
箱根駅伝ファンなら知らない人はもういないでしょう。
「ハーモニー大作戦」「ワクワク大作戦」「ダメよ、ダメよ大作戦」といったユニークな作戦名を毎年考案したり、
チームのテーマを「その一瞬を楽しめ」という決定したことやメディアへの露出から表面的にはおもしろくて明るい人、という印象を持つ人も多いと思います。
しかし、本書を読んで印象が180度変わりました。
「走るのは苦しい。せっかく走るなら楽しめるようにしよう。
そのために自分をしっかり管理できるようにしなさい」
「明るさや楽しさが表に出ていますが、陰では血のにじむような努力をしています」
と書かれており、読めば読むほど著者の圧倒的な努力と考える量、決めたことやり遂げる「覚悟」が伝わり、おもしろくて明るいキャラも、厳しいキャラも結果を作るために使い分けていることがわかりました。
また原監督が就任当初から掲げる三カ条として
・感動を人からもらうのではなく、感動を与えることの出来る人間になろう
・今日のことは今日やろう。明日はまた明日やるべきことがある
・人間の能力に大きな差はない。あるとすればそれは熱意の差だ
という言葉があります。
結果を作るために重要な要素の1つとして「コミットメント=熱意」が大事だと本には書いてあります。コミットメントは伝染するため、何をやるかよりも誰とやるかが大事だと私もメンターに教わりました。
本書には「チームにスカウトするのは能力が高い人ではなく、熱意がある人」とも記載されていました。「チーム=一緒にいる人」の重要性は学生時代にやっていた野球部の頃から体感しています。
現在も熱意のある最高の仲間に囲まれて感謝です。そしてより一層熱意を持って事業の発展と社会への貢献に尽力したいと改めて感じる一冊でした。