権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】論語と算盤と私

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引用元:http://www.amazon.co.jp/dp/B01M4GP0D7

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は朝倉祐介氏著書「論語と算盤と私」です。

朝倉氏は、元ミクシィCEOでご存知の方もいるかと思います。

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引用元:https://dot.asahi.com/aera/2013061200031.html

彼は中学卒業と同時に、オーストラリアに渡り騎手としての道を歩むも、怪我のため断念し、進路を転換することとなりました。

その後東大法学部を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーという外資系経営近コンサルティングファームで従事したのちに、起業の道へ進み、ミクシィのV字回復を牽引した異色の経歴の持ち主です。

 

そんな彼の体験も踏まえ、これからの時代、会社と個人がどうあるべきかを論じた一冊となっています。独特の語り口調で、軽快に読み進められます。

「会社」とは一体どのような概念なのか、という問いかけから本書は始まります。日本に「会社」が持ち込まれたのは、わずか150年程前と言われていますが、今やすっかり私たちの社会に浸透していますね。

「会社」は実態があるかのように振舞っていますが、現実にはフィクションに過ぎません。その「会社」の礎は、組織構成員である私たち個人個人にほかならないのです。

会社のフィクション性を鑑みるに永続性には疑問が残ります。そのことをあらかじめ認識し、我々個人は会社を渡り歩く、あるいは対峙する力を身に着けていく必要があるのです。

 

会社に安定を求めるのは、その会社が永続的に存続し、自分を雇用し続けるということへの「賭け」です。

夢破れても納得感と経験は残ります。であるならば、失敗を恐れて挑戦しないのはもったいないと思います。

朝倉氏は、人生はネタ集めの旅である、と述べています。

一度きりの人生、どうせなら悪くない人生ではなく最高の人生を送りたいですよね。

 

本書を読みながら、私自身事業立ち上げ当初のことを思い出しました。

薩摩には、「男の順序」という教えがあるそうです。

1.何かに挑戦し、成功した者

2.何かに挑戦し、失敗した者

3.自分は挑戦していないが、挑戦する人を手助けした者

4.何もしない者

5.何もせずに批判するだけの者

さて、あなたはどの者になりたいですか?

 

男性、女性の方問わず、ぜひ自分自身に問いかけてみて下さい。

【本】植物図鑑

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引用元:植物図鑑 - honto電子書籍ストア

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、有川浩(ありかわひろ)氏著書「植物図鑑」です。

著者の名前はみなさんも聞いたことや、もしかしたら読んだこともあるかもしれません。

図書館戦争」「フリーター、家を買う」「3匹のおっさん」など数々の作品が映像化されています。

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引用元:有川浩<著者アーカイブ>|KADOKAWA

かくゆう本作品も2016年に高畑充希さん・岩田剛典(三代目 J Soul Brothers)さんのW主演で実写映画化されていますね。

河野さやかと謎の男イツキの恋愛小説です。

 

主人公の家のごみ捨て場でイツキと出会い物語がスタートし、すんなり二人の共同生活が始まります。

(お気づきかと思いますが、共同生活=同棲です。)

読み進めていく中で、徐々に二人の距離が近くなっていくのです。

これは読んでからのお楽しみですね(笑)

 

本書のタイトルにもなっているように「植物」がキーワードになっています。

二人で外に出かけていくシーンも多く会話の中で、『雑草という名の草はない。すべての草に名前がある』という言葉にハッとさせられました。

私が知らないだけで、草にも名前はちゃんとありますし、そこに興味を持つか持たないかの差だけなんだ思いました。

 

草に限らず、人も同じで、周囲の人間関係を大切にしていこうと再認識できました。

普段目を向けないところに目を向けて歩いてみるのも新しい発見がありそうですね♪

【本】CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、宗次徳二(むねつぐ とくじ)氏著書

CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり」です。

宗次徳二さんは、CoCo壱番屋をはじめとする、株式会社壱番屋の創業者ですが、元々は喫茶店で働いており、そこで自分で考えてつくったカレーの売れ行きが良い事から、カレー屋を始めました。そして今までなかったカレー専門店をチェーン展開されたそうです。

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引用元:https://president-ac.jp/future_seminar/20150226

 

本書は、《お客様 笑顔で迎え 心で拍手》をテーマに、創業精神を忘れず、お客様第一主義の重要性はいつの世にも不変である事が描かれています。 

そして、1995年に出版された「繁盛させたければお客様の声を聞け!」を文庫化にあたり、お店が「お客様の声をどう活かすか」という一点にフォーカスし、改題・加筆修正した作品です。

 

特に私が注目したのは、

「成功のカギとなったもの」

「お客様の喜ぶ顔が見たい」

「繁盛の秘訣となったこだわり」

「アンケート葉書でお客様から学んだこと」

の部分です。

 

本書内に“お客様は常連であっても親しくしない”という事が書いてあり、常連客が鍵だと思っていた私には疑問がありましたが、読んで納得しました。

 

”どのお客様を見ているか”が大切だということです。

 

そして何より、お客様の意見、日にち、時間帯、年齢、性別を全てアンケートを取られている事と覚えておられる事がすごいなと感じました。

1982年創業、創業当時からの記録かは分かりませんが、事細かにお客様の言葉に耳を傾け続けていた徳二さんの想いが分かる一冊です。

 

この本を読んで、「心の満足」をもっと提供できる人間になろうと思いました。言葉、笑顔、思いやりある気持ちを第一に事業に取り組みます。

 

お客様の声が詰まったこの本はまさに教科書だと感じました。

【本】朝令暮改の発想

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引用元 :朝令暮改の発想 / 鈴木 敏文【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介鈴木敏文する本は、鈴木敏文(すずき としふみ)氏著書「朝令暮改の発想 仕事の壁を突破する95の直言」です。

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引用元  :https://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/040800233/

 

日本初のコンビニエンスストアセブン-イレブンの創業者として有名ですよね。セブン-イレブンの立ち上げから発展にいたるまで、鈴木氏が一貫して大切にしていた心構えとは。

おなじみの商品の開発秘話とともに語られる数々の直言には、私も経営者として身の引き締まる思いです。

経営のエッセンスが凝縮された一冊、といってもよいのではないでしょうか。

 

感想としてお伝えしたいことが山ほどあるのですが、今回はひとつ「挑戦」というテーマでお話しします。

 

本のタイトルにもなっている朝令暮改(ちょうれいぼかい)とは、

「朝に出した命令を夕方にはもう改めること」という意味の言葉です。

方針がころころ変わって定まらない様子から、もともとはマイナスのイメージで使われていたようですね。

 

しかし、鈴木氏はこの朝令暮改の発想こそが必要であると述べています。

『変化の激しい時代の優れた経営者の条件として、状況が変化したら、優れた計画であっても固執することなく一度まっさらにして、新しい計画に切り替え、素早く対応する。

たとえ朝に決めたことであっても、間違いだと気づいたなら、直ちに変更する。

それを「朝令暮改」というなら、臆することなく朝令暮改に徹すべきです。』

 

そして、過去の経験をなぞるような仕事の仕方ではなく、

絶えず環境が変化するなかで成長し続けるために必要なことが、「挑戦」であるといいます。

 

周囲の猛反対を押し切ってセブン-イレブンを創業し、当時の常識を打ち破るような仕掛けを次々と打ち出すために、さまざまな問題を乗り越えた鈴木氏の人生は、まさに挑戦の連続です。

 

『人はこれまで続けてきた仕事のやり方を変えなければいけない状況になっても、変えることを嫌がり、抵抗するものです。

初めは強く抵抗しても、新しいことに挑戦する意欲が芽生えてくると、誰もが前向きに取り組み始めます。

保守的になろうとする自分があることも認めながらも、新しいことに挑戦しようと意欲を持ち続ける。

それが人間本来の生き方ではないかと思います。』

 

私も、これまで事業が伸び悩んだときに、環境の変化のせいにしたくなることも正直ありました。

それでも、そういった変化は成長のチャンスであるとずっと教わってきて、自分を変えることで障害を乗り越え、事業を拡張させてきました。

だから、何をやってもうまくいく自分、その土台をつくるのが「挑戦」であると信じています。

 

本書が発表されたのは2008年ですが、昨今の技術の進歩にともない、今後ますます変化のスピードは速くなるでしょう。

鈴木氏のこの言葉を肝に銘じて、私も変化を楽しもうと思います。

 

『挑み続ける生き方こそが、人間にとっていちばん大切な財産』

Continue/SEAMO

 

こんにちは。権藤優希です。

読書もそうですが、心地よい音楽も感性を豊かにしてくれたり、時には自分を勇気づけてくれますよね。

皆さんはいかがでしょうか。

ジャンルにかかわらず、好きな歌やアーティストが皆さんにもあるのではないでしょうか。

 

主にポップスですが、私が好きな曲を時々紹介していきたいと思います。

 

真っ先に思い浮かぶのは、SEAMOの『Continue』です。

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画像引用元:http://www.amazon.co.jp/dp/B001DRMQCE

 

どこかで聴いたことがあるようなイントロから始まり、夢や目標を追いかけたくなるようなメッセージが心に響きます。

 

   『負けたら終わりじゃなくて  やめたら終わりなんだよね

     どんな夢でもかなえる魔法  それは続けること』

   引用元:http://j-lyric.net/artist/a033bdd/l00f055.html

 

起業して思いどおりにいかないことがあった時、私はこの歌にたびたび励まされてきました。

失敗することがいけないのではなくて、そこで足を止めてしまうことがいけないのだと、自分に言い聞かせてきました。

そして一緒に目標を追いかける仲間にも、あきらめずに続けていこうと、私の気持ちを伝え続けてきました。

 

どんな時でも私を奮い立たせてくれる、大好きな一曲です。

良いな、と感じてくださる方がいれば、私も嬉しく思います。

 

【本】増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は松村嘉浩氏著書「増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?ー日本人が知らない本当の世界経済の授業」です。

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引用元:https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/34967/report

マイナス金利や、イスラム国、AI、ビットコイン―。

IT社会がより高度化し、グローバル化が加速している現在、世界的にさまざまな事象が起きています。2008年に起きたリーマン・ショックも記憶に新しいですね(この出来事が私が起業を決意したきっかけの一つでもあります。当時、サラリーマン・ショックの略だと思っていたことは内緒です(笑))。

 

これからの世界、そして日本はどうなってしまうのでしょうか。漠然とした不安を感じる方が多いのも事実でしょう。

本書では、身近な題材から、世界経済の仕組みについてひも解いており、不安の正体について明らかにします。普段経済について馴染みがない方でも大変読みやすいです。

 

経済学部に通う女子大生の絵玲奈、不人気No.1の数理経済学ゼミを担当するオタクな内村教授による小説形式で、話が展開されていきますので、楽しく一気に読み進められます。

これからの時代は、セカイノオワリの始まりなのでしょうか。

“賢者の石”を使い果たした世界は、民主主義の限界を迎えつつも、さらに成長しようと”パンとサーカス”を提供して、だましだましでやってきました。しかし、そのひずみで起きたのが、9.11、リーマンショックイスラム国の台頭などです。

 

これから先、未来はどうなっていくのでしょうか。漠然と不安に思うだけではなく、しっかりと現実を直視し、未来を切り開いていくチカラが求められているのでないでしょうか。

 

私たちは、既に「新しい時代」にいるのです。これまでの常識にとらわれず、まずはどこでも通用する自分を築いていきたいですね。

私も本書を読んで、改めて自分がどこを見据えて事業に取り組んでいるのか振り返るきっかけとなりました。

 

興味を持った方は、ご一読を是非おススメします。

【本】日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方

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こんにちは。権藤優希です。

 

今日は田村賢司氏著書「日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方」という本を紹介します。

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引用元:「田村賢司」のニュース一覧: 日本経済新聞

日本電産株式会社といえば世界一のモーターメーカーですが、創業者永守重信会長兼CEOの新入社員から社長まで、全てのビジネスパーソンが体得したい普遍的な仕事の勝ち方が書かれた本です。

  

中でも、

第1章 仕事と情熱では、「物事の成否はまず、やる気で決まる。」

第3章 教育と成長では、「死力を尽くしたのか」

という言葉が印象的でした。

 

課題が明確に記載してあり、答えも具体的でとても分かりやすく、

課題だと感じている事が、どんどん解決していきます。本とは本当に価値がありますね。

 

すべてにおいて前提がすごいなと感じる部分が多く、仕事の前提、基準をマネしていこうと感じました。

圧倒的な結果を出す方はやはり圧倒的に仕事が早く、基準が高いです。

何事においてもそうですが、一つ一つの行動のスピードを上げていきます。