権藤優希の読書手帖

株式会社シーマネジメント代表、「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰を務める傍ら、読んだ本を中心に日常を書いています。

【本】USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4041106974

 

こんにちは。権藤優希です。

今回紹介する本は、森岡 毅(もりおか つよし)氏著書

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」です。

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引用元:https://diamond.jp/articles/-/156025

 

森岡氏は外資系企業でブランドマネージャーを歴任、そのマーケティングの実績を高く評価されて、2010年にヘッドハンティングによってユニバーサル・スタジオ・ジャパンに入社します。

 

来場者数が落ち込んでいたUSJの再建を託され、数々のピンチを乗り越えて驚異のV字回復を成し遂げます。

 

本書では、森岡氏がどのようなマーケティング手法を用いて、またどのような信念を持って困難に立ち向かったのか、USJブランドが大きく変化する様子とともに当時の状況がリアルに語られています。


大ヒットの裏にあった、崖っぷちというプレッシャー

2014年にオープンし、過去最高の集客記録を更新する原動力となった「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」には、実に450億円もの設備投資が必要だったそうです。

 

この構想を森岡氏が決意した2010年の時点では、資金も人材も限られていたといいます。

来場者数を増やして資金をつくるための施策を、2011年~2013年まで段階的に実施しなければならない。

しかしこれらのイベントにお金をかけることはできず、ひとつでも結果が伴わなかった時点で破産。

 

森岡氏は「9回裏ツーアウト」という気持ちで、寝ても覚めてもイデアを考え続けたそうです。

 

どうしたらやれるようになるかを考えてくれ!

はじめに大人気マンガ「ワンピース」のショーを大きく打ち出して集客の回復を図るも、直後の東日本大震災で来場者数が激減してしまいます。

 

絶体絶命の状況の中、キッズフリーパス、ハロウィーン・ホラー・ナイト、モンスターハンターとのコラボなど斬新な企画を次々に打ち立てます。

それまでのUSJの弱点であったファミリー層の取り込みに成功し、集客を伸ばします。

 

2013年にはそれまでの常識を覆す、後ろ向きに走るジェットコースターを考案します。

のちに日本のテーマパーク史上最長の待ち時間(9時間40分)を記録するこの大人気アトラクションも、構想段階では技術者たちの猛烈な反対があったといいます。

 

そんな時、森岡氏はこう言い放ったそうです。

 

『やらない理由、やれない理由ばかりを挙げてその意識に囚われるのではなく、どうしたらやれるようになるかを一緒に考えてくれ!』

 

目的が正しければ、追い詰められて駄目だと思っても、絶対に諦めずに執着し続けることで、苦境を打開するアイデアは必ず見つかる森岡氏は信じているといいます。

 

結果には原因がある

本書から私が学んだことが大きくふたつあります。

 

ひとつは「結果には必ず原因がある」ということです。

 

森岡氏はなぜUSJの来場者数が減ったのか、増やすためにはどうアプローチしたらよいか、常に原因を緻密に分析して必要な条件を割り出しています。

 

培ってきたマーケティングの技術のみならず、たびたび現場に足を運んでヒントを探したり、イベント誘致のためにモンスターハンターを600時間やり込んだりしています。

 

実績を上げるための "結果の原因" づくりに情熱を注ぎ続けていたからこそ、成功は必然と言えたのかもしれません。

 

批判をはねのける力

もうひとつは、自分が正しいと信じたことに従い、周囲の反対を押し切る力です。

 

森岡氏の施策は、「ハリウッド映画のテーマパーク」というそれまでのUSJのイメージから大きく変わるもので、当時の経営陣やコアなファンからは大反対をたびたび受けたそうです。

 

それでも、マーケティングに基づいた正確な分析と強烈な信念をもって、映画だけにこだわるという間違ったこだわりから脱却することが、集客の回復という最大の目的のために不可欠だ、と言い切ります。

 

森岡氏の姿勢からは、並々ならぬ覚悟を感じました。



私はマーケティングの専門知識はないのですが、「結果の原因を正しく把握すること」は大切だと、メンターからずっと教わってきました。

また、大きな結果をつくるためには、批判をはねのける力が必要なことも体感してきました。

 

それらがどれだけ大切であるか、本書からその価値を再認識できました。

 

どんな状況でも右肩上がりで成長を続けるために、日々努力して結果の原因をつくり続けていこうと思います。

 

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【本】スタンフォード式 疲れない体

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/B07DCPVB93

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、山田知生(やまだ ともお)氏著書

スタンフォード式 疲れない体」です。

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引用元:https://twitter.com/yama_tomo1

 

著者はスタンフォード大学スポーツ医局アソシエイトディレクター、アスレチックトレーナーです。

 

多数の五輪メダリストを輩出し、「世界最強のスポーツ大学」と呼ばれるスタンフォード大学のアスリートたちをサポートしています。

 

本書では、疲れを予防し、疲れからの回復を驚異的に早めて、常にベストパフォーマンスを発揮するための方法が最新のスポーツ医学の観点から書かれています。

一流のアスリートだけでなく、私たちビジネスマンにも実践できるようなエクササイズが紹介されていて、とても興味深いです。

 

疲れない秘訣は "呼吸" にあった

著者は、疲労予防の基本対策として「お腹を膨らませたまま息を吐く」という特殊な呼吸法を紹介しています。

これは神経の伝達を改善する、医学的にも根拠のある内容なのだそうです。

 

ハードな練習を繰り返すスタンフォードの選手たちがこの呼吸法を実践したところ、「疲れにくくなった」と言うのだから驚きです。

 

運動の他にも、睡眠、食事、マインドセットなど、いろいろな取り組みから疲れにくい体をつくることができると本書から学び、私もさっそく取り組んでみようと思います。


成功には負荷が必要

私が起業したての頃は、メンターから「まぶたが閉じる瞬間まで、ハードワーク」と教わったように、ギリギリまで負荷をかけて懸命に仕事に取り組んできました。

 

目標を達成したときに、私が40度近い熱を出していることに自分でも気づかなかったことがありました。

体力的にきつかったはずなのですが、成し遂げたい目標があって夢中になっていると、いろんな障害を乗り越えられるのだなと感じました。

 

だから今では、負荷をかけることが自分を成長させ、大きな結果をつくることにつながるという確信があります。

 

 

とはいえ、私も事業家として体調管理も仕事のうちだと認識しています。

常にベストを尽くせるように、心だけでなく体もメンテナンスしておきたいものです。

 

本書の疲労予防・回復法を実践して、さらにハードワークしていきます。

 

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【本】チャンスは1分おきにやってくる

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4839946183

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、平秀信(ひら ひでのぶ)氏著書

チャンスは1分おきにやってくる」です。

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引用元:http://www.improbic.com/home/hira/index.html

 

平氏は建設会社でサラリーマンとして20年勤められた後、工務店を立ち上げます。

起業からわずか2年で地域で一番のお店になり、3年で年商10億円を達成されます。

 

チャンスをつかみ取る人とは

チャンスは才能の有無に関わらず、どんな人にも平等に訪れると平氏は言います。

ですが、そのチャンスをつかみ取って結果を出す人には特徴があるのだそうです。

 

本書ではご自身の起業の経験から、チャンスをつかみ取る人の心構えとその方法を紹介しています。

 

仕事に全力で取り組むから、チャンスを与えられる

本書を通じて一貫して感じられるのは、どんな時も目の前の仕事に全力投球される平氏の勤勉さです。

 

サラリーマンの時には一級建築士を含む25個もの資格を取得され、住宅のコンクールやセールスでも数々の表彰を受けたそうです。

 

周囲の人の3倍の努力をして、他の人が面倒だと感じるような仕事も喜んで引き受けて、期待以上の結果にして返すなど、起業後に必要なスキルは会社の仕事に全力で取り組むことで養われたといいます。

 

 

こうした「準備」ができている人が、チャンスをつかみ取ることができる人なのだそうです。

特別なことは必要なく、目の前の仕事を、早く、正確に、きれいに行うこと。

仕事に対して真摯に取り組む姿勢が、自分を「チャンスをつかむ人」に整えてくれるといいます。

 

このことは、私がメンターから、

『小さなことに忠実な者は、大きな仕事を与えられる』

『誰もができることを、誰もがやらないくらいの量をやる』

と教わったこととつながり、能力ではなくて勤勉さ・マメさが結果を作る上で大切なのだとあらためて学びました。


新しいステージに進む

また、「決断しているときにしか成長はない」という一節が特に印象に残りました。

平氏は、選択肢で迷ったときの判断基準を次のようにするとよいと言います。

 

・居心地が良いか悪いか?→悪いほうを選ぶ

・難しいか難しくないか?→難しいほうを選ぶ

・他の人が行きそうかどうか→他の人が行かないほうを選ぶ

 

結果を大きく変えたいと望むならば、これまでの自分の居心地の良い場所に固執せず、新しい領域に一歩踏み出すことが大切だそうです。

 

私も、そのように思える経験をたくさんしてきました。

もちろん心に負荷がかかると思いますが、長期的に見て良い方を選ぶという決断や、その負荷(プレッシャー)こそがチャンスをつかむ力に変わるのだと感じました。



私も、いま取り組んでいる事業でさらに大きな結果を追い求めて、日々努力しています。

ある一定の結果を作り出したことは誇りですが、そこで慢心したり慣れてしまってはあとは腐るだけだ、と自分に適度な緊張感を課しています。

 

私自身がさらに次のステージに進んでチャンスをつかみ取っていこうと、平氏のメッセージが大きな力づけとなる一冊でした。

 

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【本】百発百中の引き寄せの法則

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引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4763160915

 

こんにちは。権藤優希です。


今回紹介する本は、斎藤一人(さいとう ひとり)氏、柴村恵美子(しばむら えみこ)氏共著

百発百中の引き寄せの法則」です。

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引用元:http://shibamuraemiko.com/

 

銀座まるかんの創業者で日本一の大商人とも呼ばれる一人氏と、一番弟子である柴村氏が考える「引き寄せ」について、思いのままに綴られています。

 

以前にも当ブログで紹介しましたが、もういちど読みなおしたのであらためて紹介したいと思います。

 

天国言葉の力

本書でまず印象に残るのは、「天国言葉」です。

 

前向きでポジティブな言葉や考え方が多いのは、一見するとつらくて苦しい状況でも、絶対に地獄言葉を使わない一人氏の教えを、柴村氏も大切にされているからなのですね。

 

いつも笑顔で、人を褒めるようないい言葉を使う。

そのことが幸せな出来事を引き寄せる大きなエネルギーになると、両氏はたくさん体験されたそうです。

 

ただ、言葉を変えただけでは不十分で、そこから行動を起こすことで初めて「引き寄せ」を変えることができるといいます。

 

都合の悪いできごとがあったときは

私も経営に携わる中で多くの考え方を学びつづけていますが、一番大切だと言われた考え方が本書にも書かれています。

 

『原因があって結果がある』

『あなたに起きている出来事には、必ずあなたに原因がある』

 

いい出来事が起こった時は、素直に受け取ることができるでしょう。

ただ、自分にとって都合が悪い出来事に遭遇した時に、この考え方ができるかどうかがポイントだといいます。

 

柴村氏は、自分の身に覚えのないことについては「きっと前世で蒔いた種が、いま実ってるんだな」ととらえて、楽しく明るく刈り取るようにするそうです。

 

不満や怒りの感情を持ったままイヤイヤ刈り取っていても、また別の悪い種を蒔くことになるらしいです。

なるほど、これはハッとさせられますね。

 

ものごとをどうとらえるかで決まる

私もメンターから「成功するかどうかは、ものごとのとらえ方(解釈)で決まる」と教わってきました。

 

特に、思った通りにいかなかったとき、上手くいかなかったときに、前向きで生産的な、次の改善につながるとらえ方ができるか。

他人や状況のせいにすることなく、自分の行動を変えてチャレンジを繰り返していけるか。

 

とにかく行動して、失敗からたくさん学んだ経験が、いまの私の自信を形づくっていると思います。

 

これからもとらえ方を学び、言葉と表情をコントロールして、望む成果に向かっていきます。

 

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【本】日本でいちばん幸せな社員をつくる!

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4797384956

 

こんにちは。権藤優希です。


今回紹介する本は、柴田秋雄(しばた あきお)氏著書

日本でいちばん幸せな社員をつくる!」です。

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引用元:http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/441

 

柴田氏は元ホテルアソシア名古屋ターミナルホテルの総支配人です。

30年ほど国鉄に勤められたのち、1994年に販売促進部次長としてホテル部門に異動されます。

 

4期連続で赤字だったホテルの売上を7期連続の黒字にし、同時に従業員満足度の上昇に大きく貢献されます。

 

再建のカギは "やさしさ" だった?

本書の副題は「"やさしさ"を大切にしたら人も組織も生まれ変わった」。

 

厳しい経営状況にあったホテルを、柴田氏がどのようにして再建されたかが本書で紹介されています。

その根本にあるのが「人の心をわかろうとするやさしさ」だといいます。

 

元気を取り戻す従業員たち

再建に取り掛かろうとした柴田氏は、社内の人員整理のときに「一人もクビにしないリストラをする」と決めます。

そして、全社員150人ひとりひとりと繰り返し面談をおこない、従業員がどうすれば幸せになるのかを考え続けたそうです。

 

全員の名前を覚え、ひとりひとりの良いところを見つけて、「よく頑張っているね」と声をかける柴田氏の姿勢に影響を受け、徐々に従業員たちのモチベーションは上がっていきます。

 

元気を取り戻した従業員たちは、どうしたらお客様に喜んでもらえるかを自発的に考えはじめます。

そして、既存のホテル業界の常識やマニュアルにとらわれない創意工夫に富んだサービスを次々に展開していきます。

 

すべての源泉は人である

柴田氏が一貫して大切にされていることが「すべての源泉は人である」ということです。

 

お客様を喜ばせようと新しい取り組みにチャレンジする従業員をまず自分が信用するから、従業員も「総支配人は本気で自分のことを信じてくれている」と感じ、楽しみながら仕事をするようになるのだそうです。

 

そして、ホテルにおけるお客様へのサービスも、働いている従業員が日々幸せを感じていれば自然と出てくるものだといいます。


目の前の人のことを理解しようとする

"やさしさ"という言葉はいろいろな意味を持っているかと思います。

 

私は本書を読んで、相手が従業員であれお客様であれ、「どうやったら目の前の人が幸せを感じられるか」と相手の理解に努める姿勢が、お互いの信頼を深めるうえで大切なのだと感じました。

 

ただ単にやさしくすればいいというものではなく、相手が自然と行動を起こしたくなるような働きかけをするという"やさしさ"は、心から相手に興味関心を寄せるからこそ伝わるのだなと、柴田氏のメッセージから学びました。

 

 

私もメンターの指導があってこそ今の自分があり、ともに経営を学ぶ仲間たちは本当の家族のように思っています。

すべていろんな人とのご縁でつながっていて、たくさんの人に支えられているのだと感じます。

 

「義理人情を大切にする」と教わってきたことをこれからも肝に銘じます。

そして、何よりもまず私自身が「人」の持つ可能性を信じて、一緒に楽しみながら成果をつくっていきます。

 

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【本】海賊とよばれた男(漫画版)

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こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、百田尚樹(ひゃくた なおき)氏原作「海賊とよばれた男」の漫画版です。

 

私は原作の上巻下巻とも読みましたが、その圧倒的なスケールは漫画でも味わうことができます。

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引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4062175649

 

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引用元:https://entertainment-topics.jp/16749

 

百田氏は放送作家を経て、2006年に「永遠の0」を発表、小説家としてデビューされます。

 

本作は2012年に出版、本屋大賞を受賞されたベストセラーで、映画化もされました。

数年前には百田氏の講演を直接お聴きする機会があり、とても興奮したのを覚えています。

 

 

海賊とよばれた男」は、出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした主人公、国岡鐡造の一生を描いた物語です。

戦後の東京を舞台に、石油販売の会社「国岡商店」と、国岡鐡造とともに国岡商店で働く人々たちの成長と戦いが描かれています。

 

私も原作を読んで、戦後の日本の石油事情・経済事情がどれだけ厳しいものだったかということを知りました。

過酷な状況の中、国岡鐡造は店主として、また誇り高い日本人として、国岡商店ひいては日本の再建に挑みます。

 

その並々ならぬ熱意が、原作でも漫画でも一貫して伝わってきます。

 

「ひとりの馘首もならん!」

…会社再建のためにリストラせざるを得ないような状況でも、社員は家族同然であるとして、ひとりもクビにすることなく会社再建を目指します。

国岡商店には出勤簿がなく、国岡鐡造がいかに社員を信頼していたかがうかがえます。

 

「厳しい環境だからこそ、そこに勝機があるんだ」

…厳寒の地・満州鉄道の車軸油として、強国アメリカの石油製品より高品質な油を開発し、販路の拡大に成功。

以降も、日本の会社として海外の石油会社の支配に負けないよう立ち向かい続けます。

 

「勝つとわかっていたものを勝っただけの事。喜びはない」

…”日章丸事件”として有名な、イランの石油を極秘に買い付けた一連の騒動。

イギリスの会社から訴えられるもそれを退け、国岡商店が裁判に勝ったときの国岡鐡造のひとこと。

危険が伴ったり周囲の反対があっても、商売人として、正義に基づいて本当に正しいと思ったことを貫き通す情熱が凄まじいです。

 

ビジョンを掲げて、仲間とともに進む

私も経営を学ぶなかで、「社長業はビジョンを語る」と教わりましたが、物語に出てくる国岡鐡造の一貫したパワー、やると決めたら必ずやり遂げる情熱にとても感銘を受けました。

 

過酷な状況であっても、国岡鐡造が掲げるビジョンに共感し、会社と日本のために泥まみれになって働く仲間たちの姿には背中を押される思いです。

 

 

大きな理想を描いて、その実現のために誰よりも一番ハードワークをするから、同じ思いを持った仲間が集まってくるということを私自身が身を持って学んでいます。

 

本書の登場人物は、国岡鐡造だけでなく、社員ひとりひとりがそのような情熱を持ち、一丸となって働く姿がとても印象的です。

 

いま私と一緒に経営を学ぶ仲間も、努力を惜しまない本当に素敵な人たちばかりで、心から嬉しく思います。

そんな仲間とともに早く豊かになるためにも、私自身がさらに大きな理想を掲げて、言ったことをやり抜く人生にしていきます。

 

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【本】リクルートのDNA

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参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4047100870

 

こんにちは。権藤優希です。

 

今回紹介する本は、リクルートの創業者である、故・江副浩正(えぞえ ひろまさ)氏著書

リクルートのDNA」です。

(本書の発表は2007年で、江副氏は2013年にお亡くなりになりました)

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引用元:https://president.jp/articles/-/3207

 

江副氏は東京大学在学中に大学新聞の広告代理業を手掛け、23歳のときに現在のリクルートの前身である広告会社を創業しました。

 

1988年のリクルート事件の発生までの30年弱にわたり、リクルートを大企業に成長させつづけた起業家です。

 

リクルートの立ち上げからさまざまな事業の失敗など、江副氏がご自身の体験から感じた「起業家精神とは何か」が、本書の副題になっています。

 

2000人の社員のあだ名を覚える

自由闊達という風通しのよい企業風土を創り上げるため、江副氏は現場の人との対話を大切にされていたといいます。

 

創業15年目までは2000名の社員の名前を全て覚え、ニックネームで呼んでいたそうです。

 

会社のトップに自分の名前と能力を覚えられ、期待されていると社員が感じれば、仕事に対するやる気は自然と高まると信じていたそうです。

 

江副氏が考える「成功する起業家の20カ条」の中に、このような内容があります。

 

『人がついてくることが大切だが、そのためにはまず自らを磨くこと。

必ずしもカリスマ的魅力がなくても、人がついてくるやり方を身につけることはできる。

重要なことはメンバーの誰よりも優れた仕事を熱心にしていて、それを継続していることである。』

 

期待から関わる 

本書から多くの学びを得ましたが、私が強く感じたことは「人を信じて、期待から接すること」です。

 

当然ながら、私一人では大きなことは成しえません。

いまの私を支えてくれる周りの方々の力添えがあってこその今だと思います。

 

周りの人の協力は必要だけれども、他人を変えることはできません。

私自身、自分の正しさや要求を周りの人に押し付けてしまい、失敗した過去があります。

 

その体験から、私はこう学びました。

「他人は変えられない。

いまの私にできるのは、目の前の人を信じる!と私自身が決めること」

 

私自身が、周りの人を信じて期待を込めて接するように行動を変えたときからでしょうか。

周りの人の表情が明るくなり、お互いにのびのびと仕事できるようになって、成果が上がったと感じたことがあります。

 

期待から信頼関係を紡ぐために必要なことが、江副氏のメッセージにある「自らを磨くこと」「誰よりも仕事を熱心に、継続すること」なのだと思いました。



さらに大きな目標を成し遂げていくためにも、自らを研磨しつづけ、周りの人を信じて仕事に集中していきます。

 

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