【本】できる人は必ず持っている 一流の気くばり力(後編)
こんにちは。権藤優希です。
昨日に引き続いて、安田正氏の
「できる人は必ず持っている 一流の気くばり力」を紹介します。
気くばりができる人の"サービス精神"
気くばりの根本にあるのは「相手を喜ばせたい」という心、すなわちサービス精神であるといいます。
その人がいるだけで場の雰囲気が明るくなったりする、なんて人が皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。
サービス精神が旺盛な人は、親しみやすく多くの人から好かれるのだそうです。
"話を聞いている"というプレゼント
会話を盛り上げるコツとして、3割増しのリアクションを心がけるという例が紹介されています。
人は誰でも自分の話を聞いてもらいたいと思っているので、聞き手のときにわかりやすいリアクションをすることで、『自分の話が、楽しまれている!』という快感を相手にプレゼントできるといいます。
・わあ!すごい!などの感嘆語を、表情をつけて話す
・相手の話したことを繰り返し、ポジティブなコメントをつけて返す
・相手のペースに合わせて、うなずきやあいづちを自然にする
うなずきについては、著者も特に大切にされているそうです。
著者が社会人になって間もない頃、先輩の商談に同席し、商談後に先輩から
『君は商談中、先方の話に対してまったくうなずいていなかった。君はもう来なくていい。』
と言われてしまったそうです。
この経験から、話を聞く姿勢の大切さを痛感され、話の聞き方には細心の注意を払うようにしているといいます。
コミュニケーションは人生の潤滑油
私も、事業を通じてコミュニケーションの力を磨いてきました(まだまだ伸びしろがあると思っています)。
コミュニケーションが上手であることは、人生で出会う人たちとの関わりを潤滑にしていくと教わってきて、話の聞き方やリアクションの仕方もトレーニングを通じて養ってきました。
本書の内容に特別に難しいことはなく、すぐにアクションを起こせるものばかりで、とても興味深い内容でした。
私も、たくさんの人に喜んでもらえるような人になるべく、さらに自分を研磨していきます。
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【本】できる人は必ず持っている 一流の気くばり力(前編)
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、安田 正(やすだ ただし)氏著書
「できる人は必ず持っている 一流の気くばり力」です。
安田氏の著書で、以前「かわいがられる力」を紹介しました。
すべての仕事は気くばりに始まり、気くばりに終わる、と言っても過言ではない。
このフレーズから始まる本書では、著者が独立されてからさまざまな人との仕事を通じて体感された気くばりの大切さと、具体的なビジネスシーンにおける実践の方法を紹介しています。
気くばりとは何か
気くばりと言っても特別に難しいことではありません。
一歩先を読んだり、相手の気持ちに寄り添ったりする姿勢がベースにあるのだそうです。
著者の昔の体験として、顧客と食事をした例が紹介されています。
先方に食事をご馳走になったにも関わらず、お礼の連絡をすることを忘れてしまい、3日後に慌てて電話をかけたそうです(以降、その顧客との取引はなくなってしまったそうです)。
スピーディーで丁寧なお礼がいかに大切かを痛感したことで、お礼の返事を「すぐに」送るようになったといいます。
喜ばれる秘訣は「すぐに」動くこと
このことは私自身も日頃から特に意識しています。
以前、メンターに食事をご馳走になりました。
私はすぐにお礼のメールを送ろうとしたのですが、送信ボタンを押そうとした瞬間に、メンターの方から先に「一緒に食事をする時間を作ってくれてありがとう」とメールが届いたときはとても驚きました。
お金を出していただいているのに、このスピードでお礼を送るというメンターの振る舞いを見て、こういう人だからこそ一緒にいたい、一緒に仕事がしたいと思われるのだと学び、私もそう心がけてきました。
思っていることは、行動で示す
また、本書で著者が挙げているポイントの中で、特に印象に残った一節があります。
『いくらあなたがやさしい心を持っていても、行動でそれを示さなければ、相手にはわかりません。
目に見える行動を伴わなければ、その気くばりは「ない」のと同じことです。』
私もメンターから「思っていることは行動に移してはじめて伝わる」とずっと教わってきました。
例えば、電車でお年寄りの方に席を譲ろうと思っていても、周りの目が気になるなどでもし声をかけられなかったとしたら、譲る気がなかったとみなされても仕方がないのですね。
思っているのであれば、きちんと行動で示す。
わずかな違いではありますが、大きな結果の差を生む要素として、大切にしようとあらためて感じました。
後半の内容と感想は、後日述べたいと思います。
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【本】逆境を笑え 野球小僧の壁に立ち向かう方法
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4163900411
こんにちは。権藤優希です。
私は野球が大好きで、福岡出身なので、ソフトバンクの大ファンです。
「逆境を笑え 野球小僧の壁に立ち向かう方法」です。
引用元:https://dreaming-baby.com/sports/p1895/
川崎選手は福岡ソフトバンクホークス、アメリカ大リーグのマリナーズ、ブルージェイズなどでプレーした、日本球界を代表する選手です。
本書では、幼少期からプロ入りまで、また憧れであり目標でありライバルでもあるというイチロー選手との出会いなど、川崎選手の野球に懸ける思いが率直に語られています。
挑戦には困難がつきもの
本書のタイトルに「逆境」とありますが、新しい環境で新しいことに挑戦するときは困難がつきものです。
川崎選手もプロ入り1年目は、そのレベルの高さに圧倒され、野球を辞めることも頭をよぎったそうです。
それでも「いい練習を続けていれば必ずいいことが起こる」と思えるように変わり、ひたすら練習に練習を重ねたといいます。
そしてプロ2年目に初めて一軍の試合に出て以降、ソフトバンクを牽引する選手として活躍されます。
川崎選手の生き方
困難を乗り越えた経験は、メジャー移籍直後の大きな壁を乗り越える原動力にもなります。
・「できません」って言うのか、「できます」と言うのか。全然できないのはわかってても、やろうとすること。
・やせ我慢する。言い訳しない。強がる。
・もがき苦しんで、やっと自分らしい生き方を見つけたから、あとは目指す方向を指す光に向かって進むだけ。
川崎選手の熱い生き方が伝わってきますよね。
イチロー選手から学ぶ
また、2006年第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場した川崎選手は、ともに日本代表となったイチロー選手のそばに常にいて、メンタルコントロールや野球の技術を貪欲に吸収しようとしたそうです。
圧倒的なプレッシャーの中でも結果を出すイチロー選手から数多くのことを学び、自らを叱咤激励するマインドを培ったといいます。
私もこれまで、メンターからこのように教わってきました。
・努力する「量」が増えるから、「質」がともなってくる
・お手本となる人のそばにずっといて、学ぶこと
プロと呼ばれる方や結果を作り続けている方の努力「量」は、すさまじいものがあります。
また、欲しい結果をすでに手にしている方から素直に学ぶことの大切さは、私も日々体感しています。
余談ですが、先日早朝に、仲間たちと近くの公園で草野球をして汗を流してきました。
野球をすると、全力で白球を追いかけていた学生時代を思い出しますね。
今もそれに負けないくらい全力で、事業の目標を追いかけていきます。
川崎選手の全力さが伝わってくる、熱い一冊でした。
特に野球が好きな方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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【本】ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、木村康宏(きむら やすひろ)氏著書
「ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら」です。
著者はラーメン専門のコンサルティング
著者は大学在学中に著名な経営コンサルタントに師事。
大手コンサルティング会社勤務を経て、ラーメン業界専門の経営コンサルティング会社である(株)繁盛塾を設立されます。
10年以上に渡って多くの有名ラーメン店の経営に携わり、また年間600杯以上のラーメンを食べるプロフェッショナルです。
復活を目指すラーメン屋のストーリー
本書は、著者が実際にコンサルティングをおこなってきた体験に基づいて作られたストーリーです。
頑固一徹の親父・大二郎が仕切るラーメン屋「大力屋」は、かつては地域で一番の繁盛店だったものの、今は閑古鳥が鳴く状態。
店の売上を心配するひとり娘の春香は、大学の講義で出会った敏腕コンサルタント・澤村に助けを求め、お店の再建を目指します。
コンサルタントから教わった"経営のエッセンス"
細部はラーメン屋に特化した内容ではありますが、澤村の助言には経営のエッセンスが詰まっています。
・美味しいだけでは売れない。良い商品を取り扱っている人ほど、その商品に甘えてしまう。「売る」ための努力をすること
・どんなビジネスでも、それがどのような存在かという「あり方(コンセプト)」が大切
・過去のできごとは、何が起きたかではなく、何を教えてくれるために起きたのか、が大切
物語形式で書かれているのでとても読みやすく、家族やお店のスタッフたちが一致団結する姿に思わず感情移入してしまいました。
素直に受け取り、行動に移す
私が本書で感じたのは、「素直であること」の大切さです。
はじめは頑なに自分の考えを変えなかった大二郎ですが、徐々に心を開いて、助言を受け入れるように変わっていきます。
澤村の言うこと、すなわち著者の考えとして、成功する人には次の3つの要素が備わっているのだそうです。
(1)素直
(2)プラス発想
(3)勉強好き
私自身、結果を作っている人から謙虚に学び、教えてもらった通りに素直に行動することで、事業を拡張させてきました。
経営を学ぶ上で、素直さと向上心をこれからも持ち続けようと思います。
そして一緒に事業を立ち上げていく仲間も、本書の登場人物たちのように素直でハートが温かいです。
仲間とともに拡張していくイメージが湧く、素敵な一冊でした。
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【本】魔法のコンパス 道なき道の歩き方
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、西野亮廣さんの著書
「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」です。
当ブログでは以前、「革命のファンファーレ」を紹介しました。
こちらもとても学びの多い一冊です。
お笑い芸人の枠にとらわれることなく、絵本作家、イベンターなどさまざまな斬新な仕掛けを提供され続けています。
本書では西野さんの体験を中心に、どのような思いで新しい企画を次々と実現させてきたのか、ストレートに語られています。
引用元:http://careersupli.jp/career/nishino/
発想の転換と、圧倒的な行動力
2015年、渋谷のハロウィン後にゴミ拾いをするイベント「ゴーストバスターズ」は、ゴミが散乱することを逆手に取って呼びかけたイベントで、500人以上の参加者を集めます。
ゴミを出すな、と普通に警告してもゴミが散らかるという"向かい風"があるなら、その風をむりやり押し返すのではなくて利用してしまえばいい、という発想には驚きです。
また、ニューヨークで独演会を開くための資金調達の方法を思案しているときに、後輩芸人から「お笑いライブのDVDを会社が出してくれない」と相談を受けたそうです。
DVDは3000枚売れないと元が取れない、という会社の言い分に疑問を感じた西野さんは、DVDを製作している工場に直接尋ねたところ、費用の9割以上が販売委託料や流通にかかるコストであることを知ります。
それを聞いた西野さんはすぐに、流通に乗せない自分のライブDVDを作り、自らライブ後に手売りすることで、ニューヨーク公演の費用をまかなうことができたそうです。
このような、実体験に基づいた西野さんの鋭い考え方と行動力にはハッとさせられますね。
信用を勝ち取り、盛大なイベントを開催
私が一番印象に残ったのが、2015年に青山で開かれた個展「おとぎ町ビエンナーレ」のエピソードです。
普通の個展ではなく、「町を作る」というテーマで作られた個展なのだそうです。
ライブステージやキッズスペース、カフェやビアガーデンがあり、アイリッシュ音楽が流れている…西野さんの感性を具体化した「町」を作り、そこに西野さんの作品が飾られます。
多様なイベントを開催する集客力、人気・信用をお金に変える資金調達力、ともに企画を盛り上げるセカンドクリエイターとの協力など、これまでのノウハウを総動員したという「おとぎ町ビエンナーレ」は、来場者数が1万人を超えたといいます。
引用元:https://mag.camp-fire.jp/9966/
本書を読み、私は次のことが大切だと感じました。
・既存の常識にとらわれない考え方
・周囲の批判に臆することなく、実現するまで行動する力
(西野さんは、逆に批判さえも、自分がやりたいことを世に認知させる有効な手立てだと考えているそうです。)
・信用を勝ち取る努力
私も起業した直後は集客と資金調達の基礎から学んできましたが、西野さんのように「信用」を高めて積み重ねていくことがいかに大切か、日々の仕事を通じて実感しています。
つねに挑戦し続けることの面白さ、ワクワクする気持ちを呼び起こしてくれる素晴らしい一冊です。
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【本】今日が人生最後の日だと思って生きなさい
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4776208954
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、小澤竹俊(おざわ たけとし)氏著書
『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』です。
引用元:https://kore-karada.jp/201803284192/
著者はホスピス医として、ホスピス病棟勤務や在宅クリニックの開業を通じ、人生の最終段階を迎えた患者への医療に携わりつづけています。
2800人以上の患者を看取ってきた体験から感じた人生観と、「できるだけ穏やかな気持ちで日々を過ごし、最期を迎えてほしい」という思いが語られています。
患者の苦しみを解消したいが…
余命が長くないと知らされた患者やその家族のショックは計り知れないものがあります。
あるいは病気で体が不自由になり、食事やトイレもできなくなった患者から「人に迷惑をかけるくらいなら、早く死んでしましたい」と言われたことが何度もあるそうです。
どうにかして患者の苦しみを和らげたい、と著者はいろいろな分野の勉強をされますが、実際の医療の現場ではすべてを解決することはできなかったそうです。
自分は無力でもよい
「医者である以上、患者の役に立たなければならない」という思いから「自分は無力である」と悩んでいたそうですが、あるとき「無力でもよいのだ」と気が付いたといいます。
医者とはいえ生身の人間、できることには限りがあります。
無力な自分を受け容れ、「患者の問題をすべて解決すること」ではなく「ひとりの人間として、患者に関わり続ける」ことが大切だと思い至ったそうです。
価値のない人などいない
そこから、「この世に生きているだけで意味があり、平凡で価値のない人などいない」と実感するようになったといいます。
この考え方を大切にしながら、患者や家族に対して、その人にとって大切なものを見い出せるように関わります。
はじめは治療を拒否して悩み苦しみを抱えていた患者も、著者の熱心な関わりに徐々に心を開いていきます。
「自分の人生にはこんな価値があったんだ」
「健康なときは気が付かなかったけど、自分を支えてくれるものがあったんだ」
と自らを肯定できるようになり、穏やかで安心した気持ちで余生を過ごせるようになるのだそうです。
死を目前にすると、人は自分にとって本当に大切なものが何なのかを真剣に考えます。
本書のタイトルは、自分にとって大切なものに気が付いてほしい、という著者のメッセージの表れなのですね。
まずは、いまの自分を受け容れる
本書を読み、医者という決して簡単ではない職業でご自身の使命を見い出し、周りの人に生きる気持ちを与え続ける著者の姿勢に、とても心を動かされました。
必死に努力を続けるなかで、ときには理想と現実のギャップに悩まされることもあるかもしれません。
そこで無力だと感じても、駄目だと思わずに「ありのまま」それでよいのだと受け容れるところから、急速に変化できるのだと学びました。
私も仲間と一緒に事業の拡張に励むうえで、どんな人にも強みや可能性があり、その可能性を信じることを大切にしてきました。
そして、その人が持つ可能性に自分で気が付いてほしいと、私自身が一日一日を大事にしながら、さらに大きな成果をつくることで明かしていきます。
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【本】棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか
参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4864104484
こんにちは。権藤優希です。
今回紹介する本は、プロレスラーの棚橋弘至選手の著書
「棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか」です。
引用元:https://www.njpw.co.jp/profiles
棚橋選手は立命館大学を卒業後、1999年に新日本プロレスに入門します。
2006年にIWGPヘビー級王座に輝くなど、数々のタイトルを獲得され、「100年に1人の逸材」としてプロレス界を牽引されています。
プロレスの人気を取り戻すまで
棚橋選手が入門された90年代後半は、アントニオ猪木さん、ジャイアント馬場さんなどの有名な選手が活躍し、プロレスの人気が高かったです。
しかし、2000年代に入るとスター選手が次々と引退・退団してしまい、格闘技の人気はK-1やPRIDEに奪われてしまいます。
本書では、棚橋選手が新日本プロレスの低迷期をどのように乗り越えてプロレスの人気を取り戻したのか、ご自身の経験とともに語られています。
ものごとを肯定的にとらえる
プロレスファンの減少を食い止めようと、運営会社は新しいイベントを次々と試みます。
新しい企画に「乗れない」というレスラーもいるなか、棚橋選手は「肯定」から入ることをずっと大切にされたそうです。
『闘うテーマは、会社から与えられるものをただ待っているのではなくて、自分から見つけていくものだ!』
新しい試みに自分から積極的に乗っかっていくことで、プロレスラーとしての幅が広がったといいます。
逆風に立ち向かった3年間
ですが、運営会社による対戦カードのドタキャンや選手の退団が相次いで発生してしまいます。
『何が何でも新日本をよくしていくんだ!』
という情熱をもって全力で試合に臨んだにもかかわらず、棚橋選手は観客からブーイングを浴びる時期が3年近くも続いたそうです。
追い込まれそうになったときは、このように考え方を変えて気持ちを切り替えたといいます。
『よし!この逆風をどうやって逆転していこうか?』
『僕に大ブーイングがくるということは、対戦相手には大コールがきている。試合を盛り上げられたのだから、いいじゃないか』
自分自身が看板になる
転機となったのは、2007年のタイトルマッチだそうです。
対戦相手から「チャラ男」と言われたことをヒントに、どうすれば自分の、そしてプロレスのファンが増えるかを考えます。
そこで、まずは棚橋弘至という人間、つまり自分自身をプロモーションしていくことを構想したのです。
地方興行を全力でこなしながら、ラジオ出演、SNSでの情報発信、協力会社との食事会などを通じて、積極的にファンとの交流を深めていきます。
そして「棚橋弘至」に興味を持ってもらってから、プロレスに興味を持ってもらい、会場に足を運んでもらうよう、懸命な努力を続けます。
その成果が現れ、2011年に仙台で行われたタイトル防衛戦では3000人以上の会場を満員にして、試合は大いに盛り上がります。
この仙台での試合が、棚橋選手にとって一番思い出深い試合なのだそうです。
絶対にあきらめない
私は本書を読んで、どんな困難な状況であっても言い訳を一切せず、絶対に自分が成し遂げていくんだ!という棚橋選手のとらえ方、情熱、ひた向きさにとても感銘を受けました。
自分の味方をしてくれる人がたとえ少なくても『絶対にあきらめないで続けてきた』という棚橋選手の体験から、私も事業で目標を追いかけるうえで、あきらめずに成功するまでやり続けようと心に刻みました。
プロレスに懸ける思いはもちろんのこと、仕事に取り組む姿勢も学びになる点がたくさんあります。
おすすめの一冊なので、ぜひ読んでみてほしいです。
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